WRX・VABにデジタルインナーミラー用のカメラを取り付け
WRX・VAB型にデジタルインナーミラー(ドライブレコーダー兼用)を取り付けてリアビューカメラを取り付けて&配線をした時に資料を取得したので何か参考になれば幸いです。
今回追加したデジタルインナーミラー用のバックカメラは運転席の後ろ側のトランクガーニッシュに取り付けしました。
VABのトランクガーニッシュの外し方
トランクガーニッシュを外すには8mmのかにレンチが必要です。
まずトランクの内張りを外します。内張りは赤い印のクリップ4箇所を外します。
クリップの真ん中のところを浮かせると簡単に外す事ができます。
次にトランク開閉の信号を送る配線を外します。そのままでは外しにくいので
ソケットを固定しているクリップを下から押して外してしまいます。
純正のバックカメラを取り付けている場合は、バックカメラの配線をソケットから抜いてください。
次にバックカメラの配線を通しているカバーのような物も外してしまいます。マイナスドライバーで爪を2箇所押し込んでやります。
次に向かって右側の爪をマイナスドライバーで押し込んでやると少し奥に入り込みますので
後は指で押し込むと外れます。
因みにこれが配線を通すカプラー(カプラーと呼ぶか否かは不明すみません?)
後は8mmナット4箇所外します。(ナット落下でバンパーに傷がつかないようにタオルかなにかで養生しておいてください)
ナット4箇所はずしたら、両手で親指をトランクに4本指をガーニッシュにかけて軽くこじると外れます。(写真は片手ですが両手で作業してください)
ガーニッシュが外れたらすぐに養生
ガーニッシュが外れたら、ナットを取り付ける箇所をタオルなどで養生してください。
ガーニッシュを外した状態
WRX(VAB・VMG)バックカメラトランク配線通し
純正バックカメラを装着していない方は、こちらの箇所から配線を通せます。純正cameraの配線がある場合は、ライセンスランプ下から配線を通してトランク開閉信号の配線に割り込みさせるのもありです。
トランク開閉信号配線の防水ゴムソケットの横をハサミで切り込みを入れてバックカメラの配線を割り込みさせました。
ガーニッシュを取り付けた状態の配線はライセンスランプの横をを通しました。
車検は問題ないはずです。
バックカメラ配線防水コーキング
バックカメラの配線を行い、防水コーキングに使ったのはホームセンターコーナンで販売している「ジョインコーキング・アクリル系」(自己責任で参照お願いします)を使いました。
防水コーキングをしたらガーニッシュをもとに戻して完成。
バックカメラの配線を運転席側まで通すには
バックカメラの配線はCピラーからルーフの防水ゴムの隙間に指で押し込みして配線を通しました。
後部座席から一部配線は見えてしまいますが、Cピラーの隙間に配線を押し込んでそのままルーフの隙間に配線を押し込んで
Bピラーの所も上手く押し込みできましたが少し配線見えてしまいますが問題ない範囲です。このまま運転席の日除けまで通してドラレコへ接続できました。(もっとちゃんと配線を通す場合はルーフトップの内張りを外す必要があります。)
インプレッサGVBに取り付けたバックカメラ
購入したバックカメラはパナソニックのCY-RC90KDと言う商品です。比較的小さいかなと思ったのですが結構大きかったです。後方の映像はとても見やすいのですがどちらかと言うとハッチバック車かワンボックスまたはミニバン向けに良いのかもしれません。乗用車だと若干違和感のある映像でした。
カメラのスペックは次のとおりです。
- 電源 12Vアクセサリー電源接続タイプ
- 消費電力 0.4W(30mA)
- 画素数 31万画素
- 撮像素子 1/3.6型カラーCMOS素子
- レンズ 広角固定焦点 f=1.21 mm F値1:2.0
- 画角 水平:145°垂直:112°
- S/N比 40 dB以上(推奨照度にて)
- 水平解像度 400 TV本(中心部)
- 照度範囲 約1 lx~100000 lx
- 映像出力 NTSCアナログコンポジット信号1.0 Vp-p 75 Ω
- 外形寸法 カメラ 幅23 mm×高さ23 mm×奥行き22 mm(背面突起部を除く)コード長さ4 m
- 質 量 カメラ 約85 g(コードを含む)
接続先の液晶モニターはケンウッドのカーナビ「MDV-Z700」です。RCAケーブルと言うものがカーナビに繋がれて図の様にエアコン送風口の裏にぶら下がっているのです。
英語のラベルで「Ria View camera」と書かれているのですぐに分かります。
夜間車庫入れの時のバックカメラの映像です。夜でもかなり見やすいです。
バンパー修理中に撮影した写真でマスキングテープでバンパー周りを保護している状況ですみません。赤い矢印の所にバックカメラを取り付けました。
ただ問題は配線ですよね。私はトランクに穴を開けずにトランクガーニッシュの片方の穴を利用して配線しました。簡単ではありますが作業内容を説明させて頂きたいと思います。
オーディオパネルを外す
まずマスキングテーブでオーディオ周りに傷が行かないようにしておきます。パネル外しに使ったのはコーキングヘラを使いました。ホームセンターで売っていると思います。
