スズキ ハスラー MR41S型を借りてきた(試乗レビュー)
2014年1月発売(MR31S・MR41S~2019年まで販売)されたスズキハスラーは軽自動車SUVクラスでトップセラーを誇る人気車種で、どこに魅力があるのか車をじっくり調べてきましたのでこれからハスラーの購入をお考えの方に何か参考になれば幸いです。
ちなみにハスラーはで2020年1月にフルモデルチェンジしており、現行型の車両型式はMR52S・MR91Sです。
新型と前期型の違いはデザインはキープコンセプトで似ていますが新型ハスラーは軽量且つ剛性の高いプラットフォームが採用されているのとハイブリッド化されています。
コンパクトだけどびっくりするほど広い室内
SUVだけど車は非常にコンパクトです、コンパクトが故に室内は普通の軽自動車クラスの広さかなと思ったてドアを開くと、異様に室内が広い事に驚きます。
身長180cmある私と比較すると見た目のインパクトよりはコンパクトで有ることが把握できると思います。また車外から見る限り室内も普通にハイトワゴンと同じくらいと思いきや
まず運転席のドアを開くと普通に広い。びっくりするのが後部座席です。
後部座席側のドアを開いてほんとに驚きました、座席の足元は子供なら一人寝られる位広いです。
後部座席はスライドする。足元は広いにこした事はありませんが、写真の用にスライドさせる事もできるので荷室スペースが必要な時はスライドさせるか収納する事で沢山荷物を乗せる事も可能。
足元は広いけど天井はやや低い。頭とルーフのクリアランスは意外と少ない。でも窮屈感はありませんでした。
車はコンパクトだけど乗り降りしやすい
室内が広いので車はコンパクトだけど大柄な私も乗り降りがとてもしやすかったです。
ただ地上最低高が若干高いので(SUVの為リフトアップしている)、お年寄りは少し辛いかもしれない。
ドアの開口部も大きい。
足元が少し高いのが見て取れると思います。オプションでもしあればステップを取り付けるとさらに乗り降りしやすくなると思います。
後部座席ですが開口部は運転席・助手席に比べると小さいけど乗り降りに関しては非常に楽です。
運転のしやすさについて
軽自動車なので運転がしにくいと言う事はありませんが、一点だけ難があります。
それはフロントルーフトップが結構前まであるので(居住性を考えた設計の為だと思われます)、信号直下だと信号機が見えない。
もしも交差点で停止線の先頭で停車している場合は、信号を覗き込まないと青信号に変わったのかわからない場合もあります。
運転自体はしやすいですし目線が高いので車幅感覚も掴みやすいし安全運転もしやすいです。
狭い路地をハスラーで通過してみたのだが、全然余裕で通り抜ける事ができました。
デュアルカメラサポートは死角になる事もある
信号機が見えない死角と、後はシート位置を高くしすぎるとデュアルカメラサポートユニットが大きな死角になります。
なのでシートの上下調整レバーでシート位置は上げすぎないのがポイントになります。
ハンドリングはわりとナチュラル
ソリオとジムニーを試乗した時に思ったのがハンドルの違和感。ハンドルを切るとまっすぐ戻ろうとする力が強かったのですが、このハスラーのハンドリングはその傾向は少なくナチュラルなハンドル操作だと思います。
ハンドリングは軽めですが、ダイハツのロッキーの様な軽すぎる感ではありません。普通に運転しやすい軽さです。
ハスラーの乗り心地は良いほうだと思います
SUVなのでストロークは長い感じの動きでふわふわした感じはありますがハスラーの乗り心地は良いほうだと思います。
また強めのブレーキを踏んだときでも前後の挙動も少ないのでハスラーなら車酔いしにくいんじゃないかなと思います。
ハスラーで凸凹の道路を運転しているシーンです、ストロークが長いイメージが分かると思います。
加速性
今回借りたMR41Sは0.66Lガソリン(ターボ無し、FF)車ですが加速性は良いほうだと思います。
信号発進や一時停止の多い道路もストレスなく加速していきます。ただ高速道路だとちょっとパワー不足。
阪神高速道路 比較的上りのきつい加速車線でアクセル全開
直進安定性
直進安定性は優れていると思います。雨天の阪神高速環状線を一周してきたのですが、普通に安心して運転する事ができました。
ただ、ウエットコンディションだとタイヤが結構滑る(周りの車と同じ速度域)ので速度は控えてカーブ曲がったほうが良いかも。
コーナーリング特性とブレーキの効き具合
車両固有の特性なのかはわからないですけど、借りてきたハスラーのブレーキは深かったです。先日お借りしたコペンも深いので個体差でしょうか?
