むき出しエアクリーナー
エアクリーナーボックスの無いエアクリーナーフィルターむき出しのエアクリーナーユニットで、メリットは大量のエアを流入させる事ができエンジンのパワーアップが期待できるのとエアを吸い込む吸気音が増大しアクセルを踏むたびにシューッと言う爽快な音が楽しめる。
しかしながらデメリットもあり、エアフロセンサーの故障を招いたりアイドリングが安定しなかったりエンストしたりすると言う情報はあるので参照及び取り付けは自己責任でお願い致します。私のGVBは今のところ不具合はありませんが回すと(ブーストを掛けると)燃費が目に見えて悪いです。
こちらがノーマルのエアクリーナーボックスです。
交換後のむき出しエアクリーナーです。下向きに取り付けるのでエンジンの熱せられた空気を吸い込む問題や雨等は心配なさそうです。
WRX(GVB・GVF・GRB・GRF・VAB)純正エアークリーナーの取り外し
補足、VAB型はフェンダー側とエアクリーナーボックス一箇所に別途固定金具があるのでそれも取り外してから同手順で取り外しできます。
純正エアークリーナーを外す前にエアインテークダクトをはずさなければならないです。
マイナスドラーバーでフロントの固定ネジの様なものをちょっとだけゆるめます。その上でエアーダクトのエンド部分を上にぐいっとこじ上げるとエンド部分が純正クリーナーから外れます。
補足、フロント側の固定ネジ2つですが引っ張ると引っこ抜けました。タイヤハウスの固定ネジと同じ方式でした。DIY素人なものでご了承願います。
エアーダクトが純正エアークリーナーボックスから外れたら後ろに引っ張るとエアーダクトを車から取り外すことが出来ます。取り外し出来たらゆるめたネジは一応締めておいてください。
純正エアークリーナーを固定している10mmのナットを取り外します。ヘッドライトの裏側に一つは隠れていますのでモンキーレンチではないと取れないです。もう一つはラチェットの長いアダプターを付けないと外し難いです。
ヘッドライト裏の純正エアークリーナー固定ボルトです。手がとても入りにくい場所にあります。
固定ボルトを外そうと思ったらエアフローセンサーの配線が邪魔な事に気がついたので先にエアフローセンサーを外しました。+ドライバー二箇所で固定されているだけです取り外しはとても簡単です。ネジを外したら引っこ抜くだけです。固くはありません。
エアフローセンサーの配線をどけたらラチェットレンチに長いアダプターを付けて純正エアークリーナー固定のナットを外してしまいます。
ようやくこれで純正エアークリーナーを外せるのですが、実は手前側の下の方に大きなチャンバーがくっついているのですぐには外れてくれません。まずエアークリーナーを止めているパッキン2つを外してチャンバーがくっついていない方の画面向こう側の半分を先に外してしまいます。
ここまで来るのも素人なのでちょっと辛かったです。向こう側のものを外すのにホースバンド緩めておくと作業しやすかったです。何れにしても図の二箇所の部分は外してしまう必要がありますが、そのままでは取れないです。ここも後で説明します。
かなり強引ですがやっと引っこ抜けました。
半分取り外し出来たらチャンバー側も簡単に取り外し出来ます。
これがGVBのエアークリーナーのチャンバー(白いタンクのようなもの)です。これを外すと純正でもバックタータービン音を楽しめるそうです。
次に純正エアーインテークを外してしまいます。この時潤滑油が無いとゴムがくっついていてなかなか外れてくれませんので潤滑油用意した方が無難です。エンジン側のエアーインテークのジョイントのすき間をめくって潤滑油を少しずつスプレーしながら徐々に外して行くとスポンと抜けます。
これでようやく純正部分の取り外しが完了です。
ブリッツ むき出しエアクリーナーをWRXに取り付け
BLITZ「SUS POWER AIR CLEANER」をインプレッサGVB・GVF・GRB・GRF・VAB同じ手順で取付可能です。
取り付けに必要な工具
- 10mmのラチェットレンチ。長く伸ばすアタッチメントあったほうが無難です。
- 10mmのモンキーレンチかめがねレンチ。純正を外す時に一箇所必ず必要になります。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 短めのプラスドライバーもあったほうが便利
- スプレー式の潤滑油(私は呉工業のCRC556で代用しました)
使った工具一式の写真です。スプレー式の潤滑油はエアーインテークのゴムを外す時に使いました。楽に取り外すことが出来ます。
準備、エアクリーナー組み立て
