フォルクスワーゲンのヴァリアントベースのSUV「ゴルフ オールトラック」が2015年8月リリースされました。車名が「オールトラック」と言うとんでもない名称で、全ての道を走ることが出来ると言う意味を持ちその名に相応しい究極のトラクションコントロール能力を持ちます。
この車の何がすごいのか?現代の車はフルブレーキ時フロントタイヤがロックスする事を防止する機能やフロントタイヤがグリップ力を失うアンダーステアやリアタイヤがグリップ力を失うオーバーステアの抑制を手伝うシステムが概ね自家用車には備わってますが、この車はさらに滑りやすい急勾配も安全に走行する事が出来る「ヒルディセントアシスト」を搭載し、三菱のS-AWCを凌ぐかもしれない電子制御自動四輪駆動システム「4MOTION」と電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”を前後輪に装備しコーナーの内側のグリップ力を監視し空転を発生させないように抑制するドライブアシストを装備します。パワースライドとか荒業は楽しめないが、どんなドライバーでもラフロードや荒れた道路を安心して運転する事が出来ます。
パワートレインは「1.8ℓTSI®エンジン」最高出力132kW(180PS)、最大トルク280Nmを発生するエンジン+AWD+6速DSGです。エンジンは幅広いパワーバンド1,350rpmという極めて低い回転数から4,500rpmまでの広い回転域での最大トルク域を持つのでトルクがほしい時アクセル開度を大きくする事でぐいっと押すようなパワーを何時でも得る事が出来ます。 トラクションコントロール能力が優れているのでスタックしたりオーバーステアやアンダーステアが出にくい仕様です。
地上最低高165mmと日本の一般的な乗用車の140mmよりも25mm高い。可能ならレガシィアウトバックの持つ200mmはほしい所です。
アプローチアングルは14.5度、ディパーチャーアングルは17.3度、ランプぶれーくオーバーアングルは9.4度まで対応します。最低高がもう後20mm高ければもう少し悪路走破性は高まるのですが。
余り車高を上げるとタイヤハウスとの見栄えバランスが余りよく無くなる事が利用かもしれません。横から見たらちょうどいい感じでとてもかっこいいです。
サイドステップ下にアンダーカバーが取り付けされています。
ルーフエンドには小さいながらルーフスポイラーが装着。
マフラーフィニッシャー一体型リアアンダーカバー、リフレクターが装着されていて何とも言えない素晴らしいスタイルに仕上がってます。
ステーションワゴンのクロスオーバーもやっぱりいいものです、見た目だけでは無くて実力も伴います。
リフレクター付きリアアンダーカバーがとてもいい感じにテール周りを引き締めてくれています。
ラゲッジスペースも広々。
セカンドシートは6:4分割シートで倒すことが出来ます。
運転席です、ドライバーがインフォメーションサービスの閲覧と操作制御がし易いレイアウト。
インパネは二眼レイアウトで真ん中にはアクティブセーフティー情報などが表示される液晶モニターが装備されます。
「ゴルフ オールトラック」にはアクティブセーフティーが標準装備。もちろん自動ブレーキ「プリクラッシュブレーキシステム」も実装します。一部機能車線逸脱防止機能は「TSI 4MOTION Upgrade Package」にしか標準装備されません。その他嬉しいバックカメラも標準なので車庫入れも助かります。
セカンドシートもしっかりとした作りでゆったりしています。
ゴルフ オールトラック 主要諸元表
- 全長x全幅x全高 4585×1800×1510(mm)
- ホイールベース 2635mm
- 地上最低高 165mm
- 定員 5名
- ハンドル 右
- 最小半径 5.2m
- 重量 1540kg
- エンジン CJS型
- 直列4気筒DOHCターボエンジン
- 総排気量 1798cc
- 内径x行程 82.5x84.1(mm)
- 圧縮比 9.6
- 最高出力 132kW(180ps)/4500-6200回転
- 最大トルク 280Nm(28.6kg.m)/1350-4500回転
- 駆動方式 4MOTION AWD
- トランスミッション 6速DSG
- JC08モード燃費 14.7km/L
- サスペンションフロント ストラット式(スタビライザー付き)
- サスペンションリア 4リンク式(スタビライザー付き)
- ブレーキ フロント/リア共 ベンチレーテッドディスク/ディスク
- タイヤサイズ 205/55R17
- 販売価格 3,470,000円より