車の運転の様子を撮影して動画共有サイトへ公開しているのですが、使っているカメラマウントキットはどんなものを使っているのか、またカメラマウントキットをどの様に車載してどのような映像になるのか教えて欲しいと言う問い合わせが有りましたので「車情報車大好き」の運営者が使っているカメラマウントキットを紹介及びどのシーンで使っているのかご紹介させて頂きたいと思います。
2017年4月補足情報、一部リヒター製品製造中止のカメラマウント有り。ご了承の程お願い致します。
- 1 デルキン Fat Gecko 吸盤式カメラマウント DDFG-SCTN 2点支持マウント 吸盤式カメラマウント
- 2 Fat Gecko 2 スペック
- 3 Fat Gecko 2 使い方
- 4 ケンコー・トキナー 三脚・クランプ両用 クランプポッド プロ100
- 5 ケンコー・トキナー 三脚・クランプ両用 クランプポッド プロ100 スペック
- 6 ケンコー・トキナー 三脚・クランプ両用 クランプポッド プロ100 使い方
- 7 ANDECHSyou カメラ スタンド ゲル吸盤式 AN-CS02G
- 8 ANDECHSyou カメラ スタンド ゲル吸盤式 AN-CS02G スペック
- 9 ANDECHSyou カメラ スタンド ゲル吸盤式 AN-CS02G 使い方
- 10 ヒロチー ゲル吸盤(強力頑丈タイプ) ヘルベルト・リヒター 対応
- 11 ヒロチー ゲル吸盤(強力頑丈タイプ) ヘルベルト・リヒター 対応 スペック
- 12 ヒロチー ゲル吸盤(強力頑丈タイプ) ヘルベルト・リヒター 対応 使い方
- 13 リヒターアダプター
- 14 リヒター グースネック2 ロング
- 15 リヒター グースネック2 ロング スペック
- 16 リヒター グースネック2 ロング 使い方
- 17 リヒター・グースネック・マウント 1
- 18 リヒター・グースネック・マウント 1 スペック
- 19 リヒター・グースネック・マウント 1 使い方
- 20 リヒター・スイベル・サクションマウント1
- 21 リヒター・スイベル・サクションマウント1 スペック
- 22 リヒター・スイベル・サクションマウント1 使い方
- 23 リヒター・ミニ・グリッパー
- 24 リヒター・ミニ・グリッパー スペック
- 25 リヒター・ミニ・グリッパー 使い方
デルキン Fat Gecko 吸盤式カメラマウント DDFG-SCTN 2点支持マウント 吸盤式カメラマウント
「デルキン Fat Gecko 吸盤式カメラマウント DDFG-SCTN」は一番良く使います。巨大で重たいのですが車内の何処の場所にでも取り付けする事が出来ます。製品価格も一番高価なのですが頑丈で長持ちするのでコストパフォーマンスは良いと思います。
Fat Gecko 2 スペック
カメラ取り付けアダプター不要、カメラ取付部ネジ式。重量は約570g、角度調節可能吸盤二個付き(球面にも対応)、メインのアーム(赤い枠)の長さは約135mm、全体の長さ約200mm、横幅約200mm。アーム可動部分は2箇所、可動角度は概ね360度対応ですがアームにカメラがあたったりするのでカメラの可動範囲はビデオカメラの大きさや設置位置に左右されます。
Fat Gecko 2 使い方
このカメラマウントは車のリアウィンドウに取り付けて、MT運転時のシフト操作やステアリング操作の様子を動画を撮影するときに使います。
リアウィンドウにカメラを車載させた時の映像はこのように撮影する事が出来ます。但し広角レンズを使ったカメラでは無いとこの様に車内全体的に撮影する事が出来ません。
ケンコー・トキナー 三脚・クランプ両用 クランプポッド プロ100
これはマウントキットでは無くて、何処にでも設置できる三脚と言うイメージです。私はこのカメラを使ってクラッチとブレーキとアクセルワークを撮影する時に使います。使い勝手は良いのですが峠等でこれを使って撮影する場合はカメラが転倒してしまうのでワインディングでの撮影には固定する工夫が必要です。また車外にカメラを置いて撮影する三脚としても使う事が出来ます。
ケンコー・トキナー 三脚・クランプ両用 クランプポッド プロ100 スペック
カメラ取り付けアダプター不要、カメラ取付部ネジ式。重量は約800g、角度調節可能吸盤二個付き(球面にも対応)、折りたたんだ時の全長(赤い枠)は約270mm、横幅最大約115mm。フロアに設置させる時、開脚させた時の高さは約130mmですが調節可能。横に開くクワガタのハサミの様な部分の最大幅は約155mmです。
撮影アングルアーム可動部分は3箇所(青い矢印)。赤い矢印はカメラを固定する際に挟んで固定する可動ネジです。
