トヨタから排気ガス0の究極のエコカーMIRAIです。動力は燃料電池とモーターのみ、燃料は水素を使います。燃料電池自動車(FCV)のしくみ
燃料電池車MIRAIです。これがまたかっこいいフォルムをしているのです。車両価格は7.236.000円とやや高額なのですが政府からCEV補助金制度を受ける事が出来るので、それを利用すれば補助金2.256.400円から差し引いた金額で購入する事が出来ます。その他カーマットやバイザー類等の販売店オプション品などの諸費用も別途一割前後必要になると思いますので詳しくは販売店でご確認お願い致します。
MIRAIのスペック
- 車両型式 ZBA-JPD10-CEDSS
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4,890×1,815×1,535mm
- ホイールベース 2780mm
- トレッド幅 フロント 1535mm
- トレッド幅リア 1545mm
- 車両重量 1850kg
- 最小半径 5.7m
- 定員 4名
- ハンドル 右
- 駆動方式 FF
- 最高速度 時速175km
- FC(燃料電池)スタック 形式 FCA110
- 種類 高分子型
- 接続方式 直列
- 最高出力 114kW(155馬力)
- 駆動用モーター形式 4JM
- モーター種類 交流同期電動機(永久磁石式同期型モーター)
- モーター最大出力 113kW(154馬力)
- モーター最大トルク 34.2kg.m
- バッテリー ニッケル水素 34個/6.5Ah
- バッテリー接続方式 直列
- 水素タンク 圧縮水素
- タンク本数 2本
- 水素タンク容量 112.4/L(フロントタンク60.0/L、リアタンク62.4/L)
- 公称使用圧力 70MPa
- サスペンションフロント ストラット式
- サスペンションリア トーションビーム式
- ブレーキフロント ベンチレーテッドディスク
- ブレーキリア ディスク
- タイヤ・ホイールサイズ 215/55R17タイヤ+17×7Jアルミホイール(センターオーナメント付)
MIRAIのスペックをざっと見た感じ重量は重たいのは致し方が無いとしてもトルクがすごい太いです。3000ccのNAエンジン並に太いトルクを持ちます。馬力は154馬力と大したことが無いように見えるのですが馬力もトルクも発進時に最大運動力は発揮できると思うので、多分相当速いはずです。最高速度175kmは水素を持っているので自主規制では無いかと推測します。
装備の方はまずフロントヘッドライトは4灯LEDヘッドライトを採用しオートマチックハイビーム機能を備えます。フォグランプは装着無くオプションも用意されない。その代わりLEDコンビネーションライトが装備されます。
フロントとサイドとテールのガラスはUVカットガラスが採用され、高遮音タイプとなります。そとの音が入り難い静音性を重視している様子。
ぱっと見余りオーバーフェンダーでは無いのかなと思いきや、オーバーフェンダーを取り込んだデザインとしている感じです。
ややここから見ると結構フェンダーがガバっと大きく出ているのがわかります。
MIRAIのボンネット部分です。本来ならエンジンが入っているのですが燃料電池ユニットが入っているのでしょうか。
運転席です。運転席と助手席の間にあるナビゲーションはオプションとなります。インパネ回りのデザイン自体はプリウスαとよく似ている感じです。ただシフトノブがある場所が近未来的ですごいインパクトがあります。
安全装備に付きましては、レクサスに装備されている車線変更時他車が近くにいることを教えてくれるブラインドスポットモニター[BSM]を始めとし、誤発進抑制のドライブスタートコントロール、プリクラッシュセーフティシステム(スバルのアイサイトの様なシステム)とレーダークルーズコントロールシステムを装備します。ドライビングサポート面ではS-VSC(滑りやすい路面でのハンドリングサポート)を装備。
シートがすごい。殆どゼミバケットでは無いですか。やっぱりすっごい車のレスポンスは良いと言う意味合いだと取れます。
その他、燃料電池車の最大の特徴電気を家庭等に供給できる点です。プラグインハイブリッドでもそれらの機能はあるのですがプラグインハイブリッドはガソリンが必ず必要だったりするので排気ガスがやはりあります。MIRAIは水しか出さないので排ガス0で電気の供給が出来るので例えば閉鎖的な車庫内(換気が出来ない)でも電気を供給し続ける事が出来るメリットがあります。ただ家庭内に電源を供給するアダプターは別売りとなります。
最後に気になるのは安全面です。水素が安全なら問題はないと思うのですが、燃料電池 爆発事故検索結果。有名なところではヒンデンブルク号の事故を思い出すのですが。一応その辺は重点的に対策されているようすです。水素タンクは強度と耐久性に優れた三層構造で、もしも万が一ガス漏れがあった場合は自動的にバルブを閉じるシステムともしも万が一漏れた水素は拡散しやすい構造をしているそうです。
水素タンクは構造上一番衝撃を受けにくい場所に設置されます。ここなら後部から追突されても安全ですよね。もちろんフロント方向へ何らかのアクシデントで衝突しても影響を受けにくい場所に設置されています。水素タンクの気圧は70メガパスカルと言うことで圧力はかなり高い感じでしょうか。因みにタイヤの空気圧は200キロパスカル(2000ccクラス)前後です。