警察による自転車の走行帯について中途半端な説明とまったく周知徹底されない関係で、自転車による無謀運転が増加しています。師走のこの時期は特に無謀運転が増加しており、意図しない場面で突然自転車が飛び出してきたりするので今日は事故をしないよう安全運転するポイントをピックアップしたいと思います。
自動車事故をしないように走るポイント
まず自動車事故の一番の原因はスピードの出しすぎです。これは自転車にも言える事なのですが、自動車の場合重量が大きいので極端に言うと走る凶器でもあります。なので自転車が悪いと思う場面はありますがなるべくすぐに停車出来る減速回出来る速度で走るのが一番の安全運転のポイントだと言えますが次の事を基本的に守って頂ければ安全運転に繋がると思うので覚えておいて下さい。
その前に、ブタと燃料。運行前点検、「ブ」はブレーキ(エアーが噛んでないかをチェック)とブレーキオイルの残量、「タ」はタイヤの空気圧と破損が無いか、燃料はガソリンや軽油が十分かを運行前に必ず点検して下さい。
- 両手ハンドルで正しいトライブポジションとする
- 運転に集中する
- 飛び出し信号無視かも知れない運転をする
- 走行中30秒程度目安に頻繁に後方確認し交通状況を把握する
- 信号を守る、黄色は停車です
- 法定速度以下で走る
- 一時停止は停止線上で止まる
- 音楽は聞かない
- 窓を開けて走る
- 人通りの多い場所では昼間でもライトを点灯する
- マフラー音をわざと大きくする
- エンジンブレーキを多用し空走距離を減らす
- スマホは絶対見ない
ざっくり安全運転のポイントを書きましたが、運転しながらならまだまだ思いつくと思います。とりあえず自動車の運転はまずは両手ハンドル十時十分の持ち方をして、肘が軽く曲がる程度のシート位置にするのが鉄則です。片手運転だと集中力が無くなり万が一の非常事態に回避行動を取れなくなるからです。
後は、全開でなくてもいいので窓を開いて運転する(音楽は掛けない)のは耳からも情報を得るためです。これは自動車に異常があったりした場合も気が付きやすいのでお薦めです。マフラー音を大きくするには意味がありまして、最近スマホ歩きする人が多いので後ろから自動車が接近してますよとクラクション鳴らさなくてもわかってもらえる事が多いので突然飛び出しを予防できます。
本題の自転車対策
これは正直な所無いです。以下の動画を見て下さい。向こうから突っ込んでくるのですしかも二台並走でしたので左にも右にも動けない止まるしか無い場面に出くわしました。無謀自転車の対策は無いので万が一に備えてドライブレコーダーを備え付けるしかありません。有事の場合は証拠として提出出来ます。ドライブレコーダーは1万円程で販売してますし取り付けも簡単です。よければドライブレコーダー比較を御覧ください。
無灯火地味な服の着用と無謀運転自転車の行動パターン
自転車対策として行動パターンを読み取ろう。しかし対策としてははっきり行って無策です。
- 基本的に停車しようとしない
- 無灯火
- 自動車専用道路も勘違いして走る
- 夜間は衣服が地味で外部から見えない
- 一方通行は無視
- 左右確認しない
- 音楽聴きながらで周りの情報収集できていない
自転車の場合、基本的に止まる事は考えていません。走りながら左右に回避するつもりで走ってますので。ここが一番の原因でしょうね。
これは、私が何時も危ないなと思う魔の交差点です。場所は大阪市内です。何処が危ないのか何箇所あるか皆さん予測してみてください。
答えは大きく分けて2箇所。一番危ない場面では、車両は赤紫の線で左折しようとしている場面です。前方と後方からの自転車と歩行者に注意は必要なのですが、赤いラインで飛び出してくる自転車や歩行者もいます。ちょうど建物の死角となり交差点も鋭角に切り込んでいるので左折方向が超死角となるのです。なのでここの対策としては速度を出さないすぐに停車出来るよう徐行して走るのが唯一の対策方法です。
上記の魔の交差点で先日事故が発生していた場面です。本当に危ない。
2箇所目なのですが、次のシーンがとても危ないのです。今度は自動車の走る方向は赤紫のラインで写真上からきて方向で言うと右折(写真左方向)に曲がるシーンなのですが、ご覧の様に歩道橋が赤いラインから来る自転車と歩行者の死角となって把握しにくい事がわかります。特に自転車はこの死角ラインから横断歩道に直進してくる事が多い。後は左側から突然の進路変更やショートカットです。
この時間帯は特に注意だ
事故が発生しやすい特に自転車が速度を上げて走っている時間帯は注意しよう。なるべくならこの時間帯の自動車の運転を避けるべきかも知れないです。
- 17時から18時
- 8時前後
1番の17時から18時は夕飯のお買い物で買い忘れた品物があったりした主婦の方が猛突進して自転車を走らせる事がある。大きな道路も一時停止無しで飛び出してきます。特にスーパーや市場の近くは要注意です。
2番の朝8時前後。これは平日限定です。学校や職場に遅れまいと異常な速度で自転車が走ってます。プロライダーもびっくりするような歩行者をパイロンに見立てたスラローム走行にクランク走行を披露してくれます。
これは然程そうでもないのですが、やっぱり自転車は停車しようとしないシーンの動画です。
臨機応変も大切
先日RX-8さんと合うために六甲山へ向かう途中に阪急電車の踏切で立ち往生するトラックに遭遇しました。もし皆さんが前が渋滞しているのに踏切で立ち往生したらどうします?
このシーンでもしもすぐに踏切が今まさに降りてくるならどうします。私なら反対車線に突っ込んで退避します。別にそれでクレームになっても構わないですし。電車と衝突してしまって死んでしまったらそれこそ洒落にならない。
一応私はトラックがバック(後方に車両がいないことを確認)して逃げられる様に少し後ろに下がっているのがわかると思います。
自動車の場合は走る凶器なので交通ルールは守らなければ、歩行者や自転車の方の命を奪う事があるのですがどうしても危ないシーンに合いそうだなと思ったら臨機応変な対応も必要です。特にハイブリッド車は静かなので自転車や歩行者が飛び出して来そうな道路を走るときはクラクション連打で走るものありですし、夕暮れの買い物に急ぐ主婦の運転する自転車に気がついてもらえるようにハイビームヘッドライトで走るのもありです。
年末年始は特に皆さん忙しいと思います。この動画は太陽光パネル施工会社の周りにあるどうろで、施工に出かける営業トラックが沢山駐車しているのですが、大きな道路へ出ようとしたら駐車トラックの影からロードバイクが飛び出してくるシーンです(ロードバイクは涼しげにヒョイと反対車線に避けてくれたのですが)。自転車は無音なのも厄介ですよね、せめて原付バイクの様に排気音でもしていたなら音で気がつく事が出来るのですが自転車の無音も相当厄介ではあると思う次第です。それでは皆さん今年もあと少しなので安全運転で参りましょう、グッドラック。