ワイドトレッドスペーサー(ワイトレ)取り付けして理想のツライチに
ハイパーマックス4SPを取り付けてキャンバー角度をつけると電車のような見た目になってしまったので
安くタイヤ&ホイールを外側にレイアウトできる「ワイドトレッドスペーサー」(通称ワイトレ)を取り付けました。
・写真はワイトレを装着する前のWRX。フェンダーよりもタイヤが奥に食い込んでいる感じ。
・ワイトレを装着した後のWRX。フェンダーとタイヤのツラが合っていてフェンダーが強調されて見た目が良くなりました。
ワイトとレッドスペーサーの幅は前後とも20mmを装着しました(リヤが若干タイヤとフェンダーが干渉しています)。
ワイドトレッドスペーサー装着時の注意点
ホイールを買ってツラを合わせると数十万円コストが掛かる、ワイドトレッドスペーサーなら7000円~4万円程度で手軽にツライチにすることができるのだがリスクも有る。
ワイトレが割れて・脱輪する恐れがある
ワイトレは破損する(割れる)可能性があるので、大きなリスクを伴います。もしもワイトレが割れてしまったらホイールが外れて大事故になりかねない。
ホイールに負荷の掛かる運転(スポーツ走行やサーキット)を頻繁にするならホイールを別途購入してホイールでツラを合わせる事をおすすめいたします。
街乗り限定なら問題は無いと思うのですが、ワイトレを装着したら頻繁に点検チェック&増し締めを行う必要がある。
ワイドトレッドスペーサーの取付前にホールにハブボルトの逃げる場所があるのかを確認
15mm~20mmのワイドトレッドスペーサーを取り付けしようとお考えの場合、純正ハブボルトがスペーサー接続部分からボルトが飛び出すので、写真の様に装着ホイールに逃げるスペースが無いと取り付けられない場合があります。
ホイールに逃げるくぼみがあっても干渉する事がありますので、もしも純正ハブボルトがホイールと干渉する場合は純正ハブボルトを切断して取り付ける事例もあります。
20mmのワイドトレッドスペーサーをフロント側に取り付けた写真です、純正側のハブボルトが微妙に外へ飛び出す。25mm幅なら純正ハブボルトは収まってくれますが、フェンダーとタイヤが干渉する可能性が高い。
25mm幅なら純正ハブボルトは収まっていくれるのでホイール側の逃げるくぼみは無くても取り付けできると思います。
製品によってはハブボルトが異様に長い
今回WRXに取り付けしたワイドトレッドスペーサーは一つはお友達にもらったメーカー不明の製品と、楽天で買ったDURAX製品なのですがハブボルトが異様に長い。
純正のホイールナットだと底付きすると言う情報もあります、WRXの場合ギリギリホイールの締め付けが可能でしたがもし底付きするようならロングアルミホイールロックナット等を別途用意する必要があります。
ワイドトレッドスペーサーの選び方 ハブリング付き・無し どちらが良いの?
ワイドトレッドスペーサーにはセンターハブリング付きとハブリング無しがあるのですが純正ホイールの場合はセンターハブリング付きがオススメと教えて頂きました。
ただ、社外品のアルミホイール「例えばレイズやBBS」は、テーパー座面とナットでセンター出す事ができるのでハブリング無しのワイドトレッドスペーサーでも可。
左はスバル純正スチールホイールナット、右はレイズのアルミホイールナット。どちらもテーパー座ナットでナットを順番通りに締め付ける事でホイールセンターを出す事ができるとの事。
スバル純正ホイールはテーパー座。
GVB・VABワイトレのサイズは?
