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取付簡単OBD IIソケットに差しこむだけのブースト計&タコメーター ブリッツ・DIGITAL GAUGEレビュー

取付簡単OBDソケットに差し込むだけのおしゃれなメーター

今回紹介するのはAliexpress取り扱い「Magican F8 OBD DIGITAL GAUGE」と、カー用品店やAmazonに入手できるブリッツの「FLD METER」。

取り付け簡単 OBD メーター

Magican F8 OBD DIGITAL GAUGE マルチメーター

Magican F8 OBD DIGITAL GAUGEはタコメーター以外に色々表示できる(車種によっては表示できない)マルチメーターで、Defiのメーターの様に設定値でアラートを鳴らすことができる廉価な製品です。

保証もしっかりしているショップなので、到着までに少し時間はかかりますが安くタコメーター含む後付メーターを探している人にはおすすめの製品です(製造元WEBサイト「www.carmcu.com」)。

取り付け

製品に説明書がなかったので、ナゾナゾの様な製品でしたがなんとか取り付けできました。

取り付け自体は本当に簡単です、まずDIGITAL GAUGEの裏のカバーを回すと写真の様に外れます。

カバーを外したら黄色い印の場所にOBDケーブルを繋ぐだけ。

ダッシュボードの取り付けはゲルマット

DIGITAL GAUGEには両面テープも付属しますが取り外したときの後処理が難儀、両面テープを使わずに付属のゲルマットで手軽に取り付け可能です

DIGITAL GAUGE 初期設定

初期設定自体もとても簡単なのですが、これもまたナゾナゾなので以下の説明を見てもらえればすぐに起動します。

OBDケーブルを繋いですぐにエンジンを始動し、写真のダイヤル式のツマミを上から押す。

これが初期設定画面です、ダイヤル式のツマミでメニューを移動可能ですが最初はデフォルトで良いので「return」までメニューを移動してツマミを押すとメーターが表示します。

後はゲルマットを調節して見やすい位置にレイアウトすると良いでしょう。DIGITAL GAUGEの電源はエンジンOFFで自動で消えるのでバッテリーあがりの心配はありません。

DIGITAL GAUGE メーターレイアウト変更

メーターのダイヤル式ツマミを右方向に回すといろいろなメーターレイアウトを楽しむことができます。

表示するメーターレイアウトでツマミを押すと表示メニューを変更できます。例えばブースト計に変更したりできる。

メーターレイアウトは全6種類。

ワーニングアラートを設定するには

Defiレーサーゲージの様にワーニングアラート音を出すにはダイヤル式ツマミを右にオプション画面が表示されるまで回しツマミを押す。

オプションメニューの「ALARM・TIPS」メニューでツマミを押すとタコメーターや水温メニューで個別にワーニングアラートを細かく個別設定できる。

 

ブリッツ FLD METERは二種類あります

まず公式サイトのトップページに明細されている回転数表示タイプと私が買ったブースト圧タイプの二種類があり、大きさはそれぞれ74πとなります。

また2つのモデル共通なのですがデジタル数値が表示される2つの小画面があり、ここに速度計や水温情報それにブースト計タイプなら回転数を表示したりする事が出来ます。

OBD IIコネクタにポン付けで表示できるのは、エンジン回転数 / 車速 / 水温 / スロットル開度。オプションの計測パーツを購入しエンジン周りに取り付けて車内に配線することで表示させる事も出来ます。主なオプション表示可能メーターは、ブースト圧(タコメーターモデル)/ 水温、油温(オイルの温度) / 油圧、燃圧 / 空燃比。

BLITZ FLD METER ブースト計タイプ

 

BLITZブースト計

備考、厳密には公式サイト上には4種類あるのですが大分類すると二種類と言うことになります。ブーストセンサー有りと無しの違いはブローオフバルブ周りからバキュームホースを割り込みさせて外付けのブースト圧計測センサーに繋いで車内にセンサーの線を取り入れてコントロールパネルに接続して利用するタイプなのでこれは素人ではやや難しいと思います。 私が購入したのはFLD METER BOOST (ブーストセンサー無)のタイプです。その他ハイブリッド車向けの製品もあるのですが、例えば軽四のNAタイプならFLD METER TACHOモデルを取り付けてタコメーター(エンジン回転数計測)として利用する事が出来ます。

