セレブで元レースカードライバーのNさんがお父様にプレデントするメルセデス・ベンツの2016年4月発売の新型「CLA 45 AMG」を購入。納車の帰りに「試乗してみますか?」と言ってくれたので、ゆっくり運転ですが試乗させて頂きましたのでレビューさせて頂きます。迫力の加速走行レビューも動画に撮影してアップしてますので是非参考にしてみてください。
CLA 45 AMG 見た目
車輌サイズは小さいけど迫力満点
買う前からNさんは「Aクラスだし小さいんですよね」と言ってたのですが、いざ目の前に乗り付けた時はやっぱり迫力が違う。自動車自体は大きくないけど雰囲気が国産車とぜんぜん違うのに驚きました。
迫力満点のCLAですがラグジュアリー度で言うと、数日前に試乗させて頂いたC180クーペには負けます。CLAはどちらかと言うとエクステリア自体は迫力あるしかっこいいですがC180に比べると少し地味。
フロントグリルはC180はダイヤモンドグリルだがCLA-AMGはメッシュグリルカバー。
AMGの5本スポークデザインのアルミホイールに赤く塗られたブレーキキャリパーがさり気なくスポー度をアピール。走るとものすごいんです。
インテリアは文句無しでとても広く、サイドシルも「AMG」ロゴが点灯しているが、C180と比べると間接照明がなかったりとやっぱりどこか寂しい気もします。
エクステリアとインテリアは関係ないのですが、さすがAMGと言うか手組エンジンでどの職人さんが組み立てたエンジンなのかエンジンヘッドの上にラベルが貼り付けられている。
CLAのエンジンルーム。
よく見ると随所に補強の溶接跡が施されている。
シートはカタログ写真だとセミバケットシートですが、普通シートに無償で交換してくれるそうです。
納車したばかりのCLAを試乗
当日納車したばかりのCLAをNさんは気兼ねなく運転していいよと貸してくれたは良いのですが、流石に800万円もする自動車を運転するのは怖い。一般道をゆっくり差し支えなく運転させて頂きました。
まず乗ってみた感想ですが、流石にメルセデス・ベンツ!運転しやすい。C180に比べるとAMGチューニングのせいか少しクラッチ(7速ATデュアル・クラッチ・トランスミッション)が繋がる回転数が高い感じです。それ以外は違和感はなかった。
サンデードライバーの様な感じでしか運転出来なかったのですが、乗り心地は抜群で突き上げ感なくC180よりソフトな乗り心地でした。
エンジンはどうなんでしょう2.0リッターターボエンジンで最高出力は381psもあるのに、低回転からフラットに回る感じでした。
信号待ちで停車するとアイドリングストップし、ブレーキを離してアクセルを踏むと自動的にスターターが回ってエンジンが再始動するのですが、C180と比べるとアイドリングストップのスターター音が大きくC180よりもちょっと遅い感じがしました。
CLAのアイドリングストップ機能は少しだけ違和感を覚えますが、ずっと気になる程のものではなかったです。ただC180ほどナチュラルな再始動する感じでは無い。
後はブレーキなんですが、大型4ポッド対向キャリパーだったのですが意外と素直なブレーキでC180は「ガツン」とブレーキ踏むと減速する感じですが、CLA 45 AMG ブレーキは「ガツン」と言う感じでは無くほしい分だけの減速力を得られる感じのブレーキ設定でした。ただ低速でしか走ってなかったので高速域ではどんな感じなのかハードブレーキングではどんな感じなのか確認できていません。
慣らしなんかいらなといきなり回すNさん
お父さんにプレゼントする為に買った「CLA 45 AMG」を、Nさんは「この車とても楽しんだよ」と行き成りECUモードを「COMFORTとSPORTSとSPORTS+とRACE」があるのですがRACEに設定してエンジンをぶん回す(ホントは慣らし運転をしたほうが私は良いと思うのですが)。以下がその時撮影した動画です。
ECUモードをRACEにすると「CLA 45 AMG」はガラリと様子が変わります。まずショックダンパーの減衰力が固めの設定に切り替わりガシっとした足回りに。後はマフラーサウンドが大きくなります。
次に動画にもある通り、シフトアップするエンジン回転数が高めに切り替わり、シフトアップする度に「バシュ!バシュ!」と言うエアが吹き出す様な音が聞こえてくる。
減速するときはしつこいぐらいにシフトダウンするのですが、そのブリッピング音がまた最高でした。
CLA 45 AMG RACEモードのマフラーサウンドは動画に入っている通り、野太く上品でレーシーでドライバーをその気にさせる印象です。
Nさんが走行距離23km前後の新車CLA 45 AMGをRACEモードにしてしまうシーン。
CLA 45 AMG スペックと感想
スペックは次の通りで2.0リッタークラスでは一番出力が高い。
- 全長x全幅x全高 4690×1780×1430mm
- ホイールベース 2700mm
- 2.0リッター直列4気筒DOHCターボエンジン
- 最大出力 381ps/6000回転
- 最大トルク 48.4kg.m/2250-5000回転
- 駆動方式 7速AT
- 駆動方式 4MATIC(4WD)
Nさんの運転で少しぶん回して頂いたのですが、ターボ車特有の加速時シートに食い込むようなどっかんターボ感は無くて7速ATの賢いシフトアップのお陰だと思うのですが加速時はとてもフラットな感じでした。
乗り心地は最高で、シーン毎にコンピューターによる減衰力コントロールが路面状況にあった最適な乗り心地を提供している感じです。
ただ、COMFORTモード(エコモード)でも0km/h発進時クラッチの繋がる回転数が高いのがもしかしたらドライバーによっては違和感が出るかもしれない。
後は、もう少しアイドリングストップ機能のエンジンストップからスタートまでの感じをC180程にアップグレードしてもらいたい感じがあしました。
エクステリアは風格+存在感抜群のかっこいいデザインなので文句なしですが、C180を見ると日本人ドライバーが好きなピカピカ光るLEDが少し少なくて寂しい。
最後に私が買いたいか買いたくないかと言うと、お金があればこの車は欲しいです。シフトアップするときの「バシュ!」と言う迫力ある音とあのシフトダウンするときの大迫力のブリッピングサウンドは本当に面白くて、ATトランスミッションでありながらMTトランスミッション以上にアグレッシブなドライブを楽しめます。