シトロエンの5ドアハッチバックモデル「C4」が2015年9月11日に新型が発売されます。前モデルは1.6リッターDOHCターボエンジンを搭載していたのですが、今度の新型はダウンサイジング1.2リッターPureTechターボエンジンが搭載されます。信号待ちの燃料消費を抑えるアイドリングストップ機能が付いてJC08モードの燃費は16.3km/Lを達成。
エクステリアの変更点は、プロジェクタータイプのヘッドライトヘッドライトからリフレクタータイプのヘッドライトユニットとリアコンビネーションランプは新デザインの立体性をもたせた非常に綺麗に光るテールライトユニットを装着します。
新しく採用されたヘッドライトユニットです。レンズの形は変わらないのですがLEDバルブむき出しのリフレクタータイプでハイビームとロービームの2灯を装備し、その下には「L」字に光るデイライトランプとウインカー/ハザードランプ兼用のランプユニットが装着されます。
ヘッドライトのイルミネーションライト点灯した写真とウインカー/ハザードを点灯した写真です。ホワイトLEDとイエローLEDを備え付けています。
シトロエンの個性を出したリアコンビネーションランプ。よく見ると渦巻状にラインが入れられていて奥行きがあるように見えます。
前C4と並べた写真です。左が新型モデルで右が前モデルです。フロントのエアーインテークやロアグリルは同じ、サイドのプレスラインも同じなので一見見分けがつかない。
リア側のデザインも余り大きな変更点は無い。しかしながら右側の前モデルはバックランプとウインカーランプが埋め込まれているクリレンズが横に長く伸びるデザインが採用されていますが、左側の新型はクリアレンズが非常に小さくレイアウトされていてハッチバックをスポーティーに見せています。ルーフスポイラーも同じデザインなので、今回の大きな変更点はエンジンのみと言えます。
燃費の方は前モデルは1.6リッターターボエンジンで最高出力は156psと最大トルクは24.5kg.mを発生しJC08モード13.5km/Lに対し、新型のダウンサイジング1.2リッターターボエンジンは最高出力は135psで最大トルクは23.5kg.mを発生しJC08モード16.3km/Lとなります。しかしながら1.2リッターで23.5kg.mのトルクってすごいですよね。排気量が小さいならエンジン本体も軽量なので新型の方がキビキビ走りそうです。
シトロエンが新開発した直列3気筒DOHC1.2リッターターボ「HN02」エンジンです。右側のジャバラありますよね、あれがエアークリーナーインテークでしょうか?エアフロセンサーが見えないので確定では無いのですが。もしそうなら可成りの空気流入量になりそう、それが小さい排気量でも高出力を実現しているのでしょうか。
運転席です。なだらかな台形をしたインパネデザインですごいモダンでおしゃれです。
インパネはセミデジタル式の三眼レイアウトです。左が7000回転まで切られたタコメーターとシフトインジケーターが表示され、中央には時速230km/hまで切られたスピードメーターと走行距離及び燃費が常時され、右側には燃料計と走行距離が表示されています。
インテリアは全体的にモダンなデザインです。全長4330mmと比較的コンパクトサイズなのですが車内はとても広いスペースを確保。
大人5人余裕で乗車可能です。セカンドシートの足元も広いしルーフトップもスペースがあるのでゲストが乗っても窮屈感は無さそう。
これがハッチバックの良いところ。広いラゲッジスペースで大きな荷物も車を傷つける事無く乗せたり降ろしたりする事が出来ます。セカンドシートはもちろん6:4分割シートです。
セカンドシートを倒すと更に広いラゲッジスペースを持つ事が出来ます。
2015 シトロエンC4 主要諸元表
- 全長x全幅x全高 4330×1790×1490(mm)
- ホイールベース 2610mm
- 地上最低高 145mm
- 最小半径 5.3m
- 定員 5名
- 1.2L PureTech 直列3気筒DOHCターボエンジン
- 最高出力 96kW(130ps)/5500回転
- 最大トルク 230Nm(23.5kg.m)/1750回転
- 駆動方式 FF
- トランスミッション 6速AT
- 燃費JC08モード 16.3km/L
- ブレーキフロント ベンチレーテッドディスク
- ブレーキリア ディスク
- サスペンションフロント ストラット式
- サスペンションリア トーションビーム式