むき出しエアークリーナー自体の組み立ては簡単です。SUS POWER AIR CLEANERのエアーインテークパーツです。この他にクリーナーコア本体があるのですが、干渉回避ステーのだいたいの位置が決まるまでコア本体は取り付けません。(私流でしたので間違えている場合もありますのでご了承願います。)
まずエアーインテーク本体に各種ジョイントをはめ込んで行き、付属のマイナスドライバーで締める事が出来るホースバンドで最後固定してしまうのですが最初は仮締め程度で、エアークリーナー本体を取り付けてから本締めします。
まずエアーインテークの金属パイプに曲がったジョイントとエンジン側のジョイントを取り付けます。ホースバンド大二本使います。ホースバンド中は一つしかないのですがそれはエンジン側と繋いだ部分に使います。
とりあえずホースバンドを軽く締めてとれないようにしてしまいます。ホースバンドのマイナスドライバーで締める向きですがエンジンルームから見て上に来るようにしておくと後々メンテナンスが便利になると思います。
次にエアークリーナー側にエアフロセンサーを取り付けるジョイントを曲がったジョイントに取り付けして同様にホースバンドを仮締めします。
次にエアクリーナーコア本体を取り付ける土台の部分に整流プレートを取り付けます。2つ入っているのですが幅のある15mmのものが GVB / GRB 用になります。汎用製品ですので10mmタイプのプレートが付属するのですがこちらは GVF / GRF / GH8 / YA5 / SH5 / BP5 / BL5様に使います。
取り付ける位置はエアフローセンサーが上から差し込まれるイメージで下側のボルト二本に整流プレートを取り付けます。(取り扱い説明図)
土台はまだ取り付けられません。整流プレートとエアクリーナーがエンジンルームと干渉しないように固定ステーを付けなければならないので。まず整流プレートの位置を確認します。上の方が面積が空いている感じで取り付けます。
整流プレートの位置を確認したらエアークリーナー本体を固定するステーを裏側に付けるのですが上の写真なら向って左側の上側の裏に固定ステーを取り付けます。固定ステーを取り付けた反対側から見た写真です。
因みにステーは曲がっている方がエンジン側です。まっすぐの方をエアークリーナー土台の方に取り付けます。
エアーインテークユニットが出来上がったらコアの部分は取り付けずに、車の方の作業にかかります。純正エアークリーナーを外してステーの位置を調節しなければならない為。一応どんな感じなのかコア部分を取り付けた写真です。本体に固定するステーが最後ネックなのでコアの部分は外して置いたほうが無難です。
BLITZ「SUS POWER AIR CLEANER」取り付け
次にBLITZのエアークリーナーのコアを外した状態のものを持ってきて固定ステーの位置をだいたいで良いので調節します。ステーの位置を調節できたらコアを取り付けてむき出しエアークリーナーユニットを完成させてエアフローセンサーを取り付けます。
エアフローセンサー の取り付けなのですが、ここで私は失敗してました。エアフロプレートが逆だったんです。
BLITZのマニュアルにはエアフロプレート固定に皿ネジを使うと書いてあるのに溝が合わないなと悩んでいたら
写真を見ると皿ネジの溝が下向きになってました。これが原因でエアフロセンサーの向きを間違えてしまって取り付け完了できたらエンジンがまったく掛からないトラブルに見舞われました。図のセンサーの空気取り込み口がエアーを取り込む方向(コアの方向)を向いていないとエンジンが掛からないのです。私は間違えてこの溝をエンジン方向に向けて付けてしまったのでエンジンが始動しなかったんです。なので正解は図のエアフロプレートを上に向けてセンサーを取り付けないと行けないと言うことになります。
エアフロセンサーを取り付けたら図のコアの根本のホースバンドだけゆるめて最終的にコアが車のエンジンルームと干渉(当たらないように)しないように固定ステーを調節してしまいます。固定ステーの調節が終わったら図の赤いホースバンドを本締めしてしまいます。
後はエンジンのエアーインテーク部分にBLITZのエアークリーナーのインテークジョイントを差しこむだけです。
後はエンジンのエアーインテーク部分に差し込んだ場所のホースバンドを少し右側に(エンジン側)ずらして本締めします。
後はコア部分を固定するステーをボルトで取り付けてしまえば完成です。これも10mmのボルトで固定します。
最後にコアが何処にも干渉していないかを確認して作業完了。後はエンジン始動です。
HKSレーシングサクションリローデッド
HKSの通称毒キノコと言われるエアークリーナーパーツレーシングサクションリローデッド(湿式二層タイプ)を購入し取り付けしました。
車のDIYド素人レポートなので参考にならないかも知れませんがご了承の程お願い致します。
VABは現車セッティングが必要なの?
