2014年10月発売のフルモデルチェンジされたレガシィB4です。セダンでありながらスバルの得意なAWD(四輪駆動)と運転支援システムアイサイト(Ver.3)を標準装備。エンジンはFB25型2.5リッターNAが搭載され用意されるグレードは"LEGACY B4"と"LEGACY B4 Limited"の二種類となります。BN9グレードでは全車CVTでターボ搭載車両はありません。
BN9の特徴はなんといっても斜め後ろか横から見たらGDB/GDAの鷹目の様なヘッドライトデザインをしている点でしょうか。
真正面から見るとレヴォーグのヘッドライトの様な気もするのですが、少し横から見るとはっきりと鷹目をしていてとてもかっこよく見えます。
今回とても珍しいのですが一本出しマフラーを採用します。ここへ来て往年のGDBを意識た形でしょうか?しかも左出しです。テール周りもWRXの雰囲気がありターボグレードが無いのが悔やまれます。ただ不等長エキマニではないのでボクサーサウンドは楽しむことが出来ないと思われます。
レガシィB4(BN9)のスペック
メーカー公式カタログを引用(PDFファイルです)
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4795×1840×1500mm
- ホイールベース 2750mm
- トレッド幅 フロント 1580mm
- トレッド幅リア 1595mm
- GT/インテンスグレード車両重量 1530kg
- 定員 5名
- ハンドル 右
- 駆動方式 AWD
- Si-Drive インテリジェンス/スポーツ/スポーツ#の3モード
- トランスミッション リニアトロニック(マニュアルモード付)前進無段 後退1速
- エンジン形式 FB25
- 水平対向4気筒DOHC16バルブエンジン
- 内径 x 行程(mm) 94.0 x 90.0
- 総排気量 2498cc
- 最高出力 175馬力/5800回転
- 最大トルク 24.0kg.m/4000回転
- 燃料供給装置 電子制御マルチポイントインジェクション
- アイドリングストップ
- 電動パワーステアリング
- 可変バルブタイミング機構
- アクティブグリルシャッター
- 無鉛レギュラーガソリン仕様
- タンク容量 60L
- JC08モード燃費 14.8km/L
- サスペンションフロント ストラット式
- サスペンションリア ダブルウィッシュボーン
- ブレーキフロント 16インチベンチレーテッドディスク 2ポッド対抗キャリパー
- ブレーキリア 17インチベンチレーテッドディスク
- BN9ノーマルグレードタイヤサイズ 225/55R17
- BN9 Limitedタイヤサイズ 225/50R18
Limitedグレードとの違い
ノーマルグレードとLimitedグレードの違いは然程大きくはないのですがノーマルグレードのアルミホイールが17インチが装着されるのに対してLimitedは18インチアルミホイールが装着されます。
こちらが17インチホイール装着のノーマルグレードです。
こちらが18インチホイール装着のLimitedグレードです。
その他Limitedグレードのみ標準装備されているのが"スタブレックスライド"新開発ダンパーを装着します。
さらなる上質な走りを目指した新開発ダンパーです。ダンパー内で動くピストンの速度によって減衰特性を変化。
コーナーリング時の安定性と、荒れた路面での快適な乗り心地を高いレベルで両立します。
後は車の走りには関係のないドレスアップパーツが装着されます。まずメッキフォグライトカバー。
メッキサイドステップ。
メッキテールガーニッシュ。
ヘッドライトは両グレードLED標準です。フォグランプも標準装備です。
その他今までのレガシィと決定的に違う部分は、レヴォーグ登場から静粛性がかなり変わったと思います。WRXS4もそうですし新型STIもとても車内が静かでした。BN9も徹底した静粛性を追求されたそうです。
内装
運転席です。今までの流れから言うとD型ステアリングだと思ったら丸型ステアリングを装着します。この辺は大人向けをイメージして設計されているのかもしれません。レッドステッチも無くモダンな色使いで統一されます。CVTマニュアルモード時のシフトアップシフトダウン操作できるパドルシフトも両グレード標準です。
後部座席は6:4分割でトランクスルーさせる事が出来ます。
BN9の感想
余り足回りの事には公式では触れていないのですが、レヴォーグやWRXと同じAWDシステムを採用しトラクションコントロールユニット横滑り防止のVDCに加えてコーナーリングをより曲がるようにアクティブトルクベクタリングなるコーナー内側と外側のトルクコントロール技術を持ちます。
2.5リッターNAエンジンのパフォーマンスはどうなのでしょうか?個人的には町中でストレスを感じるような場面は無く太いトルクで軽快に運転が出来るものと思うのですし馬力も175馬力あるので時速180kmまでなら何とか問題なく出る範囲だと思われます。特に高速巡航では時速100km前後が一番得意とする速度範囲だと推測します。ただ、やっぱりターボグレードは欲しかったなと言う感じでしょうか。