BMWはM4クーペベースのチューニングモデル「M4 GTS」を700台限定発売。発表は10月30日から開催される東京モーターショーにて一般公開されます。
驚きなのは巨大なフロントスプリッターが純正装着されている。リヤに装着されているGTウィングが霞んで見えます。
「M4 GTS」のパワーユニットは3.0リッター直列6気筒ツインパワーターボエンジンを搭載し、ウォーター・インジェクションを採用する事で最高出力は500psまで高められていて、最大トルクは61.1kg.mを発生します。自動車自体のスペック指標としては0km/h-100km/h加速はわずか3.8秒、最高速度は時速305km/h、ニュルブルクリンク北コースのタイムは7分28秒をマーク。
ベース車両のM4クーペの3.0リッター直列6気筒ツインターボパワーエンジンM社チューニング仕様で最高出力は431ps、最大トルクは56.1kg.m。0km/h-100km/h加速は4.1秒(7速DCTトランスミッション)、最高速度は時速280km/h(リミッター上限)、ニュルブルクリンク北コースのタイムは7分50秒。
ちなみに「ウォーター インジェクション」の仕組みを解説している動画です。
2015年、MotoGPセーフティーカーのBMW M4に、ウォーター・インジェクション・システムを採用した。トランクに装備された5リットルのウォーター・タンクから供給することで、燃焼温度を低下させ、性能やトルクの向上、熱による部品の歪みに一役買っている。
フロントの大型スプリッターには驚くのですが、加えてフロントディスクローターも超大型ドリルドディスクが装着されています。フロントのホイールは19インチもあるのに内側のリムすれすれになる程ディスクローターが大きい。ブレーキやリパーは6ポッド対向です。タイヤサイズはフロント265/35R19、リヤ285/30R20。タイヤの種類は軽量タイヤで有名なミシュラン製パイロットスポーツカップ2と言うセミスリックの様なハイグリップタイヤが装着されます。
カーボン製のGTウィングにリヤデュフューザー、四本出しまるファーのフィニッシャーにはIIMの刻印付きです。
パワーウエイトレシオが3.0kg/psと車体も軽量化されているので、GTウィングはまるで壁の様に角度が付けられており、高速走行ジに非常に大きなダウンフォースを得られると思われます。
リヤのコンビネーションライトには量産車初の有機LEDが採用されるとの事。
ロードクリアランスは100mmと言ったところでしょうか。日本の道路で走る場合は段差乗り越えられない可能性が高い。
販売開始は2016年の夏頃からと言う予想。