VAB用のレーシングサクションリローデッド(毒キノコ)現車セッティングが必要な件について
私が取り付けた製品は「70020-AF107」で現車セッティングしないとエンジンブローする可能性があるとのこと。
2020年に入り現車セッティングの必要のない「70020-AF108」が販売されており、エアフロセンサーの手前にエアガイド(取り外し可能だが、外した場合は現車セッティング必要)が取り付けられていてパワーアップはしないけど純正ECUのまま取り付け可能な製品がありますのでご参考までに。
WRXへ取り付けに必要な工具
今回普通の工具に加えて、純正エアーインテークを流用する必要があるとの事でエアーインテークに7パイの穴を開けるためにドリルを用意する必要がありました。一応ハンダゴテで溶かして穴を開けることも出来そうでしたので電動ドリル無い方はハンダゴテ等で対策頂く必要がありそうです。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 10ミリのレンチx2本
- 12ミリのレンチ
- 潤滑剤
後純正のエアークリーナーのゴムブッシュあるのですがそれも流用しました。これをHKSのエアークリーナー本体固定のステーの下に噛ませました。
純正エアーインテークにドリルで穴を開ける場所。これは後で仮付して位置を決める必要があります。結構アバウトな作業なのでここだと言う位置を示すことは出来ませんが取り付け完成図を参考にしてみてください。
付属パーツ類
まずHKSの化粧箱がド派手で商品が届いて感動しました。
中の梱包も比較的しっかりしています。
エアークリーナー本体です。湿式二層タイプ(200パイ)で交換の目安は3000km前後だそうです。乾式三層タイプも交換用で販売されています。交換方法もとても簡単でフレームのメインのボルトを外すことで交換できるそうです。HKS公式スーパーパワーフローパーツのフィルター交換説明ページ
エアークリーナー本体の裏側。これがあの強烈な吸気音を発生する仕組みなのですよね。すっごい大迫力のエンジン吸気音を楽しむことが出来ます。
一つものすごいしっかりとした箱に入ったパーツはエアフローセンサーを差し込むインテークパイプでした。整流プレートなどは無くエアフローセンサーにエアーを流れるようにインテークパイプ自体が作られています。
エアフローセンサー部のインテークパイプの中身です。
エアパッキンでぐるぐる巻にされたもう一つのインテークパイプです。どちらがエンジン部に繋ぐのかもわかりやすくなっています。エンジン部へ繋ぐ方がパイプの径が小さくなっています。
後はホースバンドとジョイントと純正エアーインテーク固定ステーとボルトが付属します。
これがレーシングサクションリローデッドの構成図です。組み立てるときに注意した点は8番のエアークリーナー本体固定ステーを取り付ける場所なのですが仮締めして後で設置するときに位置を修正する必要がありました。
HKSレーシングサクションリローデッドの説明書は、HKSインテークシリーズのページを開いて、適合車種別の図の場所の詳細のボタンをクリックすると閲覧する事が出来ます。
レーシングサクションリローデッド仮組立完成の写真です。全てのねじ類は一応仮締めした状態で車に一度取り付けてから、エアークリーナー本体の固定ステーの位置を調節してしまいます。
取り付け
純正エアークリーナーを外した後(純正のエアークリーナーの取り外しはSUS POWER AIR CLEANER取り付けページを参照ください。)、軽くレーシングサクションリローデッドを取り付けて固定ステー位置を決めます。
固定ステーの位置が決まったらここのホースバンドをゆるめて固定ステーユニットを動かして調節する事が出来ます。
固定ステーの位置が決まったら各ホースバンドを本締めし、次にエアフローセンサーを取り付けます。本当は配線コネクター外して作業する必要があるのですが私のは硬くて外れないので配線コネクター繋いだまま作業しました。エアフローセンサーの向きは溝を切ってある方が毒キノコの方に向けて取り付けます。ネジはHKS側に付属のネジを使います。(純正のネジは外した純正エアークリーナーに戻して保管してください。)
