どちらかと言えば今まで女性用の車なのかなと思っていた日産マーチにNISMOチューニングモデルがありました。まさかマーチにエアロを組み込むとこんなにかっこよくなるとは、とても感動的です。今の車って草食系的な車が多いのかなと思ってたのですが実は実はちゃんとしたエアロ組むと肉食系スポーツカーに早変わりするのですね。すごいです。
まずこちらが普通のK13型マーチ、グレードXの写真です。(2014年6月現在販売モデル)
こちらがNISMO仕様のK13型マーチです。フロントガラス周りからヘッドライト少ししたのグリル部分までは同じなのですが、フロントグリルからアンダースポイラーに掛けて専用NISMO仕様のエアロが組み込まれてサイドステップ周りまでガッツリスポティーに決まってます。ベース車両はCVTモデルが上と同じグレードXベースとなり、5MTモデルがグレードSがベース車両になります。写真はCVT/5MT共通フォルムなのですがメッシュ部分にある「NISMO S」のエンブレムはCVTモデルには装備されません。
K13型マーチグレードSのテールデザイン。普通におしゃれなテールデザインです。
こちらがNISMO仕様のテールです。同じK13型マーチです。NISMOチューニングのダンパーキットが入っているので車高がCVTモデルでノーマルマーチの地上最低高140mmから125mmと15mmローダウンされていて5MTモデルが140mmから120mmへ20mmローダウンされています。加えてヨーロッパのスポーツに採用されているやや半分むき出しの様なリアエアロバンパーに、大型リアスポイラーを装着とタイヤはブリジストンポテンツァ+16インチアルミホイール。その他サイドミラーとサイドステップとリアエアロ部分に赤いラインのワンポイントがすっごいスポーティに見せてくれていると思います。同じ車なのにこうも異なるのですね。CVT/5MTモデル共通の写真です。
外観はNISMOなのですがCVTモデルだけが中身は普通の13K型マーチになってしまいます。しかしながらちょっと価格は高いですが5MTモデルは中身もNISMO仕様となります。
こちらがCVTモデルの内装です。シートは普通のホールド感の低いシートが採用されインパネ含めて運転席は通常のグレードXと殆ど同じです。
こちらは5MTモデルのNISMO Sの内装です。NISMOロゴ入りセミバケットシートにハンドルにレッドセンターマークとスピードメータは最高速度220kmまでの仕様となります。
NISMO Sのタコメーターです。レッドゾーンは6500回転からとなります。
マーチNISMOスペック
車種 | マーチNISMO K-13型 | マーチNISMO S K-13型改 |
サイズ全長×全幅×全高 | 3870×1690×1500(mm) | 3870×1690×1495(mm) |
室内全長×全幅×全高 | 1905×1370×1270(mm) | |
ホイールベース | 2450mm | |
フロントトレッド幅 | 1470mm | |
リアトレッド幅 | 1475mm | |
地上最低高 | 125mm | 120mm |
駆動方式 | FF(前輪駆動) | |
重量 | 980kg | 1010kg |
定員 | 5名 | |
エンジン型式 | HR12DE | HR15DE[NISMO S専用チューン] |
エンジンタイプ | DOHC水冷直列3気筒/NA | DOHC水冷直列4気筒/NA |
燃料供給装置 | EGI | |
排気量 | 1198cc | 1498cc |
最大馬力 | 79馬力/6000回転 | 116馬力/6000回転 |
最大トルク | 10.8kg.m/4400回転 | 15.9kg.m/4400回転 |
内径×行程 | 78.0×83.6 | 78.0×78.4 |
圧縮比 | 10.2 | 10.5 |
ガソリンタイプ | 無鉛レギュラーガソリン仕様 | 無鉛プレミアムガソリンハイオク仕様 |
燃料タンク容量 | 41L | |
JC08モードモード燃費 | 非公開 | 非公開 |
燃費向上対策 | アイドリングストップ / 可変バルブタイミング / 自動無段変速機 / 電動パワーステアリング / 発電電圧可変制御 |
可変バルブタイミング / 電動パワーステアリング |
ブレーキシステム フロント/リア | ベンチレーテッドディスク式 / リーディングトレーリング式 | |
