トヨタの人気トールワゴンルーミーを借りてきました
ダイハツが製造しトヨタへOEM供給及び販売されている人気トールワゴン「ルーミー」の1.0L NAエンジン搭載車(M900A型)を借りてきて、運転のしやすさや加速性それにブレーキング能力と燃費についてレビューさせて頂きます。
ご覧のように両側スライドドアを採用する5人乗りのコンパクトトールワゴンです。トヨタからは「ルーミー」、ダイハツからは「トール」、スバルからは「ジャスティ」ブランドで販売されており何れも姉妹車(M900A型に限る)です。
このクラスではスズキのソリオがライバルになります。
運転はしやすい・しにくい?
ルーミーはドライブポジションが高くほぼミニバンと変わらない目線の高さなので運転は非常にしやすいです。タイムズだとソリオが運転のしやすさも手伝ってカーシェア率が高いのですが、そのソリオよりもルーミーの方が運転はしやすいと思います。
車幅感覚の掴みやすさはもちろんですが、ナチュラルなハンドリングと乗り心地それに死角の少なさに加え加速性と巡航性及びブレーキ性能を総合した感想です。
何時も試乗する時に車幅感覚の掴みやすさのチェックを行う狭い道路を運転してみたのですが、全く狭いと感じなかったです。免許取り立てだと外側から見た印象で圧迫感は否めないですが乗り込んでしまえば車格は小さく感じると
一方高速道路でも死角が少ないので周りの状況をよくは把握しながら運転できるので、危険な車に遭遇しても冷静に対処する事ができると思います。
乗り心地は悪くない
ルーミーの乗り心地は変にサスペンションが沈むことが無くて割りと良い方だと思います。
ただルーフが高いのでカーブや凸凹の道路を走ると左右に振られる挙動があるので、気にならない人は気にならないし車酔いしやすい人は気になるかもしれません。
巡航時の安定性
通常運転時の巡航速度での安定感は抜群に良いです。ただ強い横風には煽られる事はありますが、ある程度の天候でも安定して巡航運転は可能だし安心して運転できると思います。
エンジンブレーキはナチュラルに使える
ルーミーのエンジンブレーキはSレンジのみですが、DからSレンジにシフトチェンジしてもすごくソフト且つナチュラルにエンジンブレーキを発生し安全に制動力を発生させます。
ただ、どの程度の制動力かと言うと6MT車では3ギア辺りの制動力で、きつい山道の下り等では6MTでは2ギアを使うので、ルーミーのSレンジの制動力はそんなに強くないです。
ルーミー NAエンジン搭載グレードの燃費
今回借りたルーミーはノンターボ(NA)エンジンを搭載するグレードの実質燃費情報は次の通り。
高速道路を経由した燃費→尼崎でルーミーを借りて阪神高速湾岸線を走行し天保山を降りて国道43号線を経由して尼崎まで返却した際の燃費は12.5klm/Lでした。
大阪市内下道を走行した時の燃費は10.2km/Lでした。以下のルーミーは三井のカーシェアリングで借りたもので上位グレードの為、サブモニタとエアコンコントロールパネルが高級感のあるものが装着されています。
グレード別・内装の違い
今回ルーミーを借りた日が雨で内外装を撮影する事ができなくて、レビューしていないのでご了承願います。
ただ二回借りてエアコンコントロールパネルが違うことに気がついたので、グレード別で内装が違うのかを調べさせていただきました。
写真左が「Xグレード」で写真右が「G・カスタムG・G-Tグレード」です。Xグレードはインパネセンターのモニタが簡易デジタル式且つエアコンコントロールパネルがダイヤル式でやや商用色が強くなります。
電動スライドドアの安全性をチェック
ルーミーの電動スライドドアにわざと手を挟ませて、痛いか痛くないかチェックしました。スライドドアって結構挟み込み事故が多いので、もしルーミー買うなら電動スライドドア付き車を選んでください。
メリットとデメリット トヨタルーミーまとめ
ルーミー(1.0L NAエンジン車)の個人的な意見ですが実用性抜群で室内も広々、エンジンはもっさり感があると大勢のご意見はあるものの、私が試乗した限りでは不満が残るほどでは無いと思いました。
ルーミーのメリットとしては室内が広く乗り降りしやすい&乗り心地も悪くない。またコンパクトなので小回りがきくしフットワークも悪くないのでお買い物や送迎それにレジャーでロングドライブにも向いています。
安全面でもスマアシと言う自動ブレーキ機能が搭載される車種もあるので、そちらをチョイスする事で交通事故の不安もある程度軽減可能です。
唯一のデメリットとしては、ルーフトップのデッドニングが必要な点でしょうか?大昔のGDAかなと思うくらい車の天井に当たる雨おとが大きくてびっくりしました。