撥水剤(ガラコ・レインX・ガラスコート)を施工する前に注意点、施工するときは車のボディやパーツに撥水剤が付かないように養生してから作業してください。ボディに付着すると塗装が痛むことがあります。
ガラスコート(撥水剤)って何?
ガラスコートは車のフロントウィンドーに付着した雨水を撥水する事が出来るアイテムです。ある程度の時速に達すると(概ね時速45km/h)雨水が風圧で上方向に飛んで行き雨天でもドライバーの視界を良好に確保する事が出来ます。
購入したガラスコーティング剤は一つはソフト99販売のガラコ。ガラコでも数種類あるのですが一番安いタイプの「ぬりぬりガラコ ハヤデキ ガラコ」を購入しました。値段はホームセンターコーナンで478円です。
もう一つはタイホウコウザイさんが販売する「クリンビュー ガラスコート ぬり」(雨と車とクリンビューのCMで有名なブランドです)を購入しました。こちらもホームセンターコーナンで購入しました、値段は398円と比較的リーズナブルです。
写真左が「ぬりぬりガラコ ハヤデキ ガラコ」です。写真右が「クリンビュー ガラスコート ぬり」です。
雨の日 見えやすくなるの?
ワイパーゴムの劣化やフロントガラスに付着した「油膜」が原因で、フロントガラスに付着した雨水が滲んでしまってよく見えない問題を解決する事が出来ます。
下の写真を御覧ください。左が油膜またはワイパーゴムが劣化した状態の雨の日のフロントウィンドです。右が油膜が無いまたなワイパーゴムが新品で雨水をフロントウィンドから正しく除去してくれている状態です。
ガラスコートを施工する事で写真右側の様に雨の日でも安全な運転が出来るような視界を確保する事が出来るのです。
ガラスコートを施工する事で油膜除去処理しなくてもワイパーゴムがある程度劣化していてもこのようにワイパーを動作させる事で綺麗さっぱり雨水を取り除くことが出来ます。
上記の雨水が沢山付着した状態からワイパーを動かすと、さくっと綺麗に雨水を取り除く事が出来ます。
この様に油膜やワイパー劣化に雨水のにじみや水の筋がなくなって綺麗になります。
持続性
撥水剤の効果持続性は施工方法(油膜をクリーニングしてからの方が長持ちと言われている)や製品によって持続性は異なります。
効果が薄れてくると雨粒が時速45km/h以上でも吹き飛んで行かなくなり、ワイパーの水の切れも悪くなる。
比較表 ガラコとクリービューガラスコート (ウィンドウ用)
6倍耐久 超ガラコ | ぬりぬりガラコ ハヤデキ ガラコ | クリンビュー ガラスコート ぬり | |
信頼度(有名度) | ソフト99販売元なので信頼度は高い。 | 昭和の時代からガラスコーティングを提供しているので信頼度は高い。 | |
価格(ホームセンターコーナン価格、消費税8%) | 1140円~ | 478円~ | 398円~ |
容量 | 70ml | 75ml | 80ml |
成分 | フッ素 | シリコーン | |
塗りやすさ | 塗りやすい | ||
施工方法 | 雨天作業できません、きれいなタオルで車のウィンドを拭きあげて、完全に乾いてから液体容器付属のスポンジで縦横にまんべんなく全体的に塗ります。 | ||
匂い | かなり刺激臭がある | 刺激臭がある | かなり刺激臭がある |
乾かす必要性 | 5分から10分乾燥させ拭き取りしてから12時間以上さらに乾燥が必要。 | 塗ったら乾いたタオルで液体が乾く前に拭き取る | 5分-10分液体が乾くまで待って、水をきつく絞ったタオルで拭き取る |
効果 | 時速60km/h以上ではないと雨が風圧で上に飛んでいかないしノーワイパーで走行も難しい | 施工完了後直ぐに効果が目に見えて現れます。雨水がある程度の大きさになると重力で勝手に滑り流れていきます。両製品とも時速45km/hで雨水が風圧で上に吹き飛んで行き、フロントガラスから雨水がなくなっていきますのである程度の雨量ならワイパーなしでも運転可能です。両製品とも効果はだいたい同じ。 | |
持続度 | 約1年 | ガラコとスーパーレインエックスは何度か使ったことがあるのですがクリンビュー製品は初めて使います。ガラコとスーパーレインデックス両方共だいたい2週間前後経過すると効果が薄れてくるはずです。2015年7月15日に私は施工したのでどの程度で効果がなくなるのかログを取って再度更新させて頂きたいと思います。 | |
