自動車の知識

初心者運転練習方法 練習しやすい道路と時間帯を説明

免許を取得したばかりだったり長年ペーパードライバーで自動車の運転に自身が無く、運転の練習をしたいが何処ですれば良いのか教えて欲しいと言うご依頼が多くあるので分かる範囲で説明させていただきます。

運転の練習 準備と各部確認

運転の練習を行う場所は後でお伝え致します。まず初心者やペーパードライバーさんが運転を練習を行うに辺り準備しておく方が良い項目をピックアップ。

用語が分かり難い方は運転に慣れた人に教えてもらうのも良いと思います。各部の写真と一緒に掲載しているので練習する車と照らし合わせて下さい。

 

若葉マーク (ペーパードライバーでも付けたほうが良いと思います)

若葉マークはホームセンターで販売しているものでいい。免許取得1年目の方は必ず若葉マーク取り付けなければならない。

若葉マークは前と後ろに取り付けて下さい。

運転席の調節 (適切なドライブポジションを決める)

ドライブポジションは、運転しやすい位置で大丈夫ですが必ずブレーキがしっかり踏める位置に調節してください。車の運転上手い下手関わらず車を素早く止めるのが一番重要。

背もたれ調節レバー。

膝の下辺りにあるレバーを上げる事でシートを前後に調節できる。

アクセルペダルとブレーキペダルの確認

アクセルとブレーキペダルをシートを調節しながら確認します。

ブレーキは必ず右足で踏むようにしてください。左足ブレーキはアクセルとブレーキの踏み間違えに繋がるので禁止。

ドアミラー・ルームミラーの調節

左右のドアミラーは車幅感覚を掴む練習も兼ねるので車体が3分の1程度ミラーに入るように調節します。

これくらい車体が入れば車幅感覚を把握しやすい。

ルームミラーは後ろが見える様に調節します。

ウインカー位置の確認

ウィンカーの位置は国産車ならハンドルの右横。

外車の場合は左側にウィンカーレバーがありますのでご注意下さい。

ハザードランプ位置の確認

緊急時にハザードランプを点滅(ウィンカーが全部点滅)させる事ができるスイッチ。エンジンの不調や何らかの故障で停車しなければならない時にこのスイッチを押し安全な場所に自動車を停車させます。

ヘッドライト点灯消灯スイッチの確認

ウィンカーレバーの終端にくるくる回るスイッチがあります(だいたい同じだと思いますが大昔のAE86世代だと別に回すタイプのスイッチ式がある)。これを回すとヘッドライトを点灯させる事ができる。

ワイパースイッチとウォッシャーを確認

ハンドルの左側にワイパースイッチがあります。下げるとワイパーが動きます。手前に引くとウォッシャーが出ると思いますのでご確認下さい。

シフトチェンジレバー操作の確認

ブレーキを踏んだままDレンジに切り替えたりP(パーキング)レンジに切り替えたりR(バック)レンジに切り替えたり念の為シフト操作も確認下さい。

通常シフトノブに付いているプッシュボタンを押すことでPレンジからシフトチェンジできる。

サイドブレーキ又はパーキングブレーキの解除とロックの操作を確認

自動車を動かしたい場合はパーキングブレーキを解除。車を停車する場合は必ずパーキングブレーキをかけて下さい。

電気式パーキングはボタンを押すと解除、ボタンを押すとパーキングブレーキをかける事ができる。

クラクションを一回軽く鳴らす

クラクションを慣らして一回どんな音なのか慣れておきましょう。

運転していると他車が横や後ろを見ずに車線を変更してきたりする事があるので危ないと思ったら躊躇なくクラクションを押して危険を知らせてあげて下さい。

カーナビ (主に操作方法を予習下さい 無ければスマートフォンのマップでも良い)

ナビの画面の操作方法だけでも覚えておきましょう。

運転の練習場所を決める

教習所の所内を借りて練習する方は不要だが、一般道路で練習するなら次のポイントを決めて最初は約30分の範囲で帰ってこれる運転練習ルートを決めます。

Googleマップなら予習もできるのでルートを決めるのにおすすめです。

お勧めの運転練習ルートとしては次の場所を避けて運転できるルートを決めると良いでしょう。

  1. イベント会場付近(野球場やコンサートホール)
  2. 駅付近
  3. 役所付近
  4. 混み合うショッピングモール
  5. 行楽地付近
  6. 自転車屋人通りの多い裏道

