先日シフトインジケーターのまとめの記事を書いた際に私も永井電子のシフトインジケーターNo.4500を購入したとお伝えしたのですがやっとGVBに取り付け完了しました。取り付け説明を見て頂く前に感想としましては最初のインジケーター学習モード時5速と6速の判断がなかなか覚えてくれず5/6速領域は現状使い物にならないです。1-2-3-4速領域は町中でもよく使うのですぐにインジケーター側で学習してくれてかなり正確にシフト位置を表示してくれるようになりました。
取り付け位置ですが本当はインパネの上の奥の方、Defiのタコメータの左側のやや奥にしたかったのですが、今使っているミラー埋め込みタイプのユピテルレーダースーパーキャットを付けたいので写真のインパネ下にインジケーターを取り付けた次第です。
インジケーター本体の写真です。とても小さいです。
少し記事が長くなってしまったので要点だけ見たい方は以下のリンクをクリックして下さい。その項目にジャンプする事が出来ます。
シフトインジケーター取り付け準備
まず取り付けに辺り用意したのはのれん分けハーネス別売りを用意しました。
必要な工具は、まずECU部分を開くのでラチェットレンチ(KTCによると正式名はラチェットハンドルレンチというそうです。ホームセンターで売っているもので構いませんので似たような工具をご用意いただくとECUカバー開きやすくなります。)と長くする為のアタッチメントと言うかエクステンションバーと言うらしいのですがT字レンチの様に長くする事が出来るものがあると便利です。後は10mmのラチェットレンチ用ソケットと、ECUを触るのでバッテリーから電源を切る必要があるので10mmのモンキーレンチ又はめがねレンチが必要です。その他プラスドライバーとプライヤー(ペンチでも構わないです)も必要になると思います。
その他、ブースト計を取り付けようと思って用意しておいたエーモン E3 ターミナルセット等もあった方が無難かもしれません。配線を止める小道具やジュビリーバンドもセットなのでとても助かる場面がありましたので。
ECUを取り出す
取り出すと言うわけではないのですが配線を出来る状態にしてしまいます。GVBのECUは助手席の足元にあります。ご覧の様にカバーで隠れていますのでカバーをめくります。赤い発煙筒は引っ張るととれるので発煙筒は外しておきます。
発煙筒の後ろと少し右側の二箇所のネジを指で左に回して外せますので外します。取り付ける時は右側に回して取り付けられます。
カバーをめくると鉄板が見えてきます。この中にECUが設置されています。この鉄板のカバーをラチェットレンチ10mmを使って外します。
ECUカバーは4箇所10mmのナットで固定されていますので全部外します。
ナットを外したら鉄板のカバーは外れるのですが左下に黄色い配線止の様なものが接続されているので下から押して外せますので外します。後で差し込んで元に戻します。
やっと出てきました、これがECU本体です。このまま作業するとまずいのでバッテリーのマイナス極を先に外します。それから手を洗って静電気を放電しておく必要もあります。電子チップは静電気にとても弱いので必ず手を洗って放電してから作業して下さい。
バッテリーのマイナスを外す
車から電源を落とすので、バッテリーのマイナス極を外します。プラス極を外すのはやめて下さい、爆発する危険がありますので。10mmのモンキーレンチ又はめがねレンチで外す事が出来ます。
これで電源をOFFにする作業は完了です。
注意事項、時計等の情報がリセットされますので後でバッテリーを繋ぎ直した時に再設定頂く必要があるのと。パワーウィンドーが正しく動かなくなりますので次の作業で初期化して下さい。
- 運転席の窓を一番下に下げます。
- 運転席側の窓を今度は一番上まで締め
- そのまま運転席窓のスイッチを上にしたまま5秒待ち離します。
上記の作業でパワーウィンドーがリセットされ元の状態に戻ります。
回転信号を配線
私は今回のれん分けハーネスから電源と車速パルス信号とリバース信号をもらうのでECUに配線するのは回転数信号のみとなります。回転数信号はNo4500同梱のメーカー別車種別説明書にそれぞれ信号配線位置の説明があるので自分で調べます。
