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EVカーアウトランダーPHEVはお財布にも優しいハイブリッドSUV

フル充電で電気モーターのみで60.2kmも走ることが出来る三菱のSUVアウトランダーPHEV。もちろん2Lエンジンを搭載するのですがこの車の変わったところは殆どが電気モーターで走る事を目的としていてバッテリーの充電レベルが少なくなったらエンジンで走るのですが併せて充電しながら走る仕組みである程度走りながら充電できたらまた電気モーターのみで走ると言う事を繰り返します。

しかしながら我々燃費の悪い車を所有する者にとっては何と言っても月末のお金のない時に急な用事で近距離の用事があった時など電気だけで車を動かせる機能はありがたいですよね。将来スポーツを降りる時のためにEVカーの事を勉強しなければです。

アウトランダーHV写真

 

PHEVモデルは一応電気モーターメインと言うことなのですが、ドライバーのストレスとならないように3つの走行モードを持ちます。

EV走行モード、お買い物やお迎え等の近距離は全て電気モーター駆動で走ることが出来ます。

EV走行モード説明

中距離走行時はシリーズ走行モードとなり必要に応じて自動的に発電充電を繰り返しながらなるべく電気モーターのみで走行するモードです。

 

シリーズ走行モード説明

長距離走行はパラレル走行モードは高速道路を使うなどのロングツーリング時に自動的に切り替わりガソリンエンジン中心に走行させる事が出来るモードに切り替わります。

パラレル走行モード説明

充電方式とバッテリー満タンにした時の料金

アウトランダーは基本的に全てのグレードで普通充電+急速充電機能に対応しているのですが、過程で充電を行うにはオプションのAC100V充電ケーブル(AC電源、1500W)86400円が別途必要になるのですが、通常のコンセントに差し込むことは出来ず充電設備(EV充電用コンセント)が必要になります。三菱戸建て戸建て住宅車の充電設備に付いて

その他の充電設備に付きましてはEV充電スタンドや高速道路のパーキングエリアやサービスエリアでよく見るこの様な装置で充電を行うことが可能です。

充電料金はバッテリーレベル0だった場合アウトランダーのバッテリー容量は12kWhなので1kWhの電気料金x12で満タンの料金を計算する事が出来ます。恐らく間違えていないはずなのですが東京電力の一般家庭向け電気料金従量電灯Aで計算すると基本の最初の8kwhまでを230円と超過料金19円端数切り捨て計算すると306円でバッテリーを満タンにして60kmも走行出来るのです。羨ましい。ガソリン換算すればリッター私のインプレッサなら7km/Lですので60km走ろうと思ったら8.5Lのハイオクガソリンを使うのでリッター175円で計算すると1487円も必要となってしまいます。ガソリンの場合殆ど税金なので致し方が無いですものね。これからの車は経済的な側面も考えれば電気も有りですね。

充電に掛かる時間(リンク先は三菱公式ページです。バッテリー電源0の状態からの時間)は普通充電で4時間、急速充電は8割までしか充電できないですが30分必要となると言うことです。

EV充電スタンド

充電スタンド風景

アウトランダー充電風景

 

PHEVのEV側のスペック

  • モーター形式 フロント/リア S61 / Y61
  • 定格出力 25kW
  • 最高出力 82馬力
  • 最大トルク フロント/リア 14.0kg.m / 19.9kg.m
  • バッテリーはリチウムイオン電池
  • 総電圧 300V
  • バッテリー容量 12kWh

アウトランダーPHEVの駆動の仕組み

アウトランダーとPHEVのスペック比較

基本的にPHEVは電気モーター主体ですのでCVT変速機が無く、大容量バッテリーを搭載しランサーエボリューションXと同じドライバーサポート技術S-AWCを標準装備するので通常のアウトランダーよりもかなり車重が増えます。