混雑しあう場所はとんでもなく運転し難いので練習には不向き。自動車が走らない自転車や歩行者が多い裏道は絶対に練習に向いてないのでおやめ下さい。

お勧めの運転練習ルート

お勧めの運転練習ルートとしては、道路幅が広く長距離トラックが時折走る道路がお勧め。

なぜ長距離トラックがポイントかと言うと、運転が基本的に上手なのでトラックの後ろを追走する事で運転ペース配分(道路の流れに乗る)の練習に役立つ。

例えば私の地域であれば国道43号線はものすごく運転の練習に向いていると思います。

理想的な運転練習ルートとしては片側3車線の道路幅が広く15分目安で折り返し帰ってこれるルート

運転を練習するお勧めの時間帯

通勤ラッシュ時間帯と夕暮れは必ず避ける。理由は早く帰りたいドライバーが多く、荒い運転する自動車が多く、夕暮れは視界が悪く事故に繋がる確率が多くなる為。

お勧めする日時と時間帯としては(最初は車庫入れ車庫だしの前後の安全を見てくれる人が居るときで良い。)

  • 午前10時前後
  • 午後14時前後

日にちは土日が理想的ですが、平日であれば5の付く日と10日が付く日「五十日」(締切日で混み合ったり荒い運転の人が多い)を避けて練習すると良いでしょう。

夜は運転の練習にはなるが道路環境を覚えにくいのと、車両感覚を掴むにはやはり明るい昼間の方が掴みやすい。車の運転を上達させるには道路環境(道路の癖)も覚える事でうまくなります

練習で走るお勧めの車線

片側1車線なら車線を決める必要はありませんが、片側に複数車線がある場合は次の車線を走ると運転しやすいです。

  • 片側2車線 路側帯が広いなら左車線 場合によっては右車線でも構わない
  • 片側3車線 真ん中の車線
  • 片側4車線 左から2番目の車線

一番左側の車線は路線バスや駐車や故障停車それに左折渋滞している場合があり、運転の障害物が多い(自転車もまれに障害物となる)ので基本的に一番左側の車線を避けて運転の練習をすると良いでしょう。

運転が上達する様に練習するコツ

運転する時は練習に限らずカーステレオの音量無しにして窓を少し開いて外の音のインフォメーションを聞けるようにしましょう。

慣れない間は助手席に大人の同乗者 (なるべくなら運転に慣れている人)を連れて運転を練習する様にしてください。

運転が上達するコツとしては次の事を意識する様に練習して下さい。

周りの車の流れに乗る

基本的に前を走る自動車につかず離れず一定の車間距離を保ちながら追走し、周囲の車と同じペースで運転する。

理想は長距離バスやトラックの後ろ又は一台置いた後ろを追随し、信号待ちからの発進の感覚と赤信号で停止するブレーキのタイミングを体に覚えさせる。

補足、大型のトラックやバスが近くに走っていると怖いと思いがちですが動きの鈍い大型トラックやバスの後ろを走るほうが実は楽なんです。どうしても怖いと思う場合はトラックとバスの後ろを追随するのをやめても構わない。

頻繁に左右ドアミラーを見る

最初ドアミラーを見る余裕が無ければ信号待ちで止まっている時で構わないので頻繁に左右のドアミラーを見て、どれくらい左右にマージン(車や路肩または車線との隙間)が有るのかを確認してください。

そうする事で車幅の感覚が自然と身につく

車幅感覚が身につくこととミラーを見ることに慣れる事で、高速道路や一般道路の合流もスムーズに合流する事ができるようになる。

運転中ルームミラーを見る練習をする

走行中は頻繁にルームミラーを確認して下さい(目安は30秒に一回)。これは100%死角となる自動車の後ろの状況を把握する為です。

運転に慣れてきて且つ道路が空いているならルームミラーを見てドアミラーも確認して車線変更の練習も行ってみて下さい。

車線変更のタイミングはウィンカーを出して一呼吸置いて必ず車線変更する方向に自動車がいない事を確認してから車線変更。

以上分かる範囲で運転の練習方法を説明させて頂きましたが、その他わからない事があればコメント欄にご質問頂ければ説明させて頂きます。

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