インプレッサを買ったと同時に取り付けた中国製のドライブレコーダー「HD-VC720PB、ルートアール取り扱い製品」の映像が最近若干黄色っぽくなってきたのでそろそろ買い替えかなと思い、カメラの画素数を200万画素か300万画素にターゲットを絞って色々探してたのですが、いろいろ迷った挙句一番安くて良さそうなユピテルのDRY-FH330と言うドライブレコーダーをAmazonで購入して取り付けしましたのでそちらのレビューを記載したいと思います。
ドライブレコーダー本体
取り付け完了イメージです。ルームミラーの後ろにちょうどすっぽり収まる形で視界の邪魔にならないです。
車載マウントは両面テープ方式です。取り付けはとても簡単で電源はシガーソケットから取ります。
DRY-FH330に決めた理由
他に沢山ドライブレコーダーの商品があるのに何故この製品を選んだかの理由に付いて簡単に説明させて頂きたいと思います。
値段が安かった点
300万画素をオーバーするドライブレコーダーの多くは値段が高価なのですが、この製品は1万円弱で(9382円、2015年5月時点の価格)販売していたので、この製品ともう一台「Transcend DrivePro 200」と言う商品がAmazonの評価コメントポストがとても多かったので候補に入れて映像を比較しました。
サンプル映像が綺麗だった点
各社のドライブレコーダーのサンプル映像がYOUTUBE動画共有サイトに多数アップされているので色々なメーカーのドライブレコーダーの映像を見比べる事が出来ます。「ドライブレコーダーレビュー」と検索する事で色んなメーカーのサンプル映像を見ることが出来ます。
Transcend DrivePro 200(YOUTUBE検索結果https://www.youtube.com/results?search_query=Transcend+DrivePro+200)の映像も綺麗だったのですが、Wi-Fi(無線LAN)を装備すると有りましたので個人的にはこの無線LANが嫌いでしたのでDRY-FH330(YOUTUBE検索結果https://www.youtube.com/results?search_query=DRY-FH330)に決定した次第です。
何故Wi-Fiが嫌いなのかと言うと熱を持つ為です。電子機器は熱を持つとチップの劣化を招く可能性が高いので基本的に無線LANは個人的に嫌いなのです。また情報漏えいしやすい。レコーダーの映像が漏洩したからと言ってどうなのかと言うのも変ですが。
上書き常時録画タイプだった点
4GBMicroSDカードが最初から付属するので買って取り付けしたらすぐに利用可能な状態です。機能面で一番気に入った点はデーター記録デバイスに常時上書き録画してくれる点です。これによりループしながら映像を記録してくれるのでその日のドライブで気になった部分の映像を手軽にパソコンに取り込んでチェックすることが出来ます。
取り付けが簡単
取り付けがとても簡単、ドライブカメラ車載マウントは両面テープ方式なので取り付け位置だけ最初しっかり決める必要はありますが、取り付け位置が決まったら車載マウントにドライブレコーダーを差し込みして両面テープを剥がしてくっつけるだけです。後は配線は適当でも構いませんし、ド素人の私のは参考にならないと思うのですがエーモンの「配線金具ミニ」(オートバックスで170円少々で買ってきました)を使って、サンバイザーからピラー横を通してシガーソケットに配線して若干配線周りをすっきりさせる事が出来ますのでご参考までに。
ドライブレコーダーの配線を助手席サンバイザーに通しました。
サンバイザーから左側ピラーにエーモンの配線止め金具を付けて挟み込んで固定。
ピラーからダッシュボードにかからないように助手席したのマットに配線を通しました。
シガーソケット周りは結構ごちゃごちゃしてしまいますが、外からは配線が見えにくいので若干見た目も悪く無く取り付ける事が出来ました。
DRY-FH330の気に入らない点
買ってすぐに気がついた気に入らない点をピックアップしておきますね。
パソコンにデータ取り込みが若干困難かも
ドライブレコーダー本体のMINIUSBインターフェースとパソコンを繋ぐことが出来ない。本体付属のMicroSDカードのSDカードアダプターが付属しないので自分で用意する必要がある。
左側の小さなものがMicroSDカードです。右側がSDカードスロットアダプターです。このSDカードスロットアダプターが付属しないのでパソコンに取り込む時もしかしたら別途用意する必要があると思われます。
液晶向かって右側MicroSDカードは予め本体に備え付けされています。「!」ビックリマークは今のシーンを保存したい場合に押すとそのシーンのファイルを別途上書きされないようにMicroSDカードに排他保存させる事が出来ます。
液晶向かって左側にはMINIUSB電源(パソコンとは繋がらない)とMINIHDMI(テレビに出力可能)インターフェースを持ちます。
映像はとても綺麗だが音が割れる事がある
ビデオカメラでは無いのでここまで求めては行けないのですが、車の音が割れる事があります。マイクに何かカバーをかぶせると良いと思うのですが、サウンドも大音量で記録してくれるので重宝しますが大きな音すると割れて再生される事があります。
Google+のコミュニティーにDRY-FH330サンプル動画を掲載してますのでよければ見て下さい。終盤インプレッサの加速音が割れているのとランボルギーニーの爆音の様子が記録されています。
https://plus.google.com/106150744555699374168/posts/62ryE7w6QoG
