ホンダシャトルHV 試乗
i-DCDハイブリッドシステムを採用するホンダ・シャトルHVを運転してみました。
2019年以降ホンダのハイブリッドはi-MMD方式(モーターメインで走行)へ移行するので、i-DCDが参考になるのか疑問だがどんな感じなのかピックアップさせて頂きたいと思います。
乗った瞬間車幅感覚が掴みやすと思った
シャトルの車両サイズは全長4440・全幅1695・全高1545mmと決して小さくはありませんが運転席に座って思ったのが「ドライブポジションがミニバンみたいだな」と思いました。
ドライブポジションが高く車幅感覚がスバル車並に掴みやすいので、オリックスカーシェアリングの狭い駐車場から出庫するのも特に難儀する事も無く出られました。
前方に違法駐車があり、通れるかどうか微妙なギリギリのシーンでも
当てる心配なく通り抜ける事もできました。ドアミラーも見やすく左右の感覚を掴みやすい。
ハイブリッドのフィーリングはエンジン主体
シャトルのシステムを起動するとエンジンが普通に始動して「あれハイブリッドじゃないの?」と勘違いします。
車庫から出庫するときもプリウスの様に乱暴に前に行こうとはせず、軽いアクセルワークとエンジンの音インフォメーションで安全に前に行ったり後ろにバックしたりして出発する事ができました。
走り出してすぐ思うことは「本当にハイブリッドなの?」、ハイブリッドと言えばプリウスの乱暴なモーターの加速をイメージしてたので
シャトルHVの信号ダッシュでもっさりした感じがあったので(遅くはない)、ハイブリッドなのかと最初疑いましたが
アクセルをもう一つ深く踏み込むと、ガソリンエンジンは唸らないのにブシューと言う感じで加速する。
交差点を曲がってハーフくらいアクセルを踏み込むとすぐに時速60キロまで達しました。ニュアンス的にはスーパーチャージャーの様な加速。
これなら高速道路の合流も楽だしキツイ上り坂のある峠もパワフルに走ってくれると思います。
ブレーキがナチュラル
ハイブリッドなので回生ブレーキシステムがついているのだが、シャトルハイブリッドの回生ブレーキが働いてもかっくんかっくんブレーキになりにくく、ナチュラルに停車する事ができます。
例えばプリウスだと車庫だし・車庫入れでかっくんかっくんしまくるのだが、シャトルHVではそれがなかったし、赤信号で停車するときもナチュラルに停車できます。
ブレーキはすごく良くできているなと思いました。
乗り心地・足回り
足回りは乗り心地重視で若干ふわふわしていますが、プリウス程ふわふわしておらず割と段差を通過するシーンでも収まりが速い。
減衰は少し硬めでバネレートが柔らかい感じでしょうか?
ただ、コーナーリングだとロールがものすごく出るので車酔いする人には苦手な足回りだと思います。
室内
今回、余り時間が無くて室内の写真を撮影しませんでしたが
カメラを後ろの座席に設置する時に狭いとは思わなかったです、普通に広かった。
運転席と助手席のマージンも十分あり、恐らく大人5名乗車しても窮屈感は無い。
他の人に教えて頂いたのだが、釣りが好きな人にシャトルは大人気だそうで車中泊も問題なくこなせる室内の広さがあると思います。
車庫入れ
冒頭記載した通り、この車は異様に車幅感覚が掴みやすいので
車庫入れもドアミラー見るだけでらくらくこなす事ができました。
もちろんナビにバックカメラも付いているので、後ろギリギリの所も手軽に目視確認できるので安全にしかも簡単に車庫入れできます。
ナビがとても見やすい位置にレイアウトされています。
ホンダ・シャトルHV GP7型 まとめ
最後にシャトルHVについて
ゴリゴリのハイブリッドと言う感じがせず、割とエンジンメインの車だと思いました。
7速DCTもギアの切り替えがわからないくらいナチュラルで、パワーがほしい時にほしいギア数へ適切に切り替えてくれます。
恐らくモーターがそのへんのアシストを上手くこなしてくれているのだと思います。
運転は死角がすくなく車幅感覚も掴みやすいので、運転初心者でも運転がうまくなったと錯覚するほどいい感じにドライブする事ができると思います。
室内も広いし荷物も沢山運べるし、見た目と実用性兼ね備えたステーションワゴン。
購入して損はしない車です。