アウトランダーのグレード DLAG22W(PHEV) DBA-GF-8W DBA-GF-7W
価格 3.418.200円より 2.495.880円より
サイズ全長×全幅X全高 4655×1800×1680mm 4655×1810×1680mm
室内全長×全幅X全高 1900×1495×1235mm 2580×1495×1265mm
変速機 無し INVECS-Ⅲ 6速スポーツモードCVT
ホイールベース 2670mm
フロント/リアトレッド幅 1540mm
地上最低高 190mm 215mm
ドア数 5ドア
駆動方式 4WD 2WD
重量 1780kgから1830kg 1520kg-1530kg 1440kg
定員 5名 7名
エンジン型式 4B11 MIVEC型 4J12 MIVEC型 4B11 MIVEC型
エンジンタイプ 4気筒DHOC16バルブ 4気筒SOHC16バルブ
燃料供給装置 ECI-MULTI
排気量 1998cc 2359cc 1998cc
内径×行程(mm) 86.0×86.0mm 88.0×97.0mm 86.0×86.0mm
圧縮比 10.5
最大出力 118馬力/4500回 169馬力/6000回転 150馬力/6000回転
最大トルク 19.0kg.m/4500回転 22.4kg.m/4200回転 19.4kg.m/4200回転
JC08モード燃費 18.6km/L 14.4km/L 15.2km/L
燃費向上対策 可変バルブタイミング機構、プラグインハイブリッドシステム、アイドリングストップ装置、電動パワーステアリング 可変バルブタイミング機構、自動変速機、アイドリングストップ装置、電動パワーステアリング、充電制御
燃料タンク 45L(無鉛ギュラーガソリン) 60L(無鉛ギュラーガソリン) 63L(無鉛ギュラーガソリン)
ブレーキシステム フロント/リア ベンチレーテッドディスク / ディスク ベンチレーテッドディスク / ディスク
サスペンション フロント/リア ストラット式 / マルチリンク式 独立懸架ストラット式 / 独立懸架マルチリンク式
ホイール 18インチ
タイヤサイズフロント/リヤ 255/55 R18 95H グレードEのみ215/70 R16 100H 255/55 R18 99H

アウトランダーの外装

こちらがPHEVのフロント周りの写真です。通常モデルと比較するとグリル周りにカラーリングが施されてい居ます。

PHEVフロント写真

こちらが7人乗れるEVでは無い方のフロントグリル周りです。バンパー部分のエアー取り込む口が黒くカラーリングされフロントアンダースポイラーとサイドステップも黒くカラーリングされます。

アウトランダーフロント写真

PHEVのテール周りのデザインです。テールデザインも殆ど同じですがリアバンパーのアンダーカバーがカラーリングされます。テールランプ類は同じです。

PHEVテール写真

 

7人乗りのモデルはリアバンパーカバーはシルバーで統一。

アウトランダーテール写真

内装

PHEVの内装です。5人乗りでトランクススペースがゆったり取れる内装です。

アウトランダーPHEVの内装

 

運転席は視界広々でインパネは左側バッテリーレベルメーターで右側速度メーターの配置となります。

 

アウトランダーPHEVの運転席

PHEVのインパネ左側電圧駆動力メーターです。アクセルを軽く踏むとEcoゾーン電圧で沢山踏むとPowerゾーンに針が動きます。減速時充電している時(アクセルから足を離している時)Chargeゾーンに針が動き充電している様子を把握できます。

PHEV電圧駆動メーター

 

通常版ガソリン車の内装です。7人乗りです。三列目はちょっと狭いですが大人5名なら余裕で乗れます。三列目は子供さん二名なら余裕のスペースだと思います。

 

アウトランダーガソリン車7人乗りの内装

 

ガソリン車モデルの運転席です。インパネは左側に通常のタコメーターと右側スピードメーターの配置となります。

アウトランダーガソリン車の運転席

ラゲッジスペースは共通の仕様で後席と三列目シートを倒して大きなラゲッジスペース空間を確保できます。

アウトランダーラゲッジスペース

アウトランダーラゲッジスペースシートを倒した写真

 

ドライブアシスト機能

PHEVモデルには冒頭触れましたがランサーエボリューションXと同じS-AWCが装備され4WDを四輪のモーターとデフそれにブレーキを総合的にアシストして車の挙動を常に安定的にコントロールするシステムを搭載します。その他e-Assist(備考グレードによって装備されないモデルがあります。ガソリン車のグレード24Gと20GとPHEVモデルのグレードGとEには装備されません。)に装備されます

