自動車の知識

中古車の選び方 最低限チェックするポイントをピックアップ

私は自動車の専門家では無いですが、知り合いから聞いた情報や知人が買った中古車情報を踏まえて中古車を買う時に最低限チェックして欲しいポイントをピックアップ致しますので参考にしてください。

ブレーキの効き具合

買おうと思った中古車で必ず一番目に確認して欲しいポイントです。ブレーキのチェックポイントはディスクローター(ドラム式は外からは見られない)を触ってみてください。

ディスクローターが凸凹している、外側のブレーキパッドの当たらない場所が極端に「L」字の様に突出している(エッジがたつと言う)中古車は避けるべき。

またはディスクローターとブレーキパッド交換を含めた交渉が必要。

ディスクローターに問題が無さそうなら実際に試乗してブレーキがしっかり効くのか割りと強くブレーキングを試してみてください。可能なら下り坂でブレーキングを何度か試すのが効き具合がいいのか悪いのか判断しやすいです。

下り坂でブレーキングを試すのは車の重たさに対してブレーキ能力が十二分に備わっているのかも確認できます

補足、ブレーキの効き具合が悪い自動車の購入は避けるべき。

エンジン始動時の異音が無いかを確認

エンジンを始動してすぐにキュルキュルキュルと言う異音がしたりしないか、エアコンを入れてキュルキュルキュルと言う音がしないかベルト類の鳴きが無いのか試乗するまえにチェックしておいてください。

エアコンの確認

エアコンを始動した時に(A/Cスイッチを押すだけ)カビ臭い匂いやタバコ臭い匂いがするならエアコンフィルターを交換してもらう必要がある。またエアコンの効き具合も(特に冷風)併せて確認してください。

直進安定性やハンドルの遊びを確認

ステアリングを割りと軽く握って、自動車が真っ直ぐ走るかを確認してください。明らかに右や左に流れるならタイヤの空気圧不足かホイールアライメントの調節かタイヤの欠陥が疑われる。

直進安定性に問題がなければ交差点を曲がった時にハンドルの遊びも確認してください。ハンドルの遊びが大きすぎる場合は調節が必要。(電動パワーステアリングはできないかもしれない)

補足、MT車の場合クラッチが滑らないかも確認した方が良いのだが基本的に走行距離が多いMT車はクラッチレストア(クラッチ板交換済)車を探すようにしてください。

ブーツ類の破損

アンダーカバーがあるとチェックが難しいですがなるべく確認してください。特に「ステアリングラックブーツ」に破損が見られる時は交換してもらうなどの交渉が必要です。

写真のジャバラホースになったような黒い部品です。中古車だと裂けていたり破損したりしている事もある。

ショックダンパーのダストブーツも4箇所必ず確認。

開くドアや窓は全て開いて閉じてみる

ドアとウィンドウ(窓)を全て一度開いて閉じてみる。ドアや窓を開くときや閉じる時に「ギー」と言う異音がしないか、締り具合はどうなのかチェックしてください。不具合があると思われるなら我慢できる範囲なら中古車販売価格の値引き交渉にしてみるのも有り。

電動式スライドドアは手動と電動両方正しく開閉できるかを確認してください。

ミニバンの場合リヤゲートがちゃんと跳ね上がって停止しているか(下がってこないか)等も確認。下がってくるようならダンパー交換。

ボンネットも開いて閉めて見てください。

ボンネットを開いたらエンジンルーム確認

エンジンルームの何処かにオイルのニジミとか無いかも確認ください。特にスバル車はヘッドからオイルがニジミ出ている事があるので必ず確認。

オイルにじみ。

リヤバンパーの裏側やシートの裏側を確認

追突された事故歴のある車は見ない箇所が凹んでいたり歪んでたりする事がある。バンパーの裏側の車両本体部分に異常が無いかも確認してください。

セダンの場合はトランクに収納されているスペアタイヤを取りうあずして歪んだり凹んだりしてないかを確認。ミニバンやワンボックスやトールワゴンの場合は内装の上から触ると歪んでいる箇所を発見できると思います。

もしリヤ側の見えない場所に凹みや歪みがあきらかに有るなら事故歴のある中古車なので、修理履歴なしとなっている場合は購入を断念するか値引き交渉の材料にするのも有りだと思います。

走行距離

中古車の価格は走行距離に大きく左右されます。走行距離が少ない=価格は高くなる、走行距離多い=安くなる。

なるべく低価格で中古車を探しているなら新車の状態から10年以上経過且つ総走行距離10万キロ以上の中古車は安く入手できますが、後々修理やメンテナンスが必要になるリスクがあります。

車種がなんでも良いのなら走行距離は20万キロ前後の目安排気量の大きな中古車を探すと良いと思います。

理由は排気量の大きな自動車は基本的に回転数を高くして走る必要が無くエンジン負担が非常に小さいので20万キロ前後走っていてもエンジンブローリスク(エンジンが壊れる)が非常に小さいと思います。

排気量が大きくて走行距離が多くてもバリバリ走れる安い車の目安としてはトヨタ車の次の車種がお勧めだと思います。

セダンなら1988年発売のトヨタクラウン137型の3.0Lエンジン搭載グレード。

ミニバンなら2008年発売のアルファード20系3.5Lエンジン搭載グレード。

補足、ハイブリッド車は走行距離多くても全然大丈夫ですがバッテリー劣化だけ注意してください。駆動用バッテリー交換は大幅なコストが発生します。

買わない方が良い中古車

基本的にトヨタ車に限ってはATトランスミッション車なら冒頭のブレーキさえしっかり効くならどんな状態の中古車を買っても大丈夫だと思いますが次の車種は買わない方が望ましいと個人的に思います。

2.0Lクラスのターボ+MTトランスミッションの中古車。NAエンジンならエンジン負担少なく10万キロ走っていても問題は無いと思うのですがターボ車はエンジン負担が大きい且つ更に自動車への負荷が高いサーキット走行履歴があるかもしれないので2.0Lクラスのターボ車で走行距離が多い中古車の購入は避けるべき。下手をすると新車を購入できる程の修理費が後々発生する恐れがあります。

2.0Lターボ車でもATトランスミッション車なら未だレブを充てたり無茶なエンジンブレーキの多様(オーバーレブ領域を多様)は少ないと思われるので走行距離10万キロ走っていても大丈夫かなと思う次第です。

2.0Lターボ車でATトランスミッション採用モデルの代表格。

デュアルクラッチSSTトランスミッションのランサーエボリューション。

インプレッサSTI(4ドアセダンGVF&5ドアハッチバックGRF)

補足、2.5Lターボエンジンです。トランスミッションはCVT。

最後に、人気のRX-7等のロータリーエンジンは避けるべき。ものすごい高額な維持費を覚悟しなければならない。

これがロータリーに乗る覚悟か!? 12年間の維持費公開

http://relife4car.net/weblog/606/

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