GVB・VAB ワイトレのサイズは以下の通りです。
・PCD 114.3 / 5H / ボルトピッチ 1.25 / ハブリングサイズ56mm
GVB・VABのボルトピッチは1.25です。他社メーカーは「http://www.kyoei-ind.co.jp/sangyo/NUT&BOLT.html」を参照ください。
スペーサーの幅・目安
GVB・VAB純正ホイールのオフセットは+55mm(tSやRA-RのBBSは純正で+53mm)。
私はtSのオフセット53mmのBBSで20mm幅のワイトレをチョイスしたのだが、リヤタイヤがギリギリフェンダーと干渉しているので15mm幅(ハブボルトとホイールの干渉する可能性があります)が適当だと思います。
20mm~25mm幅のワイトレを取り付けるなら、キャンバー角度をつけられるピロアッパーマウントの車高調を装着が必須。
スペーサーの幅が薄いと純正ハブボルトが余るのでホイールと干渉する恐れがある。
ワイトレ・オススメのメーカーは?
リスナー様がオススメだと教えてくれるメーカーの多くは「KSP」(レイルブランド)・「[KYO-EI」(協栄産業)・「DIGICAM」(デジキャン)等が良いらしいのだが割れないと言う保証は無いのでワイドトレッドスペーサーの取付は自己責任でお願いいたします。
私が買った製品はDURAXと言うメーカーのワイドトレッドスペーサーです。割れやすいと言う情報も。
ワイドトレッドスペーサーの取り付けに必要な工具
- 19mm レンチ(車載工具可) / ワイトレの製品によっては21mmレンチ必要
- 19mm~21mm トルクレンチ
- ジャッキ
- ウマ
- パーツクリーナー
- ブラシ
- ウエス(汚れても良いタオル)
- 壊れても良いマイナスドライバー
- ブレーキを踏んでくれる人
フロントブレーキがフローティングディスクならブレーキを踏んでもらわなくてもマイナスドライバーをフローティングディスクに突っ込んでキャリパーに当てれば作業可能です。
ワイトレ取付フロント固定方法
写真「https://t.co/4KG7fLvWmV」より pic.twitter.com/HPeDSXuqU6
— kagemaru ポート開放屋です (@port_forward) June 17, 2019
取付
基本的にホイール交換と同じ要領ですが、ブレーキを踏んでもらって作業する場合はウマを掛けたが良いです。
ホイールを外したらスペーサーとの接続面をパーツクリーナーできれいにする。
パーツクリーナーを掛けて歯ブラシで擦ってウエスできれいにしていきます。
テーパー座ナットは山形にカットされている方を車体方向に向けてナットを取り付けていきます。
ホイールナットを締め付ける順番と同じ様にナットを固定していきます。
最後にトルクレンチで規定トルクで締め付けして完成。私は120Nmで固定しました。
最後にホイールを装着するのですが、序にローテーションもしておくと良いでしょう。
後はカーブ曲がった後などタイヤとフェンダーがあたってないか等もチェックしてください。タイヤがフェンダーにあたっていたら削れたような筋が入ります。当たっていたらキャンバーつけるか車高を上げるか等の対策を行う必要があります。
VAB 純正ハブボルトとホイールの逃げ側の長さ (2020年11月1日)
純正ハブボルトの長さとホイール側の逃げ側の長さを教えて欲しいとリクエストがありましたので協栄産業のワイドトレッドスペーサー取り付け時に図ってみたのでご参考までに。
まず純正側のハブボルトの長さは約23mm。
ホイール側のハブボルト逃げる長さ(ENKEIのVAB純正ホイールです)は約35mm(36mm未満)
メジャーのL字になった先端がホイールの底面までしっかり届いていないので恐らく36mmですが、34mmは確実に逃げる長さがあります。
ワイドトレッドスペーサー側のハブボルトの長さ
協永産業 VAB用20mmワイドトレッドスペーサーのハブボルトの長さは27mm
ハブリングなしのタイプ「durax ワイドトレッドスペーサー」のハブボルトの長さとハブリング部分の外形
個々の製品はハブボルトが長く約32mmありました。純正のスチールホイールナットで固定はできるけどこの製品を取り付ける場合は貫通ナットがおすすめです。
ハブリングを装着する際の目安、売っているかは不明ですが何か参考までに。
外形は約65mmでした、正確に計測する道具を持ってないのでご了承願います。スバル純正のホイール用ハブリングは56パイです。
これは協永産業のワイドトレッドスペーサに付属していたハブリングの情報です
外形は約72mm、ハブリング外形は56mmです。