その機能の一つFCMは、時速30kmでの走行時ドライバーが気が付かず前方に障害物が接近してきたら警報アラートとブレーキをアシストして速度を減速したり、さらに衝突の危険がある場合は警報及び自動ブレーキにて停車を試みたり、さらに危険度が増すと自動的に急ブレーキを掛ける安全システムが搭載されます。注意事項30km以上で走行時は警報のみと言うことです。

FCMサービス

車線をと走行状態を監視するLDW、時速60km以上で走行中ドライバーが意図しない車線変更を行った場合や車線からずれてしまったら警報アラートで注意を促します。居眠り運転過労運転防止に役立ちそうですよね。

LDWサービス

巡航走行追随システムACC、前方の車をレーダーで認識したら自動的に車間距離を取って追随走行出来るサービスです。中速巡航時や渋滞時ドライバーの負担を低減してくれるサービスです。

ACCサービス

アウトランダーの感想

PHEVは少し高価なのですが、長い目で見れば距離を走ることで余りガソリン税を支払わなくて良いので大変お買い得感高いと思いました。バッテリーの寿命は10年/10万キロ保証(バッテリーの寿命はどのくらいですか?公式ページです。)と言う事ですので仮に10万キロ走ったとしたらこのクラスならリッター7km/L必要だと思うので、14285リットルのレギュラーガソリンを消費します。なのでお金に換算したら2014年7月のガソリン相場なら165円位で計算したら2357025円必要となります。全部電気で走ったら60km/306円前後ですので1666回充電しなければならないので電気代は509796円と約50万円程で10万キロ走れる計算となります。差し引き1857025円もお得と言うことになってしまいます。すごいですね。消費税10%となると更にお得感は高くなるものと思われます。しかし日本はガソリンが高いし二重課税だし。

肝心の車の感想ですがPHEVモデルはどうなんでしょう、フィーリングが全くわかりません。ただ電気モーターはエンジンフィーリングとは全く異なり踏むとその最大トルクがでるのでロケットスタート的な事も可能だと思います。加速は恐らく申し分ないですし4WDなので悪路の走破性も高いです。また三菱の誇る高い四輪制御機能により安全で確実に目的地までのドライブを楽しくアシストしてくれると想像する次第です。ただドレスアップしたりする楽しみはこの車にはないです。買ったらそのままで乗るのが一番ベスト。

アウトランダーPHEVの動画

https://youtu.be/lLq03OW6TsA

「EVカーアウトランダーPHEVはお財布にも優しいハイブリッドSUV」への2件のフィードバック

  1. EVはエネルギー効率や低速トルク(起動トルク)が非常に優れます。
    まだ研究途上である蓄電の問題が解決されれば、実用性において後塵を拝すガソリンカーの時代は終焉を迎えるでしょう。

    ガソリンカーの中でも、特に我々が乗っているスポーツタイプ(特に高回転型)は実用性に乏しい部類です。
    かげまるさんがご指摘されるように、そのハンドルを離す時が、遅かれ早かれ訪れるのは間違いありません。
    実際に、地方に行けば東京や大阪など大都市圏ほどスポーツカーの走行を目にする事はありません。
    私は所有しているインプレッサGC8を本当に気に入っています。
    しかし、それにばかり固執することなく、EVやクリーンディゼルへの転換も視野に入れる必要性を、今回の解説で痛切しました。

  2. こんにちはコメントありがとうございます(^^)
    EVは未だ発展途上ですが、ガソリン二重課税の日本では人気化しそうですよね。ガソリンって暫定税率に消費税掛けられているので税金に消費税ってへんですよねだれか何とかして欲しいです。

    反面電気には電気料金に対しての消費税で、道路税と環境税は加算されないので公平感は高いです。

    今回BMWのi3の記事を書いてみたのですが見た目以上にレーシーですごいスペックを持ちます。

    ただ全部電気なのでバッテリーが完全に切れた時がちょっと嫌かも的な感じです。

    もう少ししたら大好きなGVBを降りる時期がやってくると思うのですがその時は安全なレーダーを搭載するEVカーを選ぶと思いますが・・

    とりあえず今乗りたい車を満喫ですよね。GC8大切にしてくださいね。私もGVB降りるまで大切にしてまいりたいと思います(^^)

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