車を使う前は(車を運転する前に)必ず守って欲しい「運行前点検」ですがみなさんやっていますでしょうか?一応「ぶたと燃料(ブレーキとタイヤと燃料の点検です)」と言う基本項目だけでも忘れず行って下さい。
今日はセルフスタンドで増えている「デジタル式のタイヤの空気入れ」の使い方の説明です。誰でも無料で使えるタイヤの空気入れを使ってエアーを入れる方法の説明です。何も言わずに使うことが出来るのですが店員さんが居たら一応挨拶がてら「空気入れ借りますね」と声を一応かけて下さい。
デジタル式のタイヤの空気入れ
昔のアナログ式のタイプなら2キロとか1.5キロとか空気圧を把握してたのですが、デジタル式の場合は180kPaとか200kPa(kPaはキロパスカルと読みます)等のメモリ表示方式となっています。アナログ式の昔のガソリンスタンドの空気入れはダイヤルを回して入れたい空気圧を設定する方法とかなり異なるのでその辺を説明させて頂きたいと思います。
ガソリンスタンドのタイヤの空気入れは概ね無料ですが、一部地方等ガソリンスタンドが著しく少ない地域は有料の場合もあるのでご了承願います。都市部はほとんど無料で使わせて頂けると思います。私の行っているガソリンスタンドの空気入れ設置場所は写真の様に隅っこに設置されています。初めて行くガソリンスタンドで空気入れの機械を探す場合は「黒いぐるぐる巻のゴムホース」を目安に探すと見つけやすいです。
これがデジタル式のタイヤの空気入れです。初めて使うとき、設定数値が昭和の時代と異なるので戸惑います。使い方は「+」と「-」ボタンを押して5kPa単位で入れたい空気圧を設定して使います。指定の空気圧が入ったら「END」と表示され、写真の説明にもあります通り「ピィー、ピィー」と言うデジタル音で知らせて自動的にエアー注入が停止します。
因みに昔のタイヤの空気入れはアナログ式で2.0キロとか1.5キロとかのメモリ表示方式です。入れたい空気圧のメモリにダイヤルを回して設定しておきます。設定値の空気圧に達すると「キン、キン、キン」と言う音で知らせてくれます。この方式の空気入れは使っている所はもう無いと思いますがもし使う機会があれば、右側のダイヤルありますよね、このダイヤルをくるくる回して入れたい空気圧を設定して使います。
これは持ち運び式です。エアータンクが内蔵されているタイプで。有人ガソリンスタンドで空気を入れて欲しいと言うとこれを使って入れてくれる場面があります。
自分の車のタイヤの既定空気圧を確認する
運転席を降りたら左下にどの車も記載されています。
この様にシールで必ず貼り付けされているはずですのでご確認下さい。
私のインプレッサGVBモデルには無いのですが、極稀にタイヤサイズ別に設定空気圧が異なる車がありますのでその場合どの空気圧を設定すれば良いのか説明させて頂きます。
タイヤサイズが二種類書いてある場合は、タイヤサイズを確認して下さい。同じタイヤサイズに記載されている既定の空気圧を入れます。この場合タイヤサイズは「215/65R16」と「215/60R17」と二種類書かれています。後ろの98Sや98H(タイヤの対応荷重及び対応速度記号です。詳しくはhttp://www.goodyear.co.jp/faq/advanced08_3.htmlを御覧ください。)の表示は特に気にしなくても良いです。
もしタイヤサイズが「215/65R16」であれば220kPaの空気圧を入れなければならない。もしタイヤサイズが「215/60R17」であれば230kPaの空気圧を入れなければならないと言う意味です。既定空気圧よりも多すぎる場合はグリップ力が低下したり乗り心地が悪くなったりします。空気圧が少ないとタイヤのバースト(タイヤが走行中に破裂する現象)に繋がる恐れがあります。
タイヤサイズの調べ方
タイヤサイズの調べ方(見方)はフロントでもリヤでもどちらでも良いのでタイヤの横に記載されて居るのでご確認下さい。
200番代もしくは軽四輪でしたら100番代から数字が記載されています。私のタイヤサイズは245/40R18でした。なのでタイヤの空気を入れる時は245/40R18を目安に既定空気圧を確認してタイヤの空気を入れます。
扁平率が大きなタイヤは小さい文字で書いてある場合があります。例、215/65R16のタイヤサイズ記載の場所。
タイヤの空気を入れる方法
私の車はフロントが230kPaとリアが190kPaなので、まずフロントタイヤに空気を入れることにしたので、デジタル式の空気入れの設定を230に合わせます。初期値概ね200kPaから始まると思います。
「+ボタン」または「-ボタン」を押して5kPa単位で合わせる事が出来ます。230に設定できたら車のタイヤに空気を入れます。
エアーノズルを取り出します。ゴムホースは後で必ず元の様に巻き戻してなおして下さい。
タイヤのバルブキャップを手で左側に回して外します。
外したら空気れのノズルをタイヤのバルブにバルブと垂直になるようにに押し込みます。
正しくエアーが入っていたら「シュー」と言う鈍い音がします。空気が入らず漏れていたら「プッシュー」と大きな音がするのでわかります。プッシューと大きな音がしたらノズルとバルブがズレているので今一度正しくバルブに垂直になるようにノズルを差し込みし直します。
設定したタイヤの空気圧に達すると、車の空気入れから「ピピッ」と音がします。表示を確認すると「END」と表示されていると思います。「END」表示の後に現在の空気圧「230」(設定空気圧)と表示されている事を確認します。問題なければタイヤの空気の調節完了です。
もしも「ピィー、ピィー、ピィー」と言う連続音がしている場合は、空気圧が多いか少ないかで空気圧を調節している状態です。「ピピッ」の音に切り替わるまでそのまま待ちます。この様にして4本のタイヤ全て空気圧を規定値にしてしまいます。
空気を抜く場合はバルブの真ん中の「ピン」を押すと抜くことが出来ます。二・三回「プシュ」と言う感じで抜くといいと思います。その上で再度入れなおすと既定の空気圧を入れることが出来ると思います。空気を入れ終わったら必ずバルブキャップを締めて下さい。右側に回すと締める事が出来ます。
フロントタイヤの空気を入れ終わったら、今度はリヤ側の空気圧に設定します。リヤタイヤは190kPaなので、今度は「-ボタン」を押して設定します。
設定出来たらリヤ側のタイヤのバルブキャップを外して同様の手順で既定圧の空気を入れて作業完了です。ゴムホースは必ずまた巻き直しして片付けておいてくださいね。