インプレッサ

謎のタイヤの画面 スバルマルチファンクションディスプレイの説明

2016年10月に発売されたインプレッサ含むスバル車にはマルチファンクションディスプレイと言う燃費や走行可能距離それに自動車の状態を表示してくれる4.3インチの小さな液晶がダッシュボードセンターに装備されています。

だいたいの項目は皆さんご存知だと思うのですが一つだけ謎のタイヤの画面があると思います。

このタイヤの画面は一体何を示すのか説明と実際にこの画面を参照にする事があるのかを説明致します。

マルチファンクションディスプレイ

タイヤのグリップ状態を示す画面

マルチファンクションディスプレイのこのタイヤの画面は地面とタイヤの関係を示しています。

走り出すとタイヤの周りがグリーンに縁取りされタイヤは正常にグリップ走行している事を示す。画面向かって上方向がフロントタイヤ、下はリヤタイヤを示す。

2016sb-20161207002

ステアリングを切るとマルチファンクションディスプレイのタイヤもステアリングを切った方向に向く。丸い線と破線は道路を示すので特に自動車の状態と何も関わりは無い。

2016sb-20161207003

下に示す0sec~30までの表示は30秒間の走行記録です。時間が経過すると消えていきます。

何を記録しているのかと言うとタイヤが滑ってVDCが介入したか否かを記録すします。写真のイエローアラートはどれくらいの時間滑っていたのかを表示しているが4輪の何処が滑ったのかまではわからない。

2016sb-20161207004

タイヤが空転し始めると空転しているタイヤはオレンジに縁取られます。空転が収まらなければ写真の様に自動車のスリップサインとVDC介入する側のタイヤが点滅します。

2016sb-20161207005

VDC介入画面はどんな時に使うの?

正直な所VDC介入画面は一般道路を走っている時に目視しながら運転することは危ないのでできません。

何時何のためにVDC介入画面を参照するのか?

恐らくラフロードや雪の多いヨーロッパ等の海外のドライバーが使う場面が多いのでは無いかと推測します。

日本国内なら道路が凍結しているのかそうでは無いのかを判断するのに良いのではないでしょうか。

「今朝はよく冷え込んでいるので路面が心配」と思ったらこのタイヤの画面に切り替えてゆっくり様子を見ながら運転頂いて、頻繁に橙色のアラートが表示されているなら速度を落とし慎重に走って頂く等の指標に使えると思われます。

少なくともスポーツ走行(サーキット)する時にこの画面を見ながら走ることは無いです。

2016sb-20161207006

VDC介入の資料を撮影の様子

YOUTUBEの方でこのVDC画面を撮影して欲しいと依頼があったのですが、流石に一般道路でVDCが介入するシーンを撮影できなかったので備北ハイランドサーキットへ行った時に撮影してきました。雨でつるつる滑る状態でしたので沢山VDC介入の様子を撮影できました。

VDCが介入しているシーンを動画にアップしました。介入が入るのは主にカーブに対して内側のタイヤ。

VDC介入した時のステアリング操作

VABはVDC介入した時に車を止めようとはしない機能に切り替わっている様です。GVBのVDC介入時は大幅な減速が発生するので違和感はありましたがVABは特に介入されていると言う違和感は無いです。

 

-インプレッサ