最近では666cc以外でリッターカーの新型を出さなくなってしまったダイハツですが、ロングセールスされている1.5リッターNAエンジンを搭載する本格的四輪駆動SUVカーのビーゴをピックアップします。ビーゴの販売が開始されたのは2006年1月17日発売され幾つかマイナーチェンジを施され2015年5月現在も販売が継続されています。2014年に2WDグレードが販売終了してしまい、用意されているグレードはフルタイム4WD駆動方式の2種類のみ。トランスミッションはCVTしか用意されていないのでAT免許の方も運転できます。
補足、トヨタへOEM供給されラッシュと言う車は動画型車両となります。
トランクにスペアータイアを取り付ける「スペアタイヤハードケース」は「Limited」と「Special」(リアルーフスポイラーはオプションです。)両方共標準装備です。
全長4005mmで車幅は1695mmと人気の2リッタークラスのSUVと比べると一回り小さい。最小半径も5m(Specialは4.9m)と小回りが効くので取り回しがとても楽ですし車庫入れも車庫出しも非常にやりやすいと思います。
トランクは跳ね上げ式ではなく横に開くタイプなので、女性でも手が届かなくて閉められない等の問題も無く実用性面でもよく考えられています。
この様に横に開くので身長の低い方が跳ね上げ式のトランクに手が届かなくて締めるのに苦労すると言う事も無い。またラゲッジスペースもセカンドシートを倒すととても広い。
地上最低高は200mm(Limitedは180mmとなります。)もあるので、河原の堤防(人が居ないことをくれぐれも確認する必要がある)を駆け上がったり降りたりして遊ぶことも出来ます。
今風のSUVはライト類が小さいデザインですがビーゴのヘッドライトはレンズが大きくて迫力があります。ヘッドライトはプロジェクター式です。SpecialグレードはハロゲンですがLimitedはHIDバルブを装着します。オフロード走るならHIDの方が最適ですよね。フォグランプは両グレード共標準装備です。
運転席です。シンプルで運転しやすそう。オフロード車は余り内装が綺麗すぎても違和感がありますのでこの方が決まっている感じです。
ステアリングは大きすぎず小さすぎずの丸型ステアリングそ装備。
三眼レイアウトインパネ、左にだこメーターと真ん中にスピードメーターと右側は燃料計と水温計が配置されます。
ATシフトレバーはオフロード走行を意識した感じでインパネシフトタイプが採用されます。通常走行ならDレンジで大丈夫なのですがオフロードで遊ぶならローに入れたりセカンドに入れたりと結構忙しい場面があるのでシフトレバーがハンドルに近いのは悪路走行時操作性がとても良いです。
セカンドシートは至って普通。悪くもないですしシンプルで広い。大人5名十二分に乗車出来るスペースを持ちます。
エンジンルーム。とてもメンテナンスしやすそうです。特にエアークリーナーボックスも自分でメンテナンスしやすそうです。バッテリーなんかも簡単に交換できる位置に配置されてますよね。
ビーゴ主要諸元表
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4005×1695×1705mm *1
- ホイールベース 2580mm
- 車両重量 1200kg
- 地上最低高 200mm *2
- 最小半径 4.9m
- 定員 5名
- 駆動方式 フルタイム4WD
- トランスミッション 4AT
- エンジン型式 3SZ-VE
- 水冷直列4気筒16バルブDOHC縦置
- 燃料供給方式 電子制御燃料噴射装置
- 排気量 1495cc
- 内径x行程 72.0X91.8mm
- 圧縮比 10.0
- 最大出力 80kW(109ps)/6000回転
- 最大トルク 141Nm(14.4kg.m)/4400回転
- 無鉛レギュラーガソリン仕様
- JC08モード燃費 17.2km/L
- サスペンションフロント ストラット式
- サスペンションリア コイルスプリング式
- ブレーキフロント ベンチレーテッド
- ブレーキリア ドラム
- タイヤサイズ 215/65R16 98S
Limitedグレードの補足、*1の全高は1690mm。*2の地上最低高は180mm。*3の最小半径は5.0mです。
優れたトラクションコントロールを持ちます
レーダーブレーキサポートこそありませんが、ビーゴは4WDと言う特性を活かしたトラクションコントロールを持ちます。
VSCによるオーバーステアアンダーステアをコントロールしてくれるので滑りやすい路面のコーナーリングも安全行う事が出来ます。
勾配のキツい上りや下りもタイヤの空転を防止してくれるDAC標準装備。これならオフロードも安心して楽しめます。
センターデフロックでスタックしやすい道もらくらく走破。シフトノブの横にあるスイッチで簡単にデフロックしたり解除したりする事が出来ます。
アプローチアングルは最大34度、ランプブレークオーバーアングルは24度、デパーチャーアングルは最大38度。舗装されていない林道ツーリングにも最適です。