操作の説明
デフォルト設定のままでも常時録画してくれるのですが、時刻と時間だけはGPS非搭載型なので手動で合わせなければならないのでまずそちらの設定を行います。
メニューを表示するにはまず録画状態を停止しなければならないです。液晶モニターに「REC」とでている場合録画中なので「OK」ボタンを一回押して録画を停止させます。
「REC」と言う表示が消えたら「▼」ボタンを押すと設定メニューが表示されます。
補足、ドライブレコーダーで映像を再生させる場合は「▲」ボタンで記録映像を再生させる事が出来ます。
これが設定メニュー画面です。「▲」「▼」ボタンでメニューを移動して「OK」ボタンで指定した設定を変更する事が出来ます。
変更可能な項目は以下の通りです。解像度720pにすると録画できる時間が増えます。また音声録音も切ってしまうと更に録画出来る時間が増えます。
- 解像度
- 1080p/フルHD
- 720p
- 自動録画
- ON/エンジンスタート録画開始
- OFF/手動録画開始
- 音声録音
- ON/音声も記録
- OFF/音声は記録しない
- 上書きモード
- 上書き禁止
- 常時録画上書き(古いファイルを削除)
- 全て上書き(古いファイルを削除)
- 日時
- 音量
- ON/レコーダー起動時ビープ音が鳴る
- OFF/ビープ音がならないようにする
- 画面自動オフ
- SD初期化
- MicroSDカードをフォーマットする事が出来ます
- 設定の初期化
- 本体を購入時の設定も戻す
必ず設定しなければならない「日時」を選択して「OK」ボタンを押します。
日時設定メニューに切り替わったら、年/月/日と時刻を併せて、ドライブレコーダー横にある「!」ビックリマークボタンを押して録画画面に戻ります。
合わせ方は例えば年の項目で「▲」「▼」ボタンで年を変更して「OK」ボタンで次の月の部分を同様に変更を加える事が出来ます。
ドライブレコーダーメニューの戻るのボタンです。設定が完了したら「!」ビックリマークボタンを押して元に戻る事が出来ます。それから録画を再開させる場合は必ず「OK」ボタンを押して「REC」と言う表示に切り替わっていることを必ず確認して下さい。
録画停止中から録画を再開するのも「OK」ボタンを一回押すだけです。
録画中と言う「REC」アラートが出ていることを必ず確認。
映像保存場所
MicroSDをパソコンに読み取らせて、保存されているフォルダの場所に付いて簡単に説明しておきます。
Windowsパソコンなら「スタート」から「マイコンピューター」を開いて、リムーバルディスクと言うドライブがあると思うのでそれを開くと「DCIM」と言うフォルダが出てきます。それを開きます。
「100MEDIA」と言うフォルダの中にドライブレコーダーの動画ファイルが保存されているのでそれを開きます。
図の様に記録された日時ファイル名として映像を閲覧する事が出来ます。動画フォーマットはMOV形式です。
映像の編集保存はWindowsなら無料のムービーメーカーで編集保存が可能です。ただ編集保存の動画フォーマットは「mp4」または「wmv」でしか保存できません。
もしも事故が発生した場合
もしも何らかの事故が発生してしまってその直前の映像を残す場合は液晶右側の「!」ビックリマークボタンを押して下さい。「recws」と言うフォルダに上書きされないように直前40秒の動画が保存されます。警察に提出する際はそちらのフォルダから証拠映像を提出する事が出来ます。
理由は不明だが再生不能ファイルが作成される
MicroSDカードの相性問題があるのかドライブカメラ付属の4GBMicroSDカードなら不具合は無いのですが、容量が小さいので市販で買ってきた32GBの大容量MicroSDカードを装着すると再生出来ない動画ファイルが作成されます。
デフォルト設定(買った時のそのままの設定)だとイグニッションONにして起動してからフルHD解像度で30fps/5分の一つのファイルとして自動録画されうのですが、エンジンを切った時(イグニッションをOFF)最後の録画映像ファイルが再生出来ない破損ファイルとしてMicroSDカードに保存されてしまいます。動画ファイル保存フォーマットは「MOV」形式でWindows7以上ならメディアプレーヤーで再生可能なのですが図の様に動画がサムネイル表示されないファイルが存在し、再生できないファイルがイグニッションOFF時に作成されてしまう問題が生じます。
フルHD解像度+310万画素なので記録データが多くMicroSDカードの書き込み速度がClass10前後では無いと対応できないのかもしれません。なのでドライブレコーダーの不具合では無い可能性が高い。
補足、付属のMicroSDカードなら問題は無い。
ドライブレコーダー比較映像
もともと取り付けしていたHD-VC720PB(左)と言うドライブレコーダーとの比較写真です。右側がもちろんDRY-FH330のサンプル写真です。夜間だと明るさが全然違います。
街頭の少ない道ではHD-VC720PB(左)は暗い場所が殆ど写ってません。
商店が並ぶ道沿いなら問題は無いのですが。映像面は圧倒的にDRY-FH330の方が綺麗です。
昼間の映像を比較した写真です。昼間なら両方問題なく撮影出来ます。
向こう正面はユニバーサル・スタジオジャパンが見える岸壁の映像です。やはりHD-VC720PB(左)は若干映像が潰れた感じです。
明るい暗いを繰り返す並木道路だとホワイトバランスが狂ってHD-VC720PB(左)は画面全体が白っぽくなる場面もありますが、DRY-FH330は全般的に安定した綺麗な映像を提供してくれます。