スバルのドアミラーはよく壊れる
GDA・GVB・VABとスバル車を乗り継いできたのですが、GDA・GVB世代では特に無かったのですけどレヴォーグが登場と同時期にリリースされたスバル車はよくドアミラーが故障するようになりました。
症状としてはドアトリムの所にあるパワーウィンドウ開閉スイッチを押してもミラーが開閉しなくなってしまいます。
症状としてはある日突然片側のミラーが開いていない事に気づくも、もう一度開閉スイッチを押すと問題なく閉じて開いてくれるようになります。この症状が出たら故障のサインです。
保証期限内であれば、すぐに買った車屋さんに行ってドアミラー壊れかけなので交換してほしいと保証依頼してください。
もし保証期限を過ぎてしまったら修理するほかありません。
修理方法としては、ドアミラーアッセンブリー一式交換になります。自分でも交換はできますが、非常に面倒くさいです。部品の費用はVABの場合は27000円前後、これをディーラーで交換してもらうとなると工賃含めて4万円前後になると思います。
開閉だけを修理するなら基盤とモーター交換でも可能
非常に面倒ですが、ドアミラー開閉故障を修理するだけなら基盤とモーターを交換すると治ります。
必要な部品はアリエキスプレスで入手可能。費用は5000円未満ですが、商品が到着するまで1週間前後必要と時間がかかります。
品番とリンク(将来的には消滅している場合あり)を掲載しておくので、もし自分で修理してみようと思う方は自己責任で注文ください。
ちなみに私も買ったのですがモーターが「新品?」なのと言う感じでちょっと汚れていました。一応交換後ドアミラー開閉するようになりました。
商品リンクです。必要なのはモーターと基盤だけです。ギアは多分必要ないです。
https://ja.aliexpress.com/item/33052281905.html?spm=a2g0o.order_list.order_list_main.5.2524585aEpSjNn&gatewayAdapt=glo2jpn
モーターアイコンをクリックしてモーターだけカートに入れて
次に基盤だけのアイコンをクリックしてカートに追加。2点を購入すると良いでしょう。
アマゾンでも同様の商品があるのですが、ギアしか届かないらしいのでaliexpressで買ったほうが望ましい。
ドアミラー開閉用のモーターと基盤の交換手順
・まずドアミラーを外さないといけないので、ドアの内張りを外します。内張りは完全に外さなくていいです、ワイヤーとコネクター配線は繋いだままで作業できます。
外し方はインプレッサネットのものを参照ください。
https://www.impreza.gr.jp/masa/vab_lab/vab_lab_004.html
内張りはクリップで止まっているのですが、クリップがドア側にくっついたまま外れる場合があるので、クリップ外し等で外してドアの内張りに取付し直ししてください。
・ドアミラーはVABの場合10mmのボルトで固定されています。メガネレンチなどはアクセスできないので、ラチェットレントの延長ソケットを使って外すと良いでしょう(ドアミラーを外す場合は落下時の養生をしておくか、紐でくくって落下しないように保険をかけておいてください)。
・ドアミラーを引っこ抜く前にコネクターソケットを抜いてから取り外してください。マイナスドライバーで凸の部分を押すと引っこ抜けます。
車体側にクリップで固定されているので引っこ抜くと作業しやすいです。
ドアミラーを外したらミラーとカバーを外します
ミラーは下の方に手を突っ込んで引っこ抜くようにすると外れます。電熱線のコネクターが2本刺さっているのでそれも抜いてしまいます。
外し方は以下を参考に頂くと良いでしょう(ちなみに前期型はネジはありませんでした)。アンダーカバー外してアッパーカバーを外します。それぞれ爪で固定されているので爪を外しながらやると簡単に外れると思います。
補足、ターンランプの配線も邪魔になるのでプラスドライバーでターンランプを外してソケットを抜いてしまってください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/131902/car/2467309/4890201/note.aspx
開閉する可動部分のネジを4つ外します
ドアミラーが開閉する根本の部分とドアミラーを外します。ドアミラーのゴムカバーと防水テープを外して大きいネジ3つを外す(小さいネジ1つは外さないでOK)。
注意点としては非常に硬いのでネジを潰さないように作業してください。
ネジ3本と、モーター下に小さなんネジ1本を外します。
上の3つと下の位置のネジを外すとモーターユニットが外れます。
ただ、助手席側はそうでもないのですが、運転席側は配線のクリアランスが無いのでモーターカバーを外すことができないので、写真の配線を引っこ抜いてください。マイナスドラーバーでゆっくりめくると外れて抜けます(補足、車のドア側に入っているコードをミラー側に手繰り寄せるとこのパネルを外さないでもモーターと基盤の取り出しは可能でした。)。
モーターと基盤を格納しているのカバーを外す
爪で4箇所固定されているのですけど、内側に防水シールのようなものが塗られているのでそれが固着して外れにくいです。爪を外したらマイナスを突っ込んでこねくり回して少しずつ外す作業になります。
カバーが外れたら基盤とつながっている小さなソケットを外すとモーターと基盤を取り除くことができます。
小さなソケットを外すと基盤が外れます。(注意、ここを下側にするとギアが落下してくる恐れがありますので作業は慎重に、ギアの組み立てはわからないのでご了承願います。)
緑色のものが基盤で横にある黄色のパーツがモーターです。通常モーターと基盤はくっついているのですが(下の写真)、資料取りの為に一度外したのでこのようになってます。
故障したモーターと基盤です。
これが問題のドアミラー開閉故障の根源であるパーツ。
新しいモーターと基盤を取り付ける
左がaliexpressで買った基盤とモーター、右が純正の基盤とモーターです。
基盤とモーターだけを先に土台部分に差し込みしてしまいます。そのうえでカバーを被せると簡単に取り付けできます。
カバーを取り付けたら配線を繋いで元に戻してください。
一度ミラーが出来上がったら、車に固定せずにドアのソケットに繋いで開閉スイッチを押してモーターが動くかどうかを確認してから取り付けすると良いでしょう。
先にモーターと基盤を差し込んでしまいます。その後でカバーを被せてコネクターをつなぎます。
モーター交換して車に取り付ける場合、向きに注意
モーターと基盤を交換して動作確認したらいよいよ車に取り付ける作業になるのですが、ミラーの向きに気をつけて取り付けしてください。
私は開くと外側にミラーが向いてしまう取り付けミスをしてしまいました。