車速信号と回転数信号の配線を調べるマニュアルです。私のGVBは平成23年式ですのでF53の説明書を参照すると言うことになります。
これが平成23年式GVBの回転数信号と車速信号の配線位置となります。序に他のモデルF45の配線情報も載せておきますので必要であれば参照下さい。
GVB最終型はF45の回転数信号と車速信号位置になるはずです。
私のGVBは上から2番目のカプラにあるので上から2つのカプラソケットを外してしまいます。
ソケット自体は上の爪を指で抑えて引っ張ると外れます。
一応カプラソケットを外したら後で間違えては行けないのでマジックでソケットに番号を書きました。
回転数信号を取る配線のある2つ目を外して2とマジックで念の為書いておきました。
ソケット2の上から二段目左から5番目の赤い色の配線にエレクトロタップ(例、エーモン【E488】配線コネクター)でインジケータと繋ぐ茶色の線を直結してしまいます。 エレクトロタップはインジケーターに一つ付属してました。
回転数信号線と茶色の線を溝に載せるだけです。後は上からカパッと二をするように閉じるだけ。
最後にプライヤーで挟んでしっかり直結します。
回転数信号配線を通す
直結した茶色の回転数信号の線を運転席側に通す必要があります。そこで以前用意していた(ブースト計付ける様に準備していた商品)エーモンの配線通し(正式には配線ガイドと言うそうです。)を使うことにしました。
配線通しは金属の輪っかの方に通したい配線の先端をくるくか引っ掛けます。
反対側のとがった方を通したい場所に突っ込みます。私は足元エアコン送風口の後ろを通しました。
この様に簡単に配線を運転席側に通すことが出来ます。
エンジン始動テスト
ECUを触ったので心配だったのでインジケーター配線よりも先にエンジン始動テストをやって置きました。
後はECUにソケットを差し込んで元に戻します。カバー類は後のほうが良いかもしれません。理由は信号エラーで再度ECU配線チェックする必要があるかもしれないので。
外していたバッテリーのマイナス極を元に戻します。
一応エンジン的には問題は無かったのです。
インジケーターとのれん分けハーネスの配線
まずインジケータの配線とのれん分けハーネスの配線を先にしておきました。理由は後から車の下に手を突っ込む必要がなくなると思いまして。以下のれん分けハーネスとインジケーターの配線説明図です。同じ色の通り繋ぐだけで良いのですがリバース信号だけハーネス側桃色とインジケーター側紫色を繋ぐ以外は間違えることは無いと思います。
分かる場所をつないでい行きます。以下永井電子ののれん分けハーネス側の説明です。
- 赤色 常時電源
- 橙色 イグニッション電源
- 青色 ACC電源
- 白/青色 イルミネーション電源
- 緑色 車速信号
- 桃色 リバース信号(バックギア)
- 黄色 パーキング信号
最後に桃色の配線がオス側が無かったのでエーモンのE3ターミナルセットのプライヤーを使ってオス側の配線ソケットを作りました。
オプションコネクターにハーネスを接続
のれん分けハーネスをWRXのオプションコネクターに繋ぐのですが、本来ならIMPREZA-NETの説明にあります様にカバー類を取らないとオプションコネクターが出てこないのですが、私の場合はオートバックスさんがナビを付けるときにすでに引っ張りだしてありました。
後はこのオプションコネクターとのれん分けハーネスを繋ぐだけです。
オプションコネクターとのれん分けハーネスを繋いで、後はアースの場所ですがアクセルのちょっと右上にアースできる場所があるのでそこにアース線を配線して完了です。
配線が完了したらとりあえずインジケーターの電源が入るかをチェック。問題なければ足元の配線を整えてしまいます。
配線を整える
車のDIYド素人なので、Google+のコミュニティーに居らっしゃる車に詳しいNさんに見つかったら思いっきり笑われると思うのですが一応自分なりに配線がじゃまにならないように整えました。使った道具はジュビリーバンドのみです。手順としてはまずWRXの運転席の横のパネルを開きます。下を手でぐっと引っ張ると外れます。