サスペンション フロント/リア | 独立懸架ストラット式 / トーションビーム式 | |
ホイールとタイヤサイズ | 16インチアルミホイール(16×7J)、インセット:46、P.C.D:100(4穴) / NISMO専用タイヤ ブリヂストンPOTENZA RE-11(205/45R16 87V) | |
車両価格 | 1.584.360円 | 1.820.880円 |
標準装備品
- LEDハイパーデイライト(車幅灯連動)
- 専用レッド電動格納式リモコンカラードドアミラー(ドアロック連動自動格納機能付)
- リヤフォグランプ
- 専用車速感応式電動パワーステアリング
- 専用本革・アルカンターラ®巻3本スポークステアリング(レッドセンターマーク、レッドステッチ付)
- 専用タイヤ ブリヂストン POTENZA RE-11(205/45R16 87V)&16インチアルミホイール(16×7J)
- 専用エンブレム
- 専用フロントグリル
- 専用フロントバンパー
- 専用サイドシルプロテクター
- 専用リヤバンパー
- 専用ルーフスポイラー(ハイマウントストップランプ付)
- 専用フェンダーモール(フロント・リヤ)
- 専用サスペンション(スプリング、ショックアブソーバー)
- ドアサッシュブラックアウト
NISMO S 専用主要装備
- HR15DEエンジン(専用チューン)
- 5速マニュアル
- 専用シフトノブ&シフトブーツ(レッドステッチ付)
- 専用ピアノ調フィニッシャー(シフトノブ、エアコン吹き出し口、フロントパワーウインドウスイッチベース)
- 専用コンビメーター(nismoロゴ入り、220km/hスケール)
- 専用アルミ製アクセル・ブレーキ・クラッチペダル、フットレスト(nismoロゴ入り)
- 専用スポーツシート(nismoロゴ入り、レッドステッチ付)
- NISMO S専用エンブレム
- 専用サスペンション(スタビライザー)
- 専用エキゾーストシステム
- 専用ブレーキシステム
- 専用チューニングコンピューター(ECM)
- 車体剛性強化(フロントサスペンションメンバーステー、トンネルステー2ヵ所、リヤサスペンションステー、テールクロスバー)
ヘッドライト点灯イメージ。ヘッドライト下に見える三つのライトがハイパーデイライト(車幅灯連動)となります。
CVTモデルは15mmダウン、5MTモデルは20mmダウンのNISMOチューニングダンパーキットが装着されます。5MTモデルにはスタビライザーが追加されステアリングギヤ比もクイックにチューニングされドラーバーへ確実に路面状況を伝え軽快なドライビングを実現。
5MTモデルは更にボディー剛性をアップ1から4までの箇所に補強バーを装着します。1番がスタビライザーの役割で4番はサスの上に装着ならタワーバー的だと思うのですが補強フレームになるイメージでしょうか。
専用エアロに専用補強パーツを施されているのにCVTモデルでは980kg、5MTモデルは1010kgとライトウェイトを保っており軽快なドライブを楽しむことが出きる仕様となっております。また見た目もカッコイイですし低価格でNISMOチューニング車が乗れるなんてすごいです。
マーチNISMOのレビュー動画
カラーは三色用意され、メインのブリリアントホワイトとブリリアントシルバーそれにピュアブラックが用意されます。
NISMO仕様はお得なの?
マーチのグレードSと比較するとCVTモデルで45万円ほど高価、5MTモデルだと71万円程高価となってしまいますが装備品を見ると実は大変お買い得な内容になっているものと個人的には思います。
グレードSベースにまずフォグランプ周りをドレスアップ仕様とすると5万円前後必要ですし、フロントとアンダースポイラーそれぞれ社外品を実装すると10万円前後かかりますしアルミホイールとタイヤ(ポテンツァも高い)を入れ替えると10万円前後(ポテンツァは無理です)は必要だと思われますし、後はNISMO専用のダンパーキット(マーチ用ではありませんが)も15万円前後と考えて工賃の事を思えば絶対安いです。5MTモデルの場合はエンジンを専用チューニングしているしNISMOのセミバケットが入っているのでこれだけでも超お買い得感は高いと思います。後からマーチにドレスアップをと考えいてるならNISMO仕様は絶対お買い得だと思います。