ケンコー・トキナー 三脚・クランプ両用 クランプポッド プロ100 使い方
カメラの角度はいろいろ設定出来ます。
180度対応の可動部分のトップには左右5度程遊びがあります。
私がアクセルワークとクラッチワークそれにブレーキワークを撮影する時に設定するカメラアングルです。
運転席下に設置した状態。万が一ブレーキペダル下に挟まってしまう恐れがあるので(減速時出来ず事故に繋がる恐れがある)くれぐれもこのアングルでの撮影は自己責任でお願いいたします。
上記のアングルで実際に撮影した映像です。
ANDECHSyou カメラ スタンド ゲル吸盤式 AN-CS02G
これは一番使い勝手のいい、ゲル吸盤式カメラマウントです。吸盤の所が耐震で使われる家具転倒防止に使われるゲル素材が用いられているので基本的に何処にでもくっつける事が出来ます。ただ、ゲルの耐性が二年程度と言う情報があり、長く使う事は出来ません。ただとても価格が安いので二年で買い替えする必要があってもコストパフォーマンスは抜群と言えます。
ANDECHSyou カメラ スタンド ゲル吸盤式 AN-CS02G スペック
カメラ取り付けアダプター不要、カメラ取付部ネジ式。重量は約120gです。可動部分は赤い矢印二箇所が垂直方向に角度を調節する事が出来ます。根本の場所は約180度、2番目の可動場所は270度程度まで調節出来、青い矢印のネジを緩めると上にボールジョイントの可動部分が180度カメラアングルを調節させる事が出来ます。
高さは下写真の様に折りたたんだ場合は最長約100mm(ネジの突起部分含む)、第一と第二可動部分を全て伸ばした場合は約140mmです(ネジの突起部分含む)。因みにネジの突起部分は5mmあります。幅は通常でしたら約80mmですが、第一可動部分を180度倒して第二可動部分を伸ばすと幅は最長120mmとなります。
ANDECHSyou カメラ スタンド ゲル吸盤式 AN-CS02G 使い方
ダッシュボード真ん中に取り付けてみた際の映像です。私の車であるインプレッサのインタークーラーにエアーを取り込むエアーインテークの所が入ってしまいます。通常の自動車であればボンネットがこのように多く映り込む事は無いです。
ヒロチー ゲル吸盤(強力頑丈タイプ) ヘルベルト・リヒター 対応
これもゲル素材を使った比較的使い勝手の良いカメラマウントなのですが、注意点としてリヒターアダプターが無いとカメラを取り付ける事が出来ない。この製品も比較的コストパフォーマンスがよく、運転の映像を撮影するシーンによっては役立つ場面が多くあると思います。
ヒロチー ゲル吸盤(強力頑丈タイプ) ヘルベルト・リヒター 対応 スペック
カメラ取り付けは必ず「リヒターアダプター」必要。重量は約180gです。可動部分は赤い矢印二箇所が垂直方向にしか角度を調節する事が出来ません。円を描くようなカメラ調節は出来ない。第一可動部分はアームが「L」型をしているので写真右側に70度前後しか倒れません、左側は約90度倒すことが出来ます。第二可動部分は180度動かす事が出来ます。
高さは最長約160mm、第一可動部を倒した時の最小高さは約85mmです。幅は通常約85mmですが、第一可動部分を180度倒した場合の幅は最長195mmとなります。
ヒロチー ゲル吸盤(強力頑丈タイプ) ヘルベルト・リヒター 対応 使い方
このリヒターアダプターを先にカメラに取り付けてから4つの溝に併せて差しこむだけです。
比較的大きなアームサイズなのですが問題なくダッシュボード中央に取り付ける事が出来ます。
上記の位置にカメラを車載した際の映像です。比較的に大きく車のボンネットが入ってしまいます。広角レンズを使わないカメラならちょうどいい映像となると思われます。
リヒターアダプター
リヒターカメラマウントキットを使うときに必ず必要なアダプターです。サイズは縦横それぞれ50mm、重量は約20gです。
5円か1円玉でネジを締めてカメラに取り付けてからリヒターのカメラマウントに取り付ける事が出来ます。
リヒター グースネック2 ロング
使い勝手は良さそうなのですが、意外と車載出来る場所がピラーの横しか取り付けられない等、限定的となってしまいます。
リヒター グースネック2 ロング スペック
カメラ取り付けは必ず「リヒターアダプター」必要。重量は約100gです。可動部分は基本的に蛇腹の部分は全部可動します。唯一赤い矢印1箇所が全方向に約30度可動する事が出来ます。
長さは約250mm。幅は最小70mm、アームをコの字に折り曲げた場合は約150mmです。
リヒター グースネック2 ロング 使い方
