2016