エンジンのエアーインテークとレーシングサクションリローデッド本体を接続してしまいます。
エンジンとの接続部分のホースバンドも締め付けしてしまいます。
エアークリーナー本体固定ステーを純正のエアークリーナー固定したボルトを使って固定するのですが、純正のエアークリーナーに付属していたゴムブッシュを下にかましてます。
だいたい取り付け完了できたら一度エンジン始動テスト。アイドリングなど問題なく安定してました。もし何か変なら一度バッテリーのマイナス極外して10分程放置してECU初期化してからSI-DRIVEのモード「Sモード」で学習しなおしさせると良いかもしれません。
最後に純正のエアーインテークパーツを取り付けます。レーシングサクションリローデッドに付属していたL字のステーを純正のエアークリーナー固定ステート繋いでしまいます。それから純正のエアーインテークに穴を開ける場所を決めます。
ドリルで穴を開けた場所です。これは取り付け作業完了時に撮影した画像です。
純正エアーインテークの取り付けです。手が入りにくいのでボルト落下に注意。
補足、これが無くても一応は大丈夫だと思うのですが夏場はやっぱりものすごくエンジンルーム暑くなるので熱い空気を遂行と一時的にパフォーマンスが低下するそうです。ただインタークーラーが熱い空気を冷やしてくれるので本当は要らないのではと言う意見もあります。しかしながら出来ればエアーインテークはあったほうが良いと思います。インプレッサコミュニティーのメンバーの車は全員エアーインテーク付けてました。
取り付け作業は完了したのですが微妙に何かのオイルホースと本の少し干渉してしまいます。この辺はBLITZの方が完璧な作りで干渉する場所は無かったのですが。
一応完成と言うことで。
レーシングサクションリローデッドサウンド動画
一応最後に問題が無いか軽く流してみました。エンジンルームの熱い空気を出足まともに吸い込むのでもしかしたら吹け上がりのトルク落ちがあるのかなと思いましたが全く問題ありませんでした。後は低速トルクがややアップしたような感じです。しかしテスト走行中にブースト計が思わぬ場所を指していたのでビックリ。0.1キロパスカル程(勢い的にはあと0.1キロパスカルほど行きそうでした。)オーバーシュートしてました。吸気音を動画に入れたくてアクセル開度を負荷のかかる場所で大きくした事がオーバーシュートの原因だと思われます。意図してアクセルを踏み過ぎるとオーバーシュートするので普通に運転する分に関しましては問題ない範囲だと思います。
ECU再学習 むき出しエアクリーナーに交換したら必ず行ってください
一応問題なくエンジン始動は出来ると思うのですが、もしエンジンがかからなかったら私がやってしまったエアフロセンサーの向き間違いないか念の為確認して下さい。後は私がエンジン掛からずに困ってスバルさんに電話したら以下の手順を試して欲しいと案内がありました。
- バッテリーのマイナス極を外して15分放置(ECU初期化)
- イグニッションをONにして10秒待って一度OFF
- 再度イグニッションを入れてからエンジンスターターを回す
上記の作業をやってみてと言われました。それからECUを初期化するとカーステやナビと時計が初期化されますので再設定が必要です。それから運転席側の窓が自動開閉ができなくなりますので運転席側の窓の自動開閉のスイッチを長押して再設定する必要がありました。
後は、むき出しエアークリーナーに変えると燃料の濃さが変わると思うのでSI-DRIVEモードをSモードで学習しなおしさせる必要があると思うので、もし調子悪い場合はECUリセットでSモードで学習しなおしさせて見てください。私のは一応絶好調です。少し燃費が悪くなったかな位です。
BLITZむき出しエアークリーナーの吸気音の動画です、パシューと言う音はブローオフバルブの音です。これもむき出しエアークリーナーの効果音です。
YOUTUBEで視聴できます。
https://www.youtube.com/results?search_query=BLITZ+SUS+POWER+AIR+CLEANER
ブリッツとHKSのむき出しエアークリーナー 吸気音比較レビュー