使い方は本当に限定的です。車内を撮影するならある程度使い勝手はありますが、運転風景を撮影する場合はピラー部分にしか取り付けできない。後で紹介する「リヒター・ミニ・グリッパー」を使うことで、車載撮影に使うカメラによっては格段に使い勝手はよくなります。
上記の車載カメラ映像です。ピラーが入らないように注意する必要があります。またグースネッグ全般に言える事なのですが、振動による細かいブレは生じる事がありますのでなるべく軽量のビデオカメラを使うのが望ましいです。
リヒター・グースネック・マウント 1
これはドライブの様子を撮影するのには使えません。理由はアームの長さが短い為。初めてリヒター製品で買った商品ですがこれは失敗でした。用途はフロントウィンドウに取り付けてメーター類やナビ画面を撮影する事に使う事が出来ます。その他「リヒター・ミニ・グリッパー」を使ってスマートフォンで車載映像を撮影する事に使えますしナビを支えるマウントとして使う事が出来ます。
リヒター・グースネック・マウント 1 スペック
カメラ取り付けは必ず「リヒターアダプター」必要(車載には使い辛い)。重量は約90gです。可動部分はグースネッグ2ロングと同じカメラを取り付けるジョイントが全方向に30度可動します。アームはどの方向にも曲がりますが、短いので使い勝手がとても悪いです。長さは約20mm、幅は最小約70mm、L字にアームを曲げた時の最大幅は145mm。
リヒター・グースネック・マウント 1 使い方
「リヒター・ミニ・グリッパー」を使ってユピテルのカーナビゲーションをマウントさせたり、スマートフォンを同様にマウントさせる事が出来ます。
タコメーターやブスとメーターやシフトチェンジの様子を撮影する際の使い方です。例えばシフト操作を撮影する時はこの様に車載します。
上記の様に車載した時の映像です。動画を共有したい場合は映像を反転させる必要があるのですが、マイクロソフトの無料動画編集速とムービーメーカーで簡単に反転させる事が出来ます。
リヒター・スイベル・サクションマウント1
この製品はカメラの車載には不向きです。ミニグリッパー等を併用してスマートフォンや小型カーナビを車載するのに向いているカメラマウントキットです。
ミニグリッパーと併用する使用例です。
リヒター・スイベル・サクションマウント1 スペック
カメラ取り付けは必ず「リヒターアダプター」必要(車載には使えない)。重量は約100gです。可動部分は赤い矢印の第一可動部分は180度、第二可動部分は左右に70度程角度を調節する事が出来ます。青い矢印の可動部分は全方向に30度程角度調節が可能です。長さは約150mm、第一可動部分を180度横に倒した時の長さは60mm、同状態の幅は160mmです。幅は最小約70mm。
リヒター・スイベル・サクションマウント1 使い方
単体で使う場合は、車内を撮影する時などに使えると思いますが、外の風景を撮影するにはゲル式ならなんとかなりますがウィンドーにしか吸着出来ないので可成り辛い。
フロントウィンドウには絶対車載取り付けは不可能な中途半端なアームの長さ。運転席側のウィンドウに何とか運転風景を撮影出来る様に調節しましたがこれが限界です。
撮影出来る範囲は超限定的。スイベル・サクションマウント1はアームが硬いのでナビやスマートフォンを車載するのに向いていると思われます。
リヒター・ミニ・グリッパー
スマートフォンやユピテルから販売されている小型のカーナビを両側にあるアームで挟んでホールドする事が出来るアダプターです。この製品のみで車載する事は出来ません。
リヒター・ミニ・グリッパー スペック
車載出来るカメラは限定的、ハンディカムタイプのビデオは不可、小型デジカメタイプやスマートフォンは車載可能「リヒターアダプター」不要。重量は約80gです。縦の長さは約88mm、厚みは約40mm。横幅はアームを伸びきった外側は約100mm、アームを伸びきった内側は約78mm。なのでスマートフォンの幅が78mm以内ならこのミニグリッパーでホールドする事が出来ます。アームを閉じた最小の幅は約60mm、内側の幅は約40mm。40mm未満のスマートフォンやカメラはホールドする事が出来ない事になります。
リヒター・ミニ・グリッパー 使い方
車載したいスマートフォンやカメラもしくはカーナビを両側のアームを開いた状態で乗せます。
両側のアームを手で閉じるとホールド状態にする事が出来ます。これにリヒター製品のカメラマウントキットを取り付けます。
スイベル・サクションマウント1に取り付けした状態です。
フロントウィンドウに取り付けて、スマートフォンをナビとして使うことも出来ます。
スマートフォンのカメラがアダプターから外にはみ出すようにホールドさせて車載カメラとして使う事も出来ます。