運転テクニック&エピソード

大切な車を事故で廃車にしないように運転するテクニック

自動車ブーム再来で多数のドライバー様より新車を買ったと言うご連絡を頂くのですが、その反面「事故して廃車になってしまった」(自損事故)と言うご連絡も件数は少ないですが頂くことがあります。

先日もレヴォーグSTIを買って二週間で全損事故を起こしてしまったとご連絡頂きました。しかも車両保険に入ってなかったそうです。

なにかあると大変なので車を買ったらなるべく車両保険に加入しておいた方が望ましいです。

現代の自動車は自動ブレーキシステム(オートクルーズ機能など)が装備されている自動車が多く、片手ハンドル運転極端な集中力低下な状態での運転も安全に走行できる様にはなっているのですが、その様な運転をしていると何れ大きな事故に遭遇する可能性は非常に高いです。

大きな事故で大切な自動車を廃車にしないように(車嫌いになってほしくない)運転スタイルの基本をもう一度確認して頂きたく思います。

ドライブポジション

ドライブポジションはハンドルに近ければ近いほど良いです。

(注意、エアバックで重大な怪我をしてしまうと言う情報がある為ハンドルから30cmは体から離して下さい。)

ハンドルに近ければ何かあった時にハンドルから手が離れてしまってコントロール不能に陥る事を防ぐことができる。

写真はイギリスRCM社長、理想のドライブポジション。(YOUTUBEのRCM公式チャンネルに登場しています)

https://www.youtube.com/user/RogerClarkMotorsport

ハンドルになるべく近いのが良いのですがフットブレーキペダルが一番踏み込みやすい位置程度に。

ハンドルは両手で何時も握る

幾つかの記事にも同じことを伝えてますがハンドルを両手で握って運転すると必然的に集中力が高まりますし両手でハンドルを握っていれば左にも右にも車体の方向を変えられるので、まさかの自体に素早く対処できる

集中力低下が事故を招く原因なので両手ハンドルでも集中力が高まらない場合は少し休憩してください。

少し分かり難いですが和歌山の山の麓の道路を走っていたら比較的大きな動物が飛び出してきました。こんなシーンでも両手ハンドルなら左にも右にも回避する事ができる。

(カーブを曲がったらヘッド・ライトがちょうど当たらない場所を右から左に横切ります)

急ブレーキを練習する

ABSが働くくらい急ブレーキを一週間一回前後練習するのも良いです。(可能であれば高い速度でABSが働くほどの急ブレーキ練習。)

ABS装備の車は思いっきりブレーキを踏んでもタイヤがロックしないので大幅に減速しながら左右にハンドルを切って回避できます。それの感覚を覚えておくと、いざとゆう時に躊躇する事無くフルブレーキングする事ができるようになります。

ただ練習する場所がなかなか無いのがネックです。安全を確保できる場所で練習してみて下さい。

速度を控える

これが一番の事故しないポイントで理由は自動車を停止するのに時間がかからないので危険を回避し易い。

ただ速度を控えていても集中力が低下していては自動車を停止するのに時間がかかったり停車できなかったりするので同じです。時速30km/h前後でもノーブレーキで壁や電柱にぶつかったら下手をすると廃車です。速度が遅くとも集中力を高く維持して運転してください。

また近年の人気車は重量が重たいので、カーブや交差点を曲がる時は十二分に減速してからカーブや交差点を曲がるようにしてください。

最後に軽自動車と同じような速度でカーブへの侵入は避けてください。軽自動車は車両重量が軽いのでコーナーリングスピードは思った以上に速度が高いです。2.0Lクラスの自動車で前を走る軽自動車と同じ速度でのカーブ侵入は避ける様にしてください。

写真のスズキ軽自動車アルトワークスと人気車種C-HRとレヴォーグSTIのエンジンパワーと重量比較表。車の重量が軽い方が制動距離は短いしコーナー速度が高い。

車種 スズキ アルトワークス トヨタ C-HR 1.8Lハイブリッド スバル レヴォーグSTI 2.0L
エンジン 0.66リッター直列3気筒ターボ 1.8リッター直列4気筒DOHC 水平対向4気筒ターボ
最高出力 64ps/6000回転 98ps/5200回転 300ps/5600回転
最大トルク 10.2kgm/3000回転 14.5kgm/3600回転 40.8kgm/2000-4800回転
車両重量 670kg 1440kg 1560kg

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