晴れの日の影響 | 特にありません、晴れの日の視界も良好です。ただ拭き取りが甘いと少し油が滲んだ様な状態になるので、施工後の拭き取りはしっかり行わなければならない。 |
ガラスコート・破水剤の施工例
一般的に販売されているガラスコート(撥水剤)はシリコーン系の商品が多く、撥水剤をウィンドウに塗って5分~10分乾燥させてから拭き取りで施工完了と簡単です。
撥水剤を施工する前に中性洗剤等でウィンドウを洗って水分を良く拭き取って少し乾かしてから作業します。
油膜取り
ガラコとクリンビューをフロントガラスに塗る前に、「ガラコ」の方におまけで油膜クリーナーが付いてたので使ってみました。細かいコンパウンドが入っているらしく油膜を綺麗さっぱり手軽に取り除くことが出来るそうです。
おまけで付いてたのは良いのですが使い方が書いてなかったです。とりあえず開けてみることにしました。
紙おしぼりのようなものが入ってたので、これを使ってウィンドを拭き取るのだと思いました。
いざ吹いてみるとコンパウンド入りなのでウィンドが真っ白に。フロントウィンドクリーニングするのにだいたい二枚必要でした。
油膜クリーナーでウィンドをクリーニングしたら、水で絞った綺麗なタオルで拭き取りします。なかなか白いのが取れませんでした。3度拭きしました。
ガラコ シリコーン系 施工例
油膜クリーニングが完了できたらまずは「ガラコ」を助手席側半分塗りました。蓋を開くとこのようにスポンジが付属していてその奥から撥水剤の液体が出てくる仕組みです。
ボトルを少し握ると液体が出るのでちょっとずつ液体を握って出しながら塗り上げます。匂いが結構キツイので気管が弱い方注意です。ガラコは塗ったら乾く前にきれいなタオルで拭かないといけません。ご注意下さい。塗り方は両製品同じで、縦に塗りムラがないように塗って今度は横に塗りムラがないように塗っていきます。
ガラコの方は液体が乾く前に乾いたきれいなタオルで直ぐに拭き取りして完了です。
次に運転席側半分にクリンビューを塗ります。こちらの商品も同様にスポンジが付いてます、スポンジの奥から液体が出てきます。
同様にボトルを握って少し液体を出して塗りあげていきます。液体を塗ったら5分から10分液体が乾くまで待ってから、水で固く絞ったきれいなタオルで拭き取りします。
ガラコもクリンビューもそうなのですが、結構水っぽい感じで下に垂れる事が多いで余り液体の出し過ぎは無駄になってしまいます。クリンビューの方は液体が乾くまで5分から10分待ちます。
私は10分乾かしたのですが完全に乾いた感じは無かったです。でもせっかちなので拭き取りしてしまいました。クリンビューは水で固く絞ったきれいなタオルで拭き取りして完了です。
超ガラコ フッ素系 施工例
フッ素系撥水剤も基本的にシリコーン系と同じ方法で塗って乾かして拭き取りするだけなのだが
10分乾燥させて拭き取り。
綺麗に拭き取りできたら、12時間以上乾燥させる必要がある(濡らしたり、ワイパー動かしてはいけない)。
補足 撥水剤を施工する前に油膜除去は必要?
ガラスコーティング施工する前に本当は油膜クリーナーでフロントガラスに付着している油膜を除去してからでは無いとガラスコーティングの効果が長持ちしないと言われていますので可能なら油膜クリーニングしてから施工した方が良いでしょう。
今ではお手軽な油膜クリーナーツールがあるのでそちらがお勧めです。「ガラココンパウンドクロス」。私はガラコ買った時におまけで付いてました。
ガラスコート(シリコーン系)施工完了後の状態
翌日台風が来ると言う事で絶好のテスト日和となりました。雨が降ってない状態のガラスコートを塗ったフロントウィンドです。特に視界の妨げになる事は無いです。
小雨が降ってきた状態です。雨粒が浮き上がって勝手に下に流れていきます。
時速45km/h拭きっから雨粒が上に向かって吹き飛んで行きます。
ワイパーは一切使ってません。大雨になると流石にワイパーも併用する必要があります。
こちらはガラスコーティング施工後、雨の量は普通程度の天候での撥水テスト動画です。左半分に(助手席側)に「ガラコ」、右半分(運転席側)に「クリンビュー」を塗ってあります。
比較 撥水性能 ガラコ・ガラスコート(シリコーン系)
フロントウィンドのちょうど真ん中を起点に左に「ガラコ」右に「クリンビュー」のガラスコートを半分ずつ塗って比較しました。
両製品に違いはあるのかが気がかりですよね。時速約45km/hで雨の水は左右均等に上の方へと雨水は飛んで行きました。大きな違いは無いのですが、細かいことを言うと「クリンビュー」は雨の水が余り大きな集まりにならないです。写真はクリンビューを塗った側のフロントウィンドです。雨粒が小さい。
