人気SUV ホンダ ヴェゼル・ハイブリッド 前期型を借りてきた
人気のSUV ホンダ「ヴェゼル・ハイブリッド」前期型(2013年12月~2015年9月)を借りてきて運転のしやすさや・加速性・乗り心地・燃費等を調べてヴェゼルの人気をチェックしてきました。
前期型だけど外観は抜群にスタイリッシュ
ヴェゼル前期型と後期型の違いですが、大分類すると後期型にはフォグの代わりにLEDクリアランスランプへ変更と2018年2月より発売されたヴェゼルにはジュエルアイヘッドライトを採用するなどさらに外観は見栄えする仕様なのだが、前期型も全然見劣りしない。
ヴェゼルのフロントデザインコンセプトは「ソリッドウイングフェイス」を採用、ヘッドライトとアッパーグリルトリムが繋がったデザインが特徴。
前期型ライト類 ハイブーム・フォグ・ウィンカーはハロゲン(電球)
ライトを点灯すると前期型もラグジュリーなひかりかたでいい感じ。
前期型のヘッドライトは角型2灯LEDで色温度は6000ケルビンと綺麗な白色なのだがハイビームとフォグランプはハロゲンで4300ケルビンとやや赤みがかった色になっています。
リヤのテールランプはポジションが綺麗なLEDだがウィンカーはハロゲン。でも古めかしさは微塵も感じない。
内装はかなりのいい仕上げ 高級感あります
一部のSUVは内装側で少々コストカット感が高い自動車メーカーもありますが、ホンダのヴェゼルはそう言った点は全く感じられず高級感は以前借りたRAV4よりも高い感じがします。
ブラックを基調としステアリングとセンターコンソールサイドに合革の様な質感のある素材を採用、艶のあるエアコンとATセレクトレバー下パネルで高級感が高い。
メーターレイアウトは前期型はアナログ感ありましけど悪くない。
運転アシスト系のボタンはステアリング右下でコントロール可能。
ナビ含めて運転手側に向けたモニタ&スイッチレイアウト。
室内の広さ
室内は狭くはないけど広くもない。運転席と助手席はリラックスできるけど後部座席はわりと足元のクリアランスが少ない。
後部座席に座ってみたけど窮屈では無いけどリラックスできる程でもない。後部座席に大人3人乗車して長距離の移動はやや厳しい。
割と膝がガッツリ前の席に当たります。
トランクは広いです、後部座席を収納しなくても大きな荷室で後部座席を収納するとロードバイクを倒せば載せられそうな広さがある。
乗り降りのしやすさ
エアフローかデザイン性を考慮したルーフなので一部低く、背の高い人間だと乗り降りする時頭が当たります。
またSUVなので地上最低高がミニバンや乗用車とは異なり少し高いので、お年寄りは少し降車する時補助がいるかもしれない。
後部座席もルーフがCピラーにかけて落ちてきているので乗り降りする時は頭が当たる場合があります。
ヴェゼルの運転のしやすさについて
ヴェゼルはフロントノーズ部分が運転席からは把握しにくいのだが、Aピラーからの延長線上にちょうどフロント左右のバンパーコーナー目安になるので車幅感覚が取りやく意外と運転しやすいです。
ちょうど狭い道路をお試し走行しているシーンだがノーズが曲がり角ギリギリでも、ポジションを高くして目視しなくても安心して曲がり切る事ができました。
ピラーの先端がノーズまで伸びているイメージがつかみにくいと少し細い道路や車庫入れで苦戦するかもしれないですが、ある程度すればすぐにヴェゼルの車幅感覚に慣れて運転しやすくなると思います。
ドアミラーも見やすいし車両360度死角少なく車線変更もしやすい。バックカメラがあれば全然苦にならなく小回りが効くので車庫入れも楽です。
逆にバックカメラが取り付けしていないと、全高が少し高いのでリヤバンパー付近の死角が多くぶつけたりする恐れがあります。
もしバックカメラが取り付けしてない中古車でも後付できるのでオートバックスやホンダディーラーで取り付けてもらうようにすると良いでしょう。
乗り心地は低速は悪く高速は丁度いい
ヴェゼルの乗り心地はやや不思議なセッティングで、低速走行だと突き上げ感があります。
不快になる程の突き上げでは無いが、ややスポーツカー的な足回りのセッティングをしていると思いましたが
不思議な事に時速60kmh程度になると突き上げ感がほぼなくなりちょうどいい乗り心地になります。
また速度が乗ると車の安定感が大幅にアップする感じでした。
ヴェゼルハイブリッドの0発進加速について
トヨタのハイブリッドはほぼモーターと言う感じですが、VEZELハイブリッドの0発進加速は割とエンジン駆動も介入しますが速いです。
モーターパワーはアクアやプリウスには少し負けているかなと思いますが、全然ストレスに感じること無く速いです。
なので一時停止の多い道路でもストレス無く停車・発進する事ができました。
エンジンがぶんまわる仕様
アクセルを全開試したら余り進まなくて少しがっかりしたのですが、びっくりしたのがスポーツモード+マニュアルモードに切り替えたときのVEZELのエンジンが高回転まで回ってしかも速かったです。
このエンジンは高回転型?のようですね、上の伸びがすごいです。
コーナーリングは得意みたい
ヴェゼルでS時カーブを時速40km/hで侵入を試みたのですが全然余裕でクリアできました。コーナーリング中はアクセル抜いているのでタイヤの摩擦で速度は低下してますが、もう少し高い速度でも全然入っていけるほど安定感高く且つよく曲がる車だと思いました。
どちらかと言うとスポーツカーみたいですね。
カックンブレーキはある?
ヴェゼルのブレーキはよく効くし、ハイブリッド車特有のカックンブレーキは余り出なかったです。
カックンブレーキは車庫入れ出しの時に特になりやすいと思うのですが、VEZELハイブリッドを車庫入れしている時の動画ですが全くカックンブレーキになっていない様子を見ていただけると思いますのでご参考までに。
ヴェゼル1.5Lハイブリッド シェアカーの燃費
カーシェアリングはガソリン代込なので余り燃費運転する人はいませんが、借りてきたヴェゼル・ハイブリッドの燃費は16.9km/L(走行距離564km)となかなかの成績。
ヴェゼルハイブリッドを所有するオーナーなら燃費運転もされると思うので、リッター20kmは全然いけると思います。
最後にヴェゼル・ハイブリッドについて
ヴェゼル・ハイブリッドですがトヨタのハイブリッド車には無いエンジンをぶん回す楽しみがあったり、速度が出れば出るほど安定すると言った特性だったり
どちらかと言うとスポーツカー的な要素が強いと思いました。
ロードクリアランスが高いのでラフロードも走れるしまさに万能車という感じでしょうか。
ただ室内はそんなに広くないので大人数での旅行や長距離ドライブは不向きだと思いますし、スポーツクーペよりは全然マシですけどちょっと乗り降りの関係でお年寄りの送迎にもちょっと向かないかもしれない。
今でもヴェゼルは人気車ですがデザインとカラーリングがちょっと大人の男性を意識した作りになっている印象で、もう少し内装に可愛らしさやおしゃれなツートーンカラーの設定があれば更に人気に鳴るのでは無いかなと思った次第です。