去年からインプレッサGVBにむき出しエアークリーナーを取り付けたくて色々試行錯誤していたのですが、漸くGVBに取り付けても不具合の出ないむき出しエアークリーナーを見つけたのでレビューさせて頂きたいのと、せっかく三種類取り付けしたのでそれぞれどんな吸気音がするのか比較できるように動画を個別にアップロードしました。
吸気音は文字で書いても伝わりにくいので、実際に三製品のエアクリーナーを装着した時の吸気音を動画に撮影してアップしましたのでよければ参照ください。
HKSレーシングサクションリローデッド。三製品の中で一番迫力のある吸気サウンドをしています。車内に居てはっきり聞こえるし、ブローオフが働いた時は「シュパーン!」と言う迫力の音を楽しめます。ブローオフバルブをメクラで蓋をしてしまえばバックタービン音を楽しめます。
BLITZ SUS POWER AIR CLEANER。ステンレスメッシュという特殊なエアークリーナーの奏でる音はまるでレーシングカーそのもの。加給させて走ると「シュキーン、シュパン!」と言う歩行者い睨まれる位大きな音がします。
BLITZ SUS POWER CORE TYPE LM。正直余り音がしません、静かなトンネルの中だとある程度楽しめました。普通に走っていると微かに「シュー、スポン」と聞こえてきます。
ブリッツ ジョイントゴム割れる
ブリッツの「SUS POWER AIR CLEANER」を使って約1年程、一度純正に戻して再び取り付けようとしたら、ジョイントゴム割れ判明。
何処かに干渉していたと思われる。むき出しエアクリーナー取り付けの際は干渉にくれぐれもご注意下さい。
ここもゴムが割れていると判明、金属製ホースバンド(ホースクランプ)の締め付けすぎが原因だと思われる。ホースクランプの締め付け適正トルクは2~3nm。
エアクリーナーフィルターユニットの集塵問題
一番最初に取り付けた「SUS POWER AIR CLEANER」では不具合はなかったのですが、インターネットを調べてもらうと分かる通り「ステンレスメッシュの網目が粗い」のでエンジンには余り良くない様に思えたので、HKSの通称毒キノコと言われる「レーシングサクションリローデッド」を取り付けた所、2速の6000回転からエンジンの点火カットが発生してしまい、まったく回転数が上がらないと言う不具合が出てしまい、純正のエアークリーナーに戻す事になった次第です。
こちらは「SUS POWER AIR CLEANER」です。
「SUS POWER AIR CLEANER」のステンレスメッシュのエアフィルターがどれくらい網目が粗いのか撮影した写真です。普通に見る分に関しては、左程ステンレスメッシュの目が粗いと言うことはわからないです。
実はこの頭頂にあるメッシュがすごい心細い位に網目が粗いんです。
サイドの方は比較的しっかりゴミを吸わないような網目も細かくて、こうして外をのぞくとわかるのですが、頭頂の所すっごい網目が粗いことがわかります。
頭頂部分ははっきりインプレッサが見える程、ステンレスメッシュの網目が粗い。これだと大きなゴミがエンジンに一緒に吸い込まれてしまってシリンダーに傷をつけるようで怖い。
横方向は比較的、網目は細かくて未だ大丈夫なだと思います。
インプレッサを透かしてみると横は隠れて見えないのに頭頂部分ははっきりとインプレッサが見える程ステンレスメッシュの網目が粗い事がわかります。
少し値段な高いが、アドバンスパワーエアクリーナーの方が未だましです。
集塵能力がある程度優れたむき出しエアークリーナーと言えばアペックスかHKSと言うことで買い換える事にしたのですが、アペックスはGDBまでの製品しか無かったのでHKSの「レーシングサクションリローデッド」を購入して取り付けた次第です。
しかしながら、これを取り付ける事でO2センサーとの相性が悪くエンジンの回転数が全く上がらないと言う不具合が出てしまい、HKSに問い合わせるもフラッシュエディータを使ってECUを現車セッティングするしか無いと言うお返事だったので、再度純正エアークリーナーに戻す事にしました。
しばらく純正エアークリーナーで走っていたのですが、知り合いのレース活動をしているドライバーがBMCと言う特許を持つABARTHチューニングカーにも使われているエアークリーナーを取り付けてGVBをチューニングしたよと言うことで少し乗せて走って頂いたのですが、やっぱり社外品のエアークリーナーは良い音を奏でるのでまたむき出しエアークリーナーを取り付けたいと考えた次第です。
