ジャガー・F-タイプ 2019年12月モデルチェンジ
2014年日本国内デビューしたジャガースポーツカー「F-タイプ」2019年12月3日モデルチェンジを発表。
主な改良内容はフロントフェイスがシャープなデザインに変更され内装はアナログメーターから12.3インチ液晶モニタ式メーターを採用、3.0L V6エンジングレードは廃止。
グレード ラインナップ
・P300 2.0L 直列4気筒 ターボ 最高出力300ps 最大トルク40.7kgf・m。
・P450 5.0L V型8気筒 ターボ 最高出力450ps 最大トルク59.1kgf・m。
・R 5.0L V型8気筒 ターボ 最高出力575ps 最大トルク71.3kgf・m。
駆動方式はRWDとP450にAWDが設定されます、トランスミッションは8速AT。
V8エンジンを搭載するグレードには改良されたサスペンションとアンチロールバー及び剛性を高めたリヤナックル及びボールジョイントを標準装備し「Quiet Start」、早朝近所迷惑にならないように車を静かに発進させる機能が新たに採用。
ジャガー・F-タイプ 2014年8月デビュー
ジャガーの新型スポーツカーFタイプシリーズです。トップページを開くといきなり「英国から新しい悪役が来る」と言う文言と「悪役たちに会う」と言うリンクアイコンが目をひきつけます。一体どう言うコンセプトなのかはわかりませんがとりあえずリンク先からお暇でしたら見て下さい。
- ジャガーFタイプ公式サイト
悪役に会うと言うURLを開くと以下の文言が現れます。(引用です)
http://www.jaguar.co.jp/britishvillains.html
IT'S GOOD TO BE BAD
皆さん、ご注目を。OK、ひとつ質問があります。ハリウッド映画に登場する最高にクールな悪役の多くが、イギリス人であることにお気づきでしょうか?そんなイギリスの悪役を演じる俳優たちは、個性的でインテリ、そして世界を一変させるだけの強い意志をを持ち合わせています。このような優れた性質は、Jaguar Rパフォーマンスシリーズにも息づき、イギリスの新たな悪役、JAGUAR F-TYPE Rに体現されています。
意図は良くわからないのですがタイプFとXFとXJグレードは紳士が乗る車ではあるものの、中身はすごいじゃじゃ馬な車です的なニュアンスなのだと思います。違うでしょうか。でも車ってそっちの方が楽しいですものね。
主要諸元表
コンバーチブルスペック除く。タイプ別オープンのコンパーチブルスペックは同じになるのですがタイプR仕様のコンバーチブルモデルV8 Sグレードのみエンジンが若干異なります。
備考、車両価格は2014年8月現在の価格です。最新車両価格は正規ディーラーでご確認お願い致します。
グレード | F-TYPE | F-TYPE S | F-TYPE R | |||
車両価格(税込み) | 8,230,000(円 | 10,290,000円 | 12,860,000円より | |||
重量 | 1730kg | 非公開 | ||||
車両サイズ(全長×全幅×全高) | 4470×1925×1310mm タイプRのみ全高1319mm | |||||
ホイールベース | 2620mm | |||||
フロントトレッド幅 | 1600mm タイプRのみ1585mm | |||||
リアトレッド幅 | 1650mm タイプRのみ1627mm | |||||
最小半径 | 5.2m | |||||
定員 | 2名 | |||||
ドア数 | 2ドア | |||||
ハンドル | 右 | |||||
シフトタイプ(全てAT免許で運転可能) | 8速オートマチック | |||||
エンジン型式 | 3.0リッター V6 340 | 3.0リッター V6 380 | 5リッター V8 550 | |||
エンジンタイプ | V型6気筒DOHCターボ | V型8気筒DOHCターボ | ||||
排気量 | 2994cc | 4999cc | ||||
圧縮比 | 10.51 | 9.5 | ||||
最大出力 | 340馬力/6500回転 | 380馬力/6500回転 | 550馬力/6500回転 | |||
最大トルク | 450Nm/lb.ft./3500回転 | 460Nm/lb.ft./3500回転 | 680Nm/lb.ft./2500-5500回転 | |||
0から100km加速時間 | 5.3秒 | 4.9秒 | 4.2秒 | |||
260km | 275km | 300km | ||||
