三菱のピックアップトラックです。商用車登録(1ナンバー)となる大型の車です。トライトンはとても大きくて友人の奥さんがこの車を所有していて実車は何度も見たことがあります。見た目迫力があるので女性がこんなでかい車を運転している姿はめちゃかっこいいなと思いました。また大きな車にも関わらず運転はとても楽だと仰ってました。ただ、ネックなのが友人の奥さんがぼやいていたのが「高速道路料金」が普通車ではなくて「中型車両」区分となって中型車の料金のとなってしまうと言っていたのが印象的でした。阪神高速や首都高は普通車に分類されるので影響はありませんが、中国道や名神東名等の主要なハイウェイでは通行料金が高額となってしまいます。
日本での販売時期
海外ではまだまだ現役で販売されているのですが日本国内では2006年9月からマイナーチェンジを数度経て2010年4月まで販売されていました。ヨーロッパではL200として未だ現役で販売されています。発売時期も然程古くなく走っている姿は余り見かけないけれど人気が高いのか中古相場では100万円を割る車両はありませんでした。
日本で取り扱われていたグレードは1つのみで、搭載されるエンジンは3.5リッターV型6気筒SOHC24バルブエンジンで4ATトランスミッションモデルのみ販売。
主要諸元表
- 全長x全幅x全高 5030×1800×1780mm
- ホイールベース 3000mm
- フロントトレッド幅 1520mm
- リアトレッド幅 1515mm
- 地上最低高 205mm
- 乗車定員 5名
- 車重 1840kg-1850kg
- 最小半径 5.9m
- エンジン型式 6G47 MPI
- V型6気筒SOHC24バルブNAエンジン
- 総排気量 3496cc
- 内径x行程 93.0mmx85.8mm
- 圧縮比 9.0
- 最大出力 137kW(186ps)/4750回転
- 最大トルク 303Nm(30.9kg.m)/3750回転
- 燃料供給方式 ECI-MULTI
- 使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
- タンク容量 75L
- 燃費10・15モード 7.8km/L
- 駆動方式 パートタイム4WD
- トランスミッション 4AT
- フロントサスペンション ダブルウィッシュボーン
- リアサスペンション リーフスプリング
- フロントブレーキ ベンチレーテッドディスク
- リアブレーキ ドラム
- タイヤサイズ 245/70R16
- 最大積載量 400kg
デカくてかっこいい車だが
圧倒的な見た目とフォルムは日本車にはない風格を持ちまたアメ車とも違う違った次元の車だと言う印象を持ちます。実車を見たらまず興味は絶対わきます。ただ、燃費が悪い。10・15モードでリッター7.8kmしか走らないなんて、実走結果だと下手すると3kmかよくて5kmです。高速道路走ってやっとスペック燃費7.8kmが出る感じでしょうか。3.5L大型エンジンを搭載するのでその点は致し方が無いと言えます。後は、主なハイウェイだと中型車の料金が適用されてしまうのでツーリングに出かけると若干損した気分に陥ります。その他、大きくて頑丈そうなのだけれど死角が多くてぶつける確率も多くなると思われます。この辺はピックアップトラックの宿命で致し方が無い。
大型SUVの象徴でもある死角をカバーするフェンダーミラーが特徴的。フロントフォルムは三菱のエンブレムが大きく取り付けられてエアロフォルムが街乗りにも馴染むデザインをしています。
大きく飛びてたフェンダーにすごい高い車高は地上205mmもあります。若い子の乗車は苦労はありませんが、お年寄りと子供さんは若干厳しい。昇降ステップがその高さを物語ってます。
ホイールベースが3000mmもあるので余り大きな凹凸は腹を擦るおそれはあるものの、これだけの車高があれば結構なオフロードも楽しめそう。
しかし車高が高い、死角カバーするフェンダーが無いと車幅が掴み辛い。
荷台部分です。ドアの部分にも三菱のエンブレムが入ります。リアはハーフトラックとなっているので車庫入れとかは楽だと思うのですが、リアバンパー付近の死角は注意が必要です。バックするときは必ず車から降りて目視後方確認必須です。
最大積載量400kgを持つ荷台部分。農業の研究者さんとかに役立ちそうですよね。個人ではこの荷台は余り活用出来そうもない飾り感覚。
運転席です。実車を見させて頂いた時はとても運転しやすそうでした。ミッションは4ATで、右側のシフトは2WD/4WDの動作モードを切り替えるシフトレバーです。スーパーローモードに切り替えれば急勾配を駆け登る事が出来る様になります。
ハーフトラックタイプなのですがキャビンはとても広い。大人5名余裕で乗車出来る広さを持ちます。
後部座席です。すぐ後ろは荷台です。
この車は写真見るよりも絶対実車見てもらいたい、圧倒的な存在感に一度実際に触れて欲しい一台です。