ブレーキは深いけど効きは問題有りません、よく効くブレーキだと思います。
コーナーリングですがちょっと全高があるので(1665mm)、曲がりにくそうな感じになります(コーナーリングは苦手)。
運転席や室内全般 デザインは悪くない
室内の作りは割と良いと思います。2014年当時の設計ですが、アクセントパネルやシートにはシテっちではありませんがアクセントカラーが施されていていい感じです。
メーターはアナログ式で今となっては古い印象もありますが、逆にレトロな雰囲気があって好きな人は多いと思います。
インパネシフト及びエアコンコントローラーパネルも手抜き感無し。
後部座席方向です、安物感無く悪くない。
ルーフクルアランスが少ないと伝えましたが本当に窮屈感はありません。
足元はびっくりするくらい広い。
小学校低学年の子ならここで寝られます。
軽自動車なの?と思うほど本当に広くてインパクトあります。
トランクスペースは通常だと狭い
トランクスペースはそのまま状態だと狭いです。
ただ、座席をスライドさせることで拡張できますし後部座席を収納するとかなり大きなトランクスペースを作る事ができます。
ハスラー J STYLE3 2017年12月 発売情報
スズキ軽SUVハスラー特別仕様車「ハスラー J STYLE3」が2017年12月新発売。
ハスラー J STYLE3は安全性が向上しオプションだが交差点や見通しの悪い場所で役立つ全方位カメラを装着可能になったのとデュアルカメラ自動ブレーキサポート(標準装備)は歩行者にも対応。
またボディカラーとインテリア含めモダンでレトロ感が強くなり男性にも女性にもよくにあうカラーをラインナップ。
ハスラー 特別仕様車「FリミテッドII」主な装備
スズキ セーフティ サポートカーとしてレーダーブレーキサポートに加え誤発進抑制機能を標準装備。
メーカーオプションになるがデュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能に加え全方位モニター用カメラパッケージをセットで選択可能としている。
FリミテッドIIはハスラーGをベースに、ハスラー初となるスチールシルバー2トーンルーフや車体色同色のフロント・リヤバンパーガーニッシュを採用し、よりアクティブでカジュアルな印象としたほか、LEDサイドターンランプ付ドアミラーやナノイーエアコンディショナー搭載フルオートエアコンを採用し快適装備の充実。
車体色は全車にスチールシルバー2トーンルーフを採用し、ボディーカラーは青色をはじめ全4色。
ハスラー J STYLE3 カラーラインナップ
ボディカラーラインナップはルーフトップの色が異なる2トーンのみ。
ブレイブカーキーパール / スチールシルバー
アーバンブラウンパール / スチールシルバー
アクティブイエロー / スチールシルバー
フェニックスレッドパール / スチールシルバー
オフブルーメタリック / スチールシルバー
シフォンアイボリーメタリック / ブラック
ピュアホワイトパール / ブラック
スズキハスラー特別仕様車販売価格
トランスミッションは全てCVTです。
FリミテッドII 2WD 1,431,000 / 4WD 1,557,360円
J STYLEIII 2WD 1,584,360円 / 4WD 1,710,720円
J STYLEIIIターボ (S-エネチャージ) 2WD 1,678,320円 / 4WD 1,804,680円
2015年12月10日発売されたハスラー J STYLE2
スズキの人気軽自動車のSUVハスラーにレトロ感たっぷりの可愛いエクステリアを持たせた「ハスラー J STYLE2」が2015年12月10日発売されました。
フロントエクステリアがメッキされたグリルと「HASURA」ロゴ入りと、専用フロントとリヤバンパーガーニッシュと専用15インチアルミホイールにメッキアウタードアハンドルが装着されます。またフロントドアにはプレミアムUV&IRカットガラスが採用されているので日差しの強い日も快適な空調と日焼けから守ってくれる嬉しいアイテムが装備されます。
写真の2トーンルーフカラーはメーカーオプションです。
インテリアにも特別装備が施され、ターボグレードにはマニュアルシフトチェンジ感覚を楽しめるパドルシフトがステアリング下に付属、共通特別仕様としてスピーカーとエアコンとステアリングにチタンシルバーガーニッシュ、プラックパールカラーのインパネ及びドアトリムが装着されます。
設定グレードは二種類で両方共ISGモーターを搭載するハイブリッドシステムパワートレーンとなりFF駆動方式と4WD駆動方式が用意され、トランスミッションは5MTの設定は無く全てCVTトランスミッションとなります。
発進アシスト及びエンジンスターターと充電を兼ねるISGモーターはWA04A型が共通搭載され、モーター最高出力2.2ps/1000回転、最大トルク4.1kg.m/100回転を発生します。
J STYLEIIターボ 性能
0.66リッター直列3気筒DOHCターボエンジン、最高出力64ps/6000回転、最大トルク9.7kg.m/3000回転。
