2015年、新年明けましておめでとうございます。今年も頑張って車の情報を更新してまいりたいと思いますので今年もどうぞよろしくお願い致します。
ルノーから0.9リッターターボエンジンを搭載したルーテシアゼン(0.9L/5MT)がデビューしました。しかも日本ではAT限定免許の方が多いのにあえて5MTトランスミッションを実装してのリリースです。なのでAT免許では運転できない車なのですが、いったいルノーと戦略はどうなっているのでしょうか。ルーテシアゼン0.9Lモデルの魅力と選ぶ理由を考えてみました。
まず車両サイズなのですが既存のルーテシア1.2リッターモデルと同じ「全長x全幅x全高 4095×1750×1445mm」。車両重量は1130kgと他のルーテシアの1190kgと比較しても然程軽量でも無い。
エンジンは1.2リッターターボエンジンとボア・ストロークは同じで排気量のみ0.897ccと小さくなったH4B形式の3気筒DOHC12バルブターボを搭載します。馬力は1.2リッターターボが120馬力/4900回転に対して0.9リッターターボは90馬力/5250回転のスペックとなります。
- エンジン型式 H4B
- 直列3気筒 DOHC12バルブターボ
- 燃料供給装置 電子制御マルチポイントインジェクション
- 総排気量 897cc
- 内径x行程 72.2x73.1mm
- 最高出力 66kW(90ps)/5250回転
- 最大トルク 135Nm(13.8kg.m)/2500回転
車両価格も大差なくルーテシアの一番価格の安いアクティブは1.2リッターターボを搭載し2055000円(8%消費税込みの価格)に対して0.9リッターターボ搭載のゼンは2080000円(8%消費税込みの価格)と若干高い。
ルーテシアゼンを選ぶメリットは何処?
内装も外装も基本同じでエンジンとトランスミッションだけ違うこのルーテシアゼンを選ぶメリットは何なのか?
まず上位モデルの1.2Lターボ搭載のルーテシアは基本的にセミAT的な6速エフィシエント デュアル クラッチを採用します。これは自動でMT操作してくれる的なイメージのATトランスミッションなのですが、CVTエンジンの様な「もっさり」とした回転数の吹け上がりでは無く、MTの様なエンジンの吹け上がりを楽しむ事が出来るトランスミッションを搭載します。もちろん任意のギアでロック・アップしてスポーツ走行も楽しめます。
一方0.9リッターターボモデルは5MTで3ペダル+クラッチ操作及びシフトチェンジ操作をしないと車を走らせられません。またシフトダウンも回転数を併せてあげないと強い減速ショックが生じるなど、ある程度MT操作になれてないと乗り辛いスペックを持ちます。
ただこれだけは言えます。MT乗っているとステータス感が高いと言うモチベーションが少し高く持てます。理由は普通のドライバーでは運転できないと言うメリット。これは車が好きな人では無いと理解できない点だと思うのですが、正直な所AT車両だと子供でも車は動かせます。(補足、子供は運転してはいけませんが過大表現として)
なので、誰にでも運転できない難しくて面倒くさい操作が必要ではあるものの、そんな車をスイスイ動かす事に自己満足感を得られると言うメリットがこの車にはあります。
また3気筒DOHCと言うトルクが強くて高回転は苦手なものの低回転が得意なエンジンを搭載する事によるエンジンの粘りが高いので街乗りもとてもスムーズに楽しく運転できる利点があり低燃費が期待できると言うメリットが高いと言えます。
エンジンスペックは見た目余りパットしませんが、例えば東京都内や神戸の様なアップダウンの激しい道でも上り坂ではパワフルに掛けがりストレスのない運転が可能になりますし、高速巡航でも5速に入れたまま減速加速が自在で長距離運転もらくらくこなすことが出来ます。それより何よりあのここちの良いシフトアップ音はMT車両しか出すことが出来ない。車好きなら是非乗っていただきたい一台だと思います。
先日車に詳しいNさんの美人のガールフレンドがダイハツのコペンMTを新車購入されたと言うことで見せてもらったのですが(写真ですが)、やっぱり女性でMTを乗り回す姿はかっこいいです。このルーテシアも女性がよく似合う車だと思いますのでMT乗ってみたいレディーに是非乗ってもらいたい一台でもありますよね。