こちらは「ガラコ」を塗った左側のフロントウィンドです。雨粒が大きいのがわかります。大きな雨粒に集まりやすいので勝手に下に流れていってしまう筋が沢山見えると思います。両製品に大きな違いは無いもののやはりガラコの方が雨の滑りはいい感じです。後はガラスコートの持続性ですよね、これはもう少しお時間下さい。
因みにガラスコートをしていないリアウィンドです。雨が滲んで後方がよく見えない。リアウィンドやドアミラーにガラスコートをするのも効果があるので今度塗っておきます。
フッ素系 超ガラコ レビュー
6倍耐久の超ガラコ(フッ素系)のレビューです。
フッ素系はシリコーン系程雨を弾かないので、ノーワイパー向きとは言えないのですが
ワイパー併用なら滝のような雨の中でも視界良好に運転する事ができます。
耐久性もあるのでコストパフィーマンスも良い。
施工して12時間乾燥させてから水道水を窓にかけてみたら普通に撥水はするのだが
実際に雨が降って来た時は、雨水の集まり方と言うか弾き方が弱い。
雨水が吹き飛んでいく速度はだいたい60km/h以上で、吹き飛び方もぬるっとした感じで雨筋が残ります。
雨の日に超ガラコを試していたら突然滝の様な雨になってきたのだが、ワイパーを動かすと視界はすごくいい感じでした。
少しワイパーを止めるとこの状態だが
ワイパーを動かすと水切りがよくて視界が良く大雨でも視界良好です。
スマートビューONE 撥水剤
カーボディケアケミカルを取り扱うCCIが発売している「スマートビューONE」撥水剤を2017年9月に購入しフロントガラスに塗り撥水検証しました。
スマートビューONEの特徴
- 施工方法が簡単・乾かさなくていい
- 水滴が6度の傾斜で転がり落ちる
- 雪・霜が窓に着氷しにくくなる
スマートビューONEを塗った時の感想
乾かさなくていいので撥水剤施工のしやすさは抜群なのだが、最後の拭き取りに乾いたタオルを使うと言う説明通りに施工したのだが白い撥水剤のシミのようなものがフロントガラスに付着して前が見えにくくなります。
おしゃれなパッケージ。
キャップを外しそのままフロントガラスに撥水剤を塗る事ができる。
この様にセンターに撥水剤が出てくる穴が空けられている。
撥水剤が入っている容器を少し力を入れて握ると液体が出てくるので先端にあるスポンジ部分で塗り広げていく。縦方向に塗ったほうが効果的だと思われる。
匂いが意外ときついので密閉空間で作業しない方が良い。
塗り終わったら乾いたタオルですぐに拭き取り。
乾いたタオルで拭き取りするも、白いシミのようなものが残ってしまう。後でワイパーを動かすと問題なくシミは取れました。
スマートビューONE撥水テスト。雨の降る予定が無かった為、水道水でフロントガラスに水をかけて検証しました。
わかりやすくする為に左半分撥水剤を塗ってない。
水道水でシャワーの様にフロントガラスに水をかけると面白いように水玉ができ上がっていき
大きな水玉になって下に流れていく。撥水剤未施工の左側は水が滲んで前が見えにくくなっている様子がわかると思います。
耐久性的には不明だが手軽に撥水施工ができるので雨の予報がでたらサクッと塗って対策する事ができるので割りと良い製品だと思います。
超超撥水ミラーコート (バックカメラ&ドア・フェンダーミラー用)
この製品は時速0キロでも水滴が付かないと言う撥水剤なのだが、施工後タオルで拭いたり指で触ったりするとすぐに取れてしまう。
実際ドアミラーに施工して水道水を掛けて実験していたらすぐに効果がなくなってしまうと言うやや残念な製品で洗車する度に施工しなければならない。
超超撥水ミラーコートを施工した直後に水道水をかけて実験してみた直後は水滴はほぼつかない。
直後は本当に水滴がつかない。
三回目くらい水道水をかけるとご覧の様に取れてしまった。洗車する度に施工が必要になると思います。
バックカメラにも施工しました。水をかけてもまったく水滴はつかないので良い製品だと思いますがもう少し耐久性が欲しい所。
超超撥水ミラーコートの施工方法
本体パッケージの厚紙を利用して施工するのですが、地味に液が垂れてくるのでタオルも用意してボディに撥水剤が付かないようにスプレーするだけ。
施工したら夏場は10分、冬場は20分乾かすだけ。
バックカメラはタオルを添え付けして施工スプレーするだけ。