2015年仕様のR35(GT-R)が発売されました。45周年台数限定特別仕様車にNISMOチューニングの「Trac edition」も取り揃えされています。2015年新型の特筆点は乗り心にこだわりを持ちより多くの年齢層の方に乗ってもらうことを目標にマイナーチェンジされているそうです。(2015 GT-R開発者の動画説明より)
今までの車の速さはそのままで、上下振動のコントロールとロールによる左右へのブレを極力低減させる為にサスペンションの減衰力特性とECU特性の変更を加え専用タイヤ(DUNLOP SP SPORT MAXX GT 600 DSST)の素材と内部構造の見直しによりグリップ力アップと路面の衝撃をタイヤで吸収させて乗り心地感をアップさせている。
車両価格
- Pure edition 9,477,000円
- Black edition 10,400,400円
- Premium edition 10,587,240円
- engineered by nismo 11,700,720円
スペック
主要諸元
http://www.nissan.co.jp/GT-R/ARTICLE/PDF/gt-r_2015_specification.pdf
- 全長x全幅x全高 4670x1895x1370mm
- ホイールベース 2780mm
- トレッド前/後 1590mm/1600mm NISMO仕様はフロント1600mm
- 最低地上高 110mm
- 車両重量 1740kg-1750kg
- 乗車定員 4(2+2)名
- 車両総重量 1960kg-1970kg
- 最小回転半径 5.7m
- 燃料消費率 JC08モード (国土交通省審査値)8.7km/L
- 主要燃費向上対策 可変バルブタイミング
- エンジン型式 VR38DETT
- DOHC・V型6気筒
- 総排気量 3.799cc
- 内径x行程 95.5×88.4mm
- 圧縮比 9.0
- 燃料供給システム 日産EGI
- 最高出力 404(550)/6400(kW(PS)/rpm)
- 最大トルク 632(64.5)/3200-5800(N・m(kgf・m)/rpm)
- 使用燃料・タンク容量 無鉛プレミアムガソリン・74L
- 駆動方式 4輪駆動
- トランスミッション GR6型デュアルクラッチトランスミッション
- サスペンションフロント ダブルウィッシュボーン式
- サスペンションリア マルチリンク式
- ブレーキ フロント・リア ベンチレーテッド
- タイヤ前・後 255/40ZRF20(97Y)・285/35ZRF20(100Y)
車両サイズとエンジンスペックは既存のR35と同じではあるもののECUチューニングが加わり挙動的にはさらに速くなっているものと思われます。
45th Anniversary
45周年特別限定仕様は次の特別装備が施されます。専用車体色 シリカブレス(RPM)〈#EY0・スクラッチシールド〉(特別塗装色) / 45th専用エンブレム付カーボン製クラスターフィニッシャー / 専用モデルナンバープレート(エンジンルーム内)。またサンドシステムはプレミアムグレードと同じBOSEサウンドシステム11スピーカーを実装します。シートは本皮パールスエードコンビシート(セミバケット)が装着です。
GT-R Pure edition
一番モダンなグレードです。本皮シートセミバケットを装着。オーディオはCD一体型ラジオ付き6スピーカーシステムを装着。尚このグレードのみバックビューモニター(ワイドバックビュー切り替え機能付)はオプションとなります。
GT-R Black edition
基本装備は上グレードと同じなのですが、ディンプル付き本皮巻レッド/ブラックカラーのステアリングに専用レカロバケットシートが装着されます。
Premium edition
「Pure edition」の装備と同じなのですが、オーディオシステムにBOSEのサウンドシステム11スピーカーを実装します。
共通の装備品
まずシートですよね。本皮スポーツシートなのですがセミバケットです。かなり深く沈むような感じで体をホールドする形状をしています。方の所は四点の肩ベルトを通す事が出来るようになっております。