JC08モード燃費 / CO2排出量 | 9.8km/L / 209g/km | - / 213g/km | - / 259g/km | |||
タンク容量 | 70L | 72L | 70L | |||
ホイールサイズ(アルミ標準) | 18インチ Vela | 19インチ Propeller シルバーア | 20インチ Gyrodyne シルバーア | |||
ブレーキ | シルバーキャリパー、フロント354mm、リア325mmディスクブレーキ | ブラックキャリパー、フロント380mm、リア325mmディスクブレーキ | レッドキャリパー、フロント380mm、リア376mmディスクブレーキ |
標準装備内容
まず全車両標準装備を見てまいりたいと思います。
剛性の高いアルミボディーを採用し大幅な軽量化を実現。
HIDキセノンヘッドランプ+LEDライトガイド。ヘッドライトウォッシャーも標準です。
格納式ドアノブ。空気抵抗を減らすために細部にもこだわった作り。
デプロイヤブル リアスポイラー。時速100kmで自動的にスポイラーが起動しダウンフォースを得ることが出来るようになります。最大120kmの揚力を得ることが出来時速65kmで自動的に格納されます。
8足トランスミッション。クラッチ操作不要のセミオートマチック。MTのシフトアップシフトダウン操作は全て自動でやってくれます。特にシフトダウンの時はエンジン回転数を自動的に合わせてシフトダウンするのでワインディングで滑らかなエンジンブレーキを得る事が出来ます。
とてもきれいな運転席とインパネデザイン。紳士が乗る車にふさわしいデザインです。関係ないのですがジャガーのエンブレムとドライビングシューズであるプーマのフューチャーキャットってちょっと似ている?ってふと思いました。
シートはそのまま四点式シートベルトを装着できそうな肩部分に穴が2つ開いたセミバケットシートをオプションチョイスする事が出来ます。
こちらが標準のレザー&スウェードクロススポーツシートです。
Dynamic-i
Dynamic-i、ダイナミックモードに切り替えると車載の液晶でECUをタッチ操作でチューニングと言うか自分が好きなフィーリングにエンジンを反応させるようにする事が出来るとの事。
ダイナミックモードでは、車両に搭載されているソフトウェアが再マッピングされます。 高速時にはスロットルの反応をよりシャープに。ステアリングに重みを加え、サスペンションを固くさらに俊敏なギアシフトに調整します。 ダイナミックモード選択時は、インストルメントパネル、ドアハンドル、そして中央のグラブハンドルのライトが赤く変わり、このスポーティな性能を視覚的にも強調します。
ダイナミックモード切り替えレバー
以上までが基本標準装備となりSグレード及びRグレードは足回りやマフラーが変更となります。
排気
ノーマルグレードはスポーツエグゾーストが採用されます。SとRグレードにはアクティブスポーツエグゾーストが採用されドライブモード切り替えでマフラーサウンドの音量を切り替えて走ることが出来ます。
こちらがスポーツエグゾーストマフラーです。
アクティブスポーツエグゾースト
オプションで車内からマフラー音を切り替えられるスイッチも取り付けられます。
サスペンション
ノーマルグレードにはスポーツサスペンションが採用され、SとRグレードにはアダプティブダイナミクスを採用したスポーツサスペンショが標準装備されます。
車体全体に配置した数々のセンサーが、車体の動きやピッチロール比を1秒につき100回測定。自動的にダンパー設定をアジャストし、常に車体を水平に保ちます。 さらにステアリングホイールの位置を毎秒500回測定しシステムが車体の横揺れを予測。各ダンパーの硬度が、ボディコントロール、スタビリティ、そして俊敏性を保つために最適化されます。
コーナーリングサポート
SグレードはLSD標準でRグレードにはトルクベクタリングシステムを標準装備。これはランエボXにも採用されているヨーを検出しよりクイックコーナーを回るのにカーブの内側の後輪にブレーキを掛けカーブの外側の後輪にパワーを掛けるシステムを搭載します。詳細はドライビングダイナミックページのこの動画から参照できます。
バネ下軽量化
オプションですごく高価ですがカーボンセラミック6ポッドキャリパーブレーキシステムを注文すればバネ下21kg軽量化とさらなるブレーキングパワーを得る事が出来ます。バネ下重量軽減はとても効果が高くノッキングの低減とコーナーリング速度アップにファースト・インがより高速に入る事が出来るようになります。もちろん加速力もアップします。少し高価でもこのクラスならバネ下21kg軽量化は非常に大きいです。