ブリッツ FLDメーターの取付るには

インプレッサGVBに取り付けたのですが本当にめちゃ簡単でしたのでサクッと見て頂いて自分でも出来そうだなと思ったら是非取り付けてみてください

手順、OBD IIソケットの確認です。インプレッサ・WRX・レヴォーグ(GDB・GBR・VAB・VMG・VM4も同じ)、他の車も概ねこの場所にありますはハンドルの下辺りにあります。

特にメインパネルのカバーを外す必要もありません。

GVBのOBD IIソケット

 

これがOBD IIソケットです。補足、すみません図の説明はODP2では無くOBD IIです。思いっきり間違えてますm(__)m

GVBのOBD IIソケット

 

上記のソケットにFLDメーターに付属するこのハーネスを繋ぎます。先に繋いでしまっても構わないのですがコントロールユニット(ライブユニット)側を先に仕上げてしまいます。

FLDメーターのOBD IIハーネス

FLDメーターの配線方法

コントロールユニットとOBD IIソケットと繋ぐ入力ハーネスを繋ぎます。カプラーの位置と向きは溝が切ってあるので間違えることがないと思います。

ライブユニットと入力ハーネス取り付け

 

裏側から見た入力ハーネス差し込み状態です。ガチっと差し込むまで押し込みます。

コントロールユニット入力ハーネス接続完了

 

次にOBD IIハーネス側とコントロールユニットインターフェース側ハーネスを繋いでしまいます。

ハーネスどうしをつなげる

 

次にOBD II側の図の場所の配線をショートさせます。マニュアルの図をまずご覧ください。赤い印の配線どうしを繋ぐだけです。ただ色分けされているので所定の色のものを繋いでショートさせます。

配線をショートさせる。

 

通信方式がCANの場合(これ後で説明します。)が私の車のコンピュータに該当しますので水色配線をそれぞれショートさせ、橙色配線と若葉色配線をショートさせる必要があります。実際の配線の写真です。水色はわかるのですが若葉色と言うのが分り辛いですよね。若葉色は右手に持っている上の配線が若葉色です。これと左側にある橙色の配線と繋いでショートさせます。

OBD IIソケットのショートさせる配線の色

 

繋ぐには手で普通に差し込むと繋がります。

配線を手で繋ぐ

FLDメーターをOBDソケットに繋ぐ

以上で殆ど作業完了です。後はOBD IIハーネスと車のOBD IIのソケットに差しこむだけで自動車側の配線は終わりです、イルミネーション連動(スモールランプ点灯するとFLDメータの明るさが少し暗くなります)等の作業も必要なら行って下さい。

車のOBD IIソケットと繋ぐ

 

これで繋がりました。そんなに力も要らないです。ただ後は配線が足元邪魔になるのでジュビリーバンド等を用意して配線が足元で邪魔にならないように少し取り回しする必要があると思います。

OBD IIコネクタ接続完了

ファンクションスイッチの繋ぎ方

ファンクションスイッチの配線を繋ぎます。まずメーター側とコントローラユニットの配線を繋いでしまいます。

ブースト計とコントローラユニット接続図

 

上の赤いメーターハーネス黒色の線をコントローラユニットに繋いで

コントローラユニットとメーターハーネスを繋ぐ

その反対側をブースト計に繋ぎます。

メーターハーネスをブースト計に接続

ファンクションスイッチをブースト計に繋ぎます。これはブースト計のイルミネーションランプの表示を切り替えたりブーストメーターの針の調節と後はアラート系の設定をする為のスイッチです。

ブースト計ファンクションスイッチ

 