ヘラがオーディオパネルの間に入ったら「ペキッ、ペキッ」と言う音がして爪がとれいていきます。
上の爪がある程度外れたら横から引っ張るとガバっとオーディオパネルは外れます。
カーナビに繋ぐ
最初わからなかったのでナビを外して配線しようと思ったら、カーナビからぶら下がっている「RCAケーブル」類がエアコン吹き出し付近にあることが判明。エアコン吹き出し口から作業したほうがやりやすいと思ってナビの下のデジ2つ外して送風口を引っ張って取ってしまいました。(送風口の取り外しは比較的簡単に取り外しできるのですが取り付けがちょっと難航しました。)
ここからの方が作業しやすいです。
映像の配線はUSBケーブルが出ている場所があったのでそこから通しました。左右足元どちらからでも通ります。
カーナビの「Ria View camera」と書かれたラベルのある黄色の線の黒いキャップを外して接続。これでナビの配線は終わりです。後はアクセサリー電源とアースを取るだけです。
アクセサリー電源を取る
多くのバックカメラはリバース電源を取る様なのですがパナソニックのカメラはACC電源(アクセサリー電源)を使います。なので常時映像を表示させることも可能です。例えば後ろにパトカー居ないのか確認する時等にも使える。但しカーナビの配線は「Front View camera」に配線しないと走行中見られません。
OPコネクターに「青い」配線があるのですがそれが「アクセサリー電源」ですので、カメラの電源の配線を付属のエレクトロタップで繋ぎます。よくわからない場合ヒューズからも取ることが出来ます。
ヒューズに差し替えて電源を取ることが出来る製品です。オートバックスやイエロハット、通販ならAmazonで買うことが出来ます。インプレッサのヒューズボックス開くと「ACC」と書かれている位置を探して取り替えます。
ACC電源を取ったら後はアースをして作業完了、後はナビの設定を行いカメラの映像が表示されるかをテストします。
ナビにバックカメラの設定をする
ケンウッドのナビは「汎用カメラ」を設定するとOKです。ナビの設定はとても簡単なのでマニュアルを見てください。
これは「MDV-Z700」のマニュアルです。
http://manual2.jvckenwood.com/files/LVT2380-001B.pdf
メインメニューから「システム設定」をタップ。
「リアカメラ接続」をタップ。
「汎用カメラ」をタップして設定完了です。
カメラを繋いで表示テスト
カメラの取付は未だなのですが映像が移るかだけ先に確認しました。エンジンを掛けないでリバース(バックギア)に入れて映像が表示されることを確認。映像が出ることを確認してからカメラ本体の取り付け作業を行いました。
GVB ガーニッシュの外し方とバックカメラ本体の取り付け
これが問題です。何処を通すか悩んだ末、トランクのガーニッシュを外すともしかしたら穴があるのでは無いかととりあえず外すとありました。ガーニッシュが少し浮きますがなんとか配線は問題なく通すことが可能でした。車内への配線はすみません超適当です。可倒式セカンドシートの間を通してカーマットの下を適当に通してます。内張り外して綺麗に配線した方が良いのですが時間的にも知識的にも不足しているのでとりあえず見えればいいや的な感じで配線してます。
リアバンパーガーニッシュを外すには内張りを外す必要があります。内張りのピンは「ピン」の近くの両側に手を突っ込んでいきよいよく「ガバッ」と下に引っ張るとポロッととれます。 赤い印の場所のピンを全部外してしまいます。内張りを外したらガーニッシュの後ろに2つナットがあるのでそれを外します。
ガーニッシュは引っ張ると取れるのですが、一応車に傷が行かないようにタオルなのでトランク部分を保護してから外してください。
ガーニッシュの左側のピンを外して配線を通す穴を確保。
ここにバックカメラの配線を通しました。
配線は問題なく通ります。
この様に配線を通していきます。
結構隙間が大きいので防水テープで雨や水が入らないようにしました。
ガーニッシュを元に戻した状態です。若干浮いているかなと言う感じです。後は車内の配線作業をして完了と言う流れになります。カメラ本体の取り付けは両面テープでくっつけるだけでとても簡単ですので省きます。
バックカメラ本体です。余り違和感は無いと思うのですが、見えないより見えたほうが安全なのでとりあえずこれで完了としました。
バックカメラの実際の見え方
魚眼レンズが近くのターゲットの距離間をつかみ悪くさせている。自宅の駐車場に入庫する際に適当な障害物ターゲットで見てみました。バックカメラだと未だ距離があるように見える。ここで一旦停車。
インプレッサの中から目視確認する。こうしてみるとはっきり言って死角だらけですよね。竹馬の距離は近いように思える。
上記の位置で車を降りて竹馬の距離を目視確認すると約50cm前後の距離まで接近してました。なれるまで結構練習が必要だと思われますので、バックカメラ取り付けてギリギリまで幅を詰める事は避けたほうが良いと思います。でも死角がこれだけ無くす事が出来るのは非常に利点が大きいとつくづく思いました。あの時バックカメラさえあれば側溝にタイヤなんか落としてなかったのにととても後悔してます。