三菱自動車が2015年11月17日より開催されるロサンゼルスオートショーで発表する新型にランエボ版SUVとも言える2.4リッターエンジンモデルの「アウトランダースポーツ」を発表します。
アウトランダースポーツは実質日本で販売されているRVRですがパワーユニットが異なり国内販売のRVRは1.8リッター直列4気筒DOHCエンジンで最高出力は139ps、最大トルクは17.5kg.mを発生するパワーユニットとなります。北米で販売されるアウトランダースポーツは現行2.0リッター直列4気筒DOHCエンジン、最高出力145ps、最大トルク20.0kg.m。新型2.4リッターエンジンは最高出力165ps、最大トルク23.0kg.mを発生するパワーユニットを搭載します。
現行モデルはフロントバンパーがボディーカラーと同じカラーリングが施されているのですが、今度の新型はランエボを思い出させるブラックにカラーリングされています。出来ればマッドブラックが良かったのですが。
フロントに大きなエアーインテークにブラックカラーリングのバンパーは、ほぼランエボ版SUVに見えてしかたがありません。エンジンも4B11型で北米仕様の2.0リッターアウトランダースポーツはランエボと同じエンジン(自然吸気方式ですが)。
ランサーエボリューションファイナルエディションです。不景気まっただ中で三菱自動車のリコール隠しによるメーカーへの不信感とガソリンの高騰に加えてエコが流行った事も原因だと思うのですが販売台数が激減し子どもたちにも慕われた通称「ランエボ」は2015年4月にファイナルエディションを最後に生産終了となる。
三菱は新型アウトランダーからダイナミックシールドのフロントウェイスデザインを取り入れていく方針を示し、次期新型パジェロやデリカそれにRVR等主力商品にも順次適用していく方針で、ランサーのフロントフェイスはRVRとアウトランダースポーツでいよいよ本当に終了してしまう様です。
ガソリンの高騰環境がなければドライバー心理としては小さい排気量よりもトルクフルな大排気量が好まれるのでしょうね。しかしこのエクステリアはかっこいいです。
駆動方式はFFもしくは四輪駆動方式のAWCが用意され、トランスミッションはCVTのみ。
アウトランダースポーツの設定グレードは「ES 2.4 / GT 2.4」の二種類。GTグレードはプレミアムパッケージを選択するとロックフォード・フォズゲート製710Wのプレミアム・オーディオやムーンルーフ、自動調光リアビューミラーが装着されます。
これがロックフォード・フォズゲート製710Wのプレミアム・オーディオです、巨大なウーハーがラゲッジスペースに取り付けられています。
リヤ側のエクステリアもどことなくランエボに似ている。コンビネーションランプのレンズが少し怒った目の用に見えうるのが似ていると感じるのかもしれません。
フロントとリヤに取り付けられた三菱のエンブレムが似合う車はそう多くは無いので、ダイナミックシールドも良いデザインだと思いますが伝統のエクステリアも残して欲しいと願います。
2015新型 アウトランダースポーツ 主要諸元表
- 全長x全幅x全高 4295×1770×1630mm
- ホイールベース 2669mm
- 定員 5名
- エンジン型式 4B12型
- 直列4気筒DOHCエンジン
- 排気量 2360cc
- 最大出力 165ps/6000回転
- 最大トルク 23.0kg.m/4200回転
- 駆動方式 四輪駆動 AWC
- トランスミッション CVT
- JC08モード燃費 10.4km/L