FF駆動モデル JC08モード燃費27.8km/L 車両販売価格1,611,360円
4WD駆動モデル JC08モード燃費26.2km/L 車両販売価格1,737,720円
J STYLEII ガソリン車 性能
0.66リッター直列3気筒DOHCエンジン、最高出力52ps/6500回転、最大トルク6.4kg.m/4000回転。
FF駆動モデル JC08モード燃費27.8km/L 車両販売価格1,517,400円
4WD駆動モデル JC08モード燃費26.2km/L 車両販売価格1,643,760円
用意されているボディーカラーはルーフトップがブラックの2トーンカラーが2色、ルーフトップがホワイトカラーの2トーンカラーが3色、単色カラーが2色用意されます。
補足、2トーンルーフ仕様車は43,200円値段がアップします。
アクティブイエロー ブラック2トーンルーフ。
フェニックスレッドパール ブラック2トーンルーフ。
クールカーキパールメタリック。
ブルーイッシュブラックパール3。
フェニックスレッドパール ホワイト2トーンルーフ。
クールカーキパールメタリック ホワイト2トーンルーフ。
ブルーイッシュブラックパール3 ホワイト2トーンルーフ。
ハスラー J STYLE2 主要諸元表
- 全長x全幅x全高 3395×1475×1665mm
- ホイールベース 2425mm
- パワーユニット R06A型エンジン + WA04A型ISGモーター
- 排気量 658cc
- 使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
- 駆動方式 FF / 4WD
- トランスミッション CVT
Sエネチャージ搭載ハスラー(MR41S)新発売
スズキの軽四人気SUVハスラーにワゴンRと同じパワートレインであるSエネチャージを搭載した新グレード「MR41S」を新発売、適用されるグレードは「X」グレードに「Gグレード」で「Aグレード」にはSエネチャージの適用はありません。進化したSエネチャージを搭載し0km/h発進-時速80km/hまでの領域をモーターでアシストする事様にチューニングされので2WD駆動方式の燃費がJC08モード32.0km/Lの低燃費を達成しています。主要装備は「ハスラーMR31S」と同じ、従来グレードからのスペックの変更点はありませんが全グレードで選べるボディーカラーが追加されました。MR41S同様以下のカラーを選択頂けます。
クリスタルホワイトパール
クリスタルホワイトパール ブラック2トーンルーフ
ハスラーMR41S主要諸元表
- 全長x全幅x全高 3395×1475×1665mm
- ホイールベース 2425mm
- トレッド幅 フロント/リア共通 1290mm
- 最小半径 4.6m
- 定員 4名
- 重量 790kg *1
- エンジン R06A
- 直列3気筒DOHC12バルブVVT
- 総排気量 658cc
- 圧縮比 11.5
- 内径x行程 64.0x68.2mm
- 最高出力 38kW(52ps)/6500回転
- 最大トルク 63.0Nm(6.4kg.m)/4000回転
- 燃料供給装置 電子燃料噴射式
- 駆動方式 FF / 4WD
- 燃料 無鉛レギュラーガソリン
- タンク容量 27L
- モーター形式 WA04A
- モーター種類 直流同期電動機
- モーター最大出力 16kW(2.2ps)/1000回転
- モーター最大トルク 40Nm(4.1kg.m)/100回転
- バッテリー リチウムイオンバッテリー
- トランスミッション インパネシフトCVT
- ブレーキ フロント/リア ディスク/ドラム
- サスペンションフロント/リア ストラット式/I.T.L式コイルスプリング
- 純正タイヤサイズ 165/60R15 77H
補足、*1の重量と燃費は次の通りです。
燃費はJC08モードです。
- Xグレード2WD 重量800kg 燃費32.0km/L
- Xグレード4WD 重量850kg 燃費30.4km/L
- Gグレード2WD 重量790kg 燃費32.0km/L
- Gグレード4WD 重量840kg 燃費30.4km/L
ハスラーMR41SS-エネチャージ搭載車の販売価格は126万1440円から162万1080円です。5月13日から既に販売済ですのでお近くのスズキディーラにてご確認頂けます。
MR41Sエネチャージの仕組み
一つのISGモーターが発電したり駆動力を発生させて仕事をする仕組みを持ち且つスターターの役割も担うのでアイドリングストップ時の嫌な音スターター音を発生せずに車を自然にスタートする事が出来るのが特徴です。独立していなくてあくまでもエンジンの補助を担うようなハイブリッドシステムを持ちます。
充電は減速時に効率よく充電されバッテリーは2つに分配され一つはアクセサリー電源兼ねるバッテリーへの充電と、Sエネチャージ車用リチウムイオンバッテリーに蓄電され発進時のアシスト様に電力を使う仕組みになります。
内装外像とシートアレンジなどは初期型現行モデルMR31Sとの変更はありません。