ホンダのS660が一日40台しか生産できない問題も手伝って大人気となっている軽四コンバーチブルスポーツカー市場、納期が待てないと言うことでコペンや中古のビートも候補に入れられているものと思うのですが、忘れてはいけないのがスズキのカプチーノ。アルトワークス5MTがリリースされた暁には新型カプチーノが登場するのでは無いかと言う盛り上がりも見せているのですが個人的には新型カプチーノは出ないと思いますので、ここは今すぐ手に入る中古車のFRスポーツカプチーノを狙ってみてはどうでしょうか。S660やコペンは新車価格で200万円もオーバーするのですが、中古車のカプチーノなら100万円未満で手に入ります。
カプチーノ主要諸元表
- 全長x全幅x全高 3295×1395×2060mm
- ホイールベース 2645mm
- トレッド幅 フロント/リア 1210mm
- 最小半径 4.4m
- 定員 2名
- 重量 690kg-700kg
- エンジン F6A *1
- 直列3気筒DOHCターボエンジン
- 総排気量 657cc
- 圧縮比 8.3
- 内径x行程 65.0x66.0mm
- 最高出力 47kW(64ps)/6500回転
- 最大トルク 85.3Nm(8.7kg.m)/4000回転 *2
- 燃料供給装置 電子燃料噴射式
- 駆動方式 FR
- 燃料 無鉛レギュラーガソリン
- タンク容量 30L
- トランスミッション 5MT *3
- ブレーキ フロント/リア ベンチレーテッド/ディスク
- サスペンションフロント/リア ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
- 純正タイヤサイズ 165/65R14 79H
補足、1995年5月以降リリースの後期モデルは*1エンジン型式K6Aを搭載し*2の最大トルクですが103.0Nm(10.5kg.m)/3500回転と*3トランスミッション5MTの他に3速AT車の適用あり。カプチーノで唯一ATモデルはこの1995年5月リリースの後期モデルのみです。
2015年現代でも通用するフォルム
製造販売期間は1991年10月から1998年10月生産終了と言う期間で結構古い。1998年モデルを買っても2015年現在なら17年落ちとなりますので、ある程度リストア費用も発生する可能性も否めないのですがボディーフォルムは現代でも十二分に通用するデザインです。古さを感じない。ただヘッドライトレンズのクモリはクリーニングした方が良さそうです。
エンジンはミッドシップでは無く前置きです。これはチューニングされたエンジンですのでノーマルのエンジンとは異なります。アペックスのむき出しエアークリーナーに2本のダクトは前置きインタークーラーそれとストラットタワーバー(青色しているのでクスコ製だと思います)が取り付けられています。
四灯ヘッドライトのデザインですが真ん中2灯はフォグだと思ったのですが異なってました。ロービームはプロジェクター式なので真ん中2灯はハイビームですね。
意外とノーズが長い、フロントフェンダー下のエアーダクトがインパクトがあってかっこいいです。
ネールフォルムは若干初代コペンに似ている丸みを帯びたデザインを採用。ただリアは短いの実車を見るとコペンとの違いは一目瞭然だと思います。
バックランプは1灯右下に装着されたちょっと変わったリアランプユニットを装備。
運転席はややローポジションでシフト位置がとてもハンドルに近くてアームが疲れない位置でのシフトチェンジが出来仕様です。インパネは3眼レイアウトで走りを演出してくれるど真ん中タコメーターで7500回転レッドゾーンになります。左側にはスピードメーターと右側には水温計と燃料計のレイアウトになります。
ブースト計は純正非装着ですが中古車なら前オーナーが既に取り付けている車も多いと思われます。
軽量でパワフルFRですのでドリフトの練習にも最適かも。車両重量も700kgですのでとても扱いやすいのでMT練習にも持って来いです。