サイドのカバーが外れたらプラスドライバーで写真の印の二箇所のネジを外します。
ガバっと運転席足元のカバーが外れるのでこれで中に手を突っ込む事ができるようになるので用意したジュビリーバンドで余った配線を中の適当な場所に括りつけてしまいます。
配線を整えたらシフトインジケーター本体を両面テープで固定して取り付け作業完了になります。
シフトインジケーター初期設定
これがまたややこしくて最初マニュアルを読んでも全くわからずでしたのでとりあえずわかりやすいように説明してみます。流れ的には初期設定を行って学習モードに切り替えてシフトインジケーターに車速と回転数とギア数を学習させる必要があります。
手順、まずSETのボタンを長押して4→Hが交互に表示する状態にします。
左側のUP/DOWNのボタンで設置した車のギア数に合わせます。WRX(GVB)は6速なので6に合わせてSETボタンを押し決定します。
次に4→Pが交互の表示に切り替わります。これは車速パルス設定でマニュアルによると日産以外の国産メーカーは4の設定のままで大丈夫と言うことです。日産車は2または8で調節して、オイルシェやBMWは車速パルス8で設定、アウディーは車速パルス4で設定すると記載あります。正しくギア数を学習しない場合は5/6/7/8と繰り上がりして車速パルスを設定して欲しいと記載あります。WRXは今の所4で大丈夫そうです。車速パルスを設定できたら同様にSETボタンを押して次の設定に移ります。
次は4→Eの表示に切り替わります。エンジンの気筒数を設定します。スバル車はだいたい4気筒でEJ20はもちろん4気筒、FA20FB20も4気筒です。例えばV6なら6気筒なので6を設定しますしV8なら8気筒なので8を設定すると言う流れになります。UP/DOWNで数値を変えられます。設定を変えたらSETボタンで確定して次の設定を行います。
次は4→Tの表示に切り替わります。Tというよりbの文字に似ているのですがご了承下さい。マニュアルにはT設定とされています。この設定はMT/ロックアップAT車両は0を指定します。通常のAT車両は1を設定するとあります。UP/DOWNで変更しSETボタンで次の設定を行います。
次に1が点滅する状態になります。この設定はシフトアップ回転数を設定する事が出来るのですがこれは人の好みそれぞれによるので細かい設定をしなくとも大丈夫だと思います。シフトアップシフトダウン回転数をそれぞれのギア位置でUP/DOWNボタンで設定します。設定出来る回転数の幅は500回転感覚となります。
最後の設定0→d表示と切り替わります。説明書によるとATのギアアップ禁止設定と言うことです。私のはMTなので関係がなかったのでデフォルトのまま設定を完了しました。AT車両の場合アクセルをOFFにした時インジケーターの演算処理に違和感がある場合この設定を行いギアアップの表示をさせずに固定させる等の好みの設定が出来る様子です。
以上で初期設定完了です、最後に走る前に学習モードに切り替えてインジケーターにギア数を学習させます。それぞれのギア数で走行できる道路に出て学習させます。可能なら高速道路か有料道路に出る前に学習させた方が良さそうです。
手順はUPボタンを押しながらSETボタンを押します。
n表示のした2つのランプが点滅するのでSETボタンを押して学習モードスタートとなります。発進すると下ランプ2つが点滅をはじめてランプがそのギア位置で点灯に切り替わったらそのギアポジションの学習が完了します。次に2速も同じように入れてランプが点滅して点灯に切り替わったら学習完了になるので次に3と4と5と6速それぞれ同じ手順で学習させます。尚、AT車の場合はマニュアル学習モードしか使えないと言うことですので2名で作業を行って下さい。手順はMT車両と同様に学習モードスタートなのですがO/D(オーバードライブを切って)を無効化にしてLレンジからスタートして1速点滅したらSETボタンを押して学習完了、次に2レンジに入れて点滅したらセットボタンを押して学習完了、最後にDレンジに入れて点滅したらSETボタンを押して学習完了と言う流れになります。