WRXのアイドリングが突然不安定になってしまった
特に目立った給排気の改造は行っておらず、マフラーのみフジツボオーソライズRMを装着しECUはHKSのフラッシュエディタ吊るしデータフェーズ1を適用していたWRXのアイドリングが突然不安定化してしまった。
このときエンジンチェックランプ含む警告灯は点灯は無かった、しかしながらアイドリングは不安定でエンジンストール寸前まで回転数が落ちたと思ったら1000回転付近まで戻ってまた下がるを繰り返し、発進もVDCが動作したような感覚でトルクが全く出なくて走行が異様に困難な状態に陥りまして、それらの改善に作業した内容をメモしておきますので、もし同様の件でお困りでしたら試行してみてください。
もしエンジンチェックランプが点灯しているならディーラーへ自走可能でしたらもっていってコンピューター診断してもらった方が望ましいです。今回不調が発生したタイミング
特に予兆などはなく、WRXで買い出しによったお店から出庫しようとしたらものすごい調子悪くて、ノッキングと言うかアクセルを開いても進まずアクセルを緩めるとエンストしそうな感じに陥る。
エンジンが止まる寸前まで回転数が下がるハンチング現象
なんとか自走で車庫まで戻ることができたので、どこがおかしいのかアイドリング状態でチェック。
最初の6秒位までがアイドリングの状態です。後はアクセルを煽って燃調が安定しないか試みています。
作業した改善点
・フラッシュエディタフェーズ1→ノーマル
・ECU初期化(バッテリーのマイナス端子を外して10分放置)
・エアフロクリーンを使ってエアフロセンサーのクリーニング
・エアフィルターの交換(だいぶ汚れてました)
以上の作業後、SI-DRIVEをSモードにして様子見、現在9月4日ですがアイドリング(燃調)は安定しています。
これが交換前のエアクリーナーです。フィルターがかなり汚れていました。余談ですがブリッツの新品に交換したのですが何らかのおそらく吸気容量を比較したくて純正に戻した可能性が?
エアクリーナーを交換してからエアフロセンサーを取り外して
エアフロクリーンで洗浄。A/Fセンサーは壊れやすいので作業は慎重に行ってください。
エアフロセンサーを乾かして装着、10分以上経過したのでバッテリーを繋いで、パワーウィンドウ初期設定を行い作業完了。
純正プラグ6番から8番に番手を上げたらアイドリングが不安定になってしまった
岡山国際サーキット走行会へ参加する為に、ブレーキパッドとブレーキオイルそれにプラグの番手を熱価の高い6番から8番へ交換されたWRXのアイドリングが不安定になったと言うご相談を受けました。
しかもチェックランプが点灯してしまいセーフモード状態。実際に車を見させて頂いたら1気筒失火(死んでいる)してる感じでした。
プラグの番手を上げてアイドリングが不安定になる原因
プラグを熱価の高いものに交換してアイドリングが不安定になると言う事は余り聞いたことがなくて
お友達のWRXが時々エンストしたり岡山国際サーキットの裏ストレートでエンストすると言う不具合があってイグニッションコイルを交換したら改善したと言う事を聞いたことがあったのと
以前8番に交換しようと近藤エンジニアリングさんに相談した時に「ハイスパークイグニッションコイル」と併せて交換すると言う説明を受けたことがあったので
熱価の高いプラグに交換する時はイグニッションコイルも交換する必要があるのかな?思いつつ
EJ20エンジンにアライモータースポーツの新井大輝選手にこの症状について何か知らないのか恐縮ながら質問させて頂きましたら原因を幾つか教えて頂きました。
1-ロングリーチでは無いプラグを装着している(EJ20の場合)
2-イグニッションコイルの相性が悪い
と言うご返答でした(お忙しい中、お調べ頂いてほんとうにありがとうございました)。
アイドリング不安定解消にハイスパークイグニッションコイルをおすすめしてみた結果
プラグを交換してアイドリング不安定になっているVABはF型で1年も乗って無くて、イグニッションコイル劣化による不具合は考えられな。なのでハイスパークイグニッションコイルへ交換してみてはどうかとアドバイスしてしまいました。
また、HKSの「50003-M40iL」(ロングリーチ・熱価8番相当)を装着しての不具合なので、S207が装着している7番プラグ「ILFR7H」へ併せて交換も提案させて頂いたのですが(番手を下げることでスパークが安定するかもと思い)。
しかしながらオーナー様は車を使う用事があるので注文してプラグが届くまで待てないので、今回イグニッションコイルだけ交換で対応する事になりましたが
残念な事にアイドリング不安定とエンジンチェックランプは解消しませんでした。
急遽純正プラグ6番に交換
プラグ交換とイグニッションコイル取り付けを依頼したショップ側からディーラーでECU診断すると原因わかるので調べて欲しいと依頼され、急遽ディーラーで調べてもらうと
1番・2番シリンダーが失火しているとの事。急遽点火プラグを純正戻ししてもらうとアイドリン不安定及びエンジンチェックランプ点灯が解消。
アイドリング不安定の原因はプラグの陶器の部分に亀裂が入ってしまっていた
ディーラーで6番に交換してもらって、取り出したHKSの点火プラグ(デンソーOEM)を確認してみたら
2番プラグの陶器に亀裂が入ってしまっていた。点火プラグはやっぱりNGKが無難かもしれない。
点火プラグの事はよく知らないのですが、この様に亀裂が入ると正しく電気が通らないらしく失火の原因になるらしい。
1番・2番シリンダーで失火の原因は一体なんだったのか?
2番プラグ以外は問題なかったので、1番の失火は2番失火を調整しようとしていたのでは無いかと言う事でした。
プラグの番手を上げるとアイドリング不安定になるの?
最後にプラグの番手を上げるとアイドリング不安定になるのか?について。
レーシングショップのメカニック様曰く、6番→8番に番手を上げても通常問題は無いそうです。
ただ、イグニッションコイルの劣化等があると熱価を上げることでエンストしたりサーキットでエンストしたりする事は有るようで
プラグに異常が無く同症状がでるようでしたら、ハイスパークイグニッションコイル(純正プラグなら純正新品イグニッションコイル交換)への交換をする事で改善する事もあるようです。