知り合いのGVBはBMCのエアークリーナーでパワーアップ出来ていたので(シャーシーダイナモ計測で350psまでアワーアップ。ECUチューニングなしです。)私もBMCのエアークリーナーを考えたのですが約6万円少々もするので、音だけならブリッツの「SUS POWER AIR CLEANER」を持っているので、また取り付ける事にしました。
吸気音は最高で、アクセルを踏み込むと空気を吸い込む金属音がするのです「キーン、シュパン」と言う感じ。しかしやはり集塵能力がやっぱり気になる。ある程度吸気音を楽しんだらまた純正に戻そうと考えながら、他に何か汎用エアークリーナーコアは無いものかと探していたらあるじゃないですか。しかも同じBLITZのコアでコアアタッチメント対応可能な商品「サスパワーコアタイプLM」。コアだけならアマゾンで5000円で販売していたので早速注文し取り付ける事にしました。
スポンジ部分は乾式なのでエアフロセンサー故障の心配は無いものの、ちょっとやはり薄い。しかしステンレスメッシュタイプよりは全然ましです。
気がかりな点が一つ。コアのアタッチメントが153mmあるのですが、コア本題は154mmあって少しスカスカな感じがしました。アタッチメントにしっかり当たるように差し込んで、ステンレスバンドと言うのでしょうかそれをマイナスドライバーを使ってしっかりと締め付けて固定しました。根本からの空気漏れと言うか吸気は今の所大丈夫です。音の方は正直な所、ブローオフが働いた時の音「シュポン」と言う感じで、最初に付けた2製品に比べれば吸気音が小さいです。しかし、エンジンの回転数が上がらない等の不具合は無かったです。
WRX むき出しエアクリーナー トラブルシューティング
2014/12/07追記。
オーバーシュートが原因なのか燃調が原因なのかわかりませんが3速から上で6000回転でパワーダウンの症状が出ます。アイドリング等の不調は出ていませんが、高回転で途中ですっぽ抜けの様なトルクとパワーダウンが出てしまうのでこの辺HKSサポートセンターに問い合わせてみます。原因分かり次第追記いたします。
2014/12/08追記
スバルのサービスに電話して症状を伝えたらフェルカットが働いているのではと言うことでした。良くない症状なので純正に取り替えてそれでも駄目ならECU調べますと言うことです。とりあえず明日HKSサポートが開くので症状を伝えて何かわかるか聞いてみます。
2014/12/09追記
HKSさんのサポートセンターに電話して症状を伝えたところ。6000回転から突然パワーを失う感じと言ったら即答でした。「燃料が足りてないですね!」
対策方法は?「今は無いです、昔は燃料補正コントローラ等を扱っていたが今は取り扱って無いので」との返答。
FCONはどうでしょうかと尋ねると、「パワーライター店で相談に乗れるところと乗れないお店もあるので何とも言えません」と言うお返事でした。
と言うことでお手上げです。三層乾式(フィルターだけ売っているので)なら空気流入が小さくなるのでもしかしたら治るかもしれないので一旦純正に戻して後日試してみます。
2014年12月22日追記
兵庫県の尼ドゥと言うスーパーオートバックス道徳店の方でHKSさんがキャンペーに来ていたので直接社員さんに尋ねたら、エンジンの個体によってはパーワーダウンする事があると言うことで特約店にてFCONを入れて燃調して欲しいと言うことを案内されて特約店である兵庫県東灘にあるスーパーオートバックスサンシャイン店さんの方を紹介されたので行ってみたところ、サンシャインのスポーツ担当の方に相談したらフラッシュエディータ(つるしデータと言うHKSが予め用意しているECUデータで5万円)で対応しなければならないと言うことでした。もしつるしデータが合わなければ減車セッティングが必要になるので別途最大7万円必要になるとの事。
結論。ZEROスポーツのECU付きむき出しエアクリーナーが一番ベストと言うことでした。この現象はGVだけに出ている様でGRBやGDBはこのような燃調問題は殆ど無い様子です。