スーパーワイドビームヘッドランプ(LEDポジションランプ、LEDハイ・ロービーム、オートレベライザー、オートライトシステム付)。補足
テールライト類は高輝度LEDリヤコンビネーションランプを装備
レイズ製アルミ鍛造ホイール(NISMO仕様除く。)
フロント:20インチアルミホイール(20×9.5J、インセット45、P.C.D:114.3(5穴))
リヤ:20インチアルミホイール(20×10.5J、インセット25、P.C.D:114.3(5穴))
今回のコンセプトであるコダワリの足回り。
セットアップスイッチによって、減衰力を選択できるモード設定型電子制御式のショックアブソーバーBilstein DampTronicを採用。減衰力の電子制御は、11種類の車両データから最適に行われ、オールラウンドな「NORMAL」モード、上質でラグジュアリーな乗り心地を生み出す「COMFORT」モード、スポーツドライビングを愉しむための「R」モードを選択することができ、各々に適した超高性能な走りを味わえる。
またブレーキも見直されブレンボ製フロント390mmフルフローティングドリルドロータに6ポッド対向キャリパーを装着。リアもブレンボ製380mmフルフローティングドリルドロータで4ポッド対向キャリパーを装着。ブレーキパッドはスチール製の高剛性素材を使用。
Track edition engineered by nismo
内容は殆ど共通なのですが、専用レイズのアルミ鍛造ホイール、フロント:20インチアルミホイール(20×10.0J、インセット41、P.C.D:114.3(5穴))、リヤ:20インチアルミホイール(20×10.5J、インセット25、P.C.D:114.3(5穴))が装着される他、専用チューニングサスペンションと専用レカロ製バケットシートが装備されます。
NISMO仕様
http://www.nissan.co.jp/GT-R/nismo.html
AkitとBkit仕様が用意されます。
Akitをチョイスするとこの様に仕上がります。公道を走れるのか?殆どGTレーシングカーです。
R35は日本を代表するスポーツカーですが、圧倒的なハイパワーに加え足廻りが熟成されたら、もう世界に誇るモンスターに成りうるでしょう。
STiもそうですが、各メーカーのスポーツカー開発はパワーよりも足廻りに重点を置くという傾向が見られます。
VABも動力性能はGVBと据え置きのまま、足廻りを強化していますね。
GC8を購入する前はパワーの事しか考えていませんでしたが、最近は足廻りの重要性を知るようになりました。
GC8の「どっかんパワー」は素晴らしいのですが、足廻りがそれを受け止めきれているかどうかは正直微妙なところです。
シビックタイプR(EK9)を所有している先輩にこの事を話したら、「だから、車はパワーじゃなくて足廻りが重要だって以前から言っているだろう!!」とお叱りを受けました。
確かに、EK9の足廻りは素晴らしいものがありますね。
FF駆動とダブルウィッシュボーンのサスペンションダンパーの組み合わせは相性が良く、前輪でグイグイかき分ける様はあたかもラッセル車のようであり、頼もしさを感じます。
GC8は4WDであり、ましてやSTi製なので足廻りは弱くはないのはずなのですが、GDBはおろかFFのEK9のそれよりも頼り無さを感じてしまいます(出力と足廻りのアンバランス)。
足廻りの良さは安定感にも繋がりますし、ハイパワーを持て余す事なく堪能できるので、これからも各メーカとも力を注ぎ、独自の個性を発揮していって欲しいと願います。
こんにちは(^^)
今回縦と横の振動を抑えECUをよりマイルドにチューニングして多くの年齢層に乗って欲しいと言う事で開発されたそうです。ただ値段が私達で買える次元では無いですものね。よくて中古のR33辺りならまだ何とか手が出そうですがR35は維持費含めてやっぱり一般の人がもつのは無理だと痛感する次第です。
仰る通り車は足回りですよね。私も足まりとブレーキ性能を重視しているのですがこの車は文句の付け所が無いと思います。
私のインプレッサも最近よくオーバーステアが出てしまうので取り付けたストラットタワーバーとダンパー周りの相性がよくないのかもと考えていますので、まだ入れてない車高調で近い将来足回りをパワーアップさせて対応したいと思います。(^^)