ブースト計本体の接続ソケットに繋いでしまいます。

ファンクションスイッチとブースト計を接続

ファンクションスイッチを取り付けたらイグニッションをONにしてみて電源が入るかを確認します。イルミネーションをパスする場合はこれで完成となります。

ブースト計動作テスト

FLDメーターのイルミネーションON/OFF配線

イルミネーションラスイッチの配線ですが私はエーモンのミニ平型ヒューズ電源(10A、オートバックスで買いました)を使いヒューズボックスから取ることにしました。インプレッサは代々運転席の右下のコインホルダーの様なカバーを取るとヒューズボックスがあります。

ヒューズボックスのあるコインホルダー

 

上のホルダーを開いて外し、裏側を見るとどの部分のヒューズがどの役割をしているのか何アンペアのヒューズなのかを確認する事が出来ます。ILMと書いてある場所がイルミネーションのヒューズなのでここにエーモンのヒューズ電源と差し替えます。

ヒューズボックスの説明書

 

ヒューズボックスの左から4つ目をエーモンのヒューズ電源と入れ替え完了の図です。赤い線が見えていると思います、この線をコントローラユニットのインターフェースハーネスから出てきている黄色い線と繋ぎます。

イルミネーションヒューズ電源

 

コントローラユニットのハーネスにある黄色いイルミネーション配線の図(マニュアル引用です)

コントローラユニットのイルミネーション配線

イルミネーション配線とコントローラユニットの黄色い配線を繋ぐには付属のE488配線コネクターで挟んでつなぎ合わせます。

エーモン配線コネクターでイルミネーション配線を接続

この様に線と線を配線コネクターで挟んでプライヤー(ペンチでも構いません)で挟むだけです。

配線コネクターで線と線を接続完了

 

以上で概ね完了です。後は足元の邪魔にならないようにコントローラユニットを私は左の足元に両面テープで貼り付けしました。配線周りは適当にエアコン吹き出しの場所にジュビリーバンドで取り回ししております。ディップスイッチは上向きです。

コントローラユニット取り付け場所

FLDメーターの取り付け完成

ブースト計取り付け位置は左側に付けました。まずスモールランプは消灯の状態です。

BLITZ FLD METER通常のバックライトの明るさ

 

イルミネーションスイッチを配線するとスモールランプ点灯で少しバックライトが暗くなります。なのでイルミネーションスイッチは特に省略してもなんら問題はありません。小画面の状態ですが上のデジタルはアクセル開度、下のデジタルは水温計に設定してます。

BLITZ FLD METERスモールランプ点灯時のバックライト

 

ディップスイッチ類の説明は省略したのですがBLITZ FLD METER公式マニュアルを見て頂くとすぐに分かると思います。ディップスイッチを切り替えて小画面の表示サービスを切り替えたら一度車のエンジンを切ってOBD IIコネクタを外して差し込み直さないとサービスが切り替わらないので念の為。

FLDメータの通信方式CANまたはそれ以外なのか調べる方法

説明途中で車のコンピュータの通信方式がCANなのかそうでは無いのかを調べる方法はBLITZの公式サイトのFLDMETER商品検索システムから調べる事が出来ます。例えばインプレッサならスバルをクリックしてチェックを入れて検索を掛けます。

車のCP通信方式を調べる方法

 

以下の様に車種別でコンピュータとの通信方式を確認する事が出来ます。ISOと書かれているものがCANとなります。それ以外のTC/SBと表記のあるものはCAN以外でコントローラのディップスイッチを切り替える必要があります。また表示のないものはコンピュータが無い?不適合と言うことでこのメーターを取り付けることが出来ないと言う意味となります。

車のCP通信方式検索結果

通信方式CANまたはそれ以外の場合 ディップスイッチ切替方法

ブースト計コントローラユニットのここのディップスイッチをCANならON側、それ以外の通信方式ならOFF側に切り替えて取り付ける必要があります。デフォルトではCAN以外に設定されていると思います。

コントローラユニットのディップスイッチ通信モード切り替え

 

簡単ですが説明は以上です。みなさんも是非タコメーターやブーストメータを取り付けてみてください。余り見ないですがいいドレスアップになります。

OBD 配線方法

ブリッツもDIGITAL GAUGEも配線方法はスバル車なら以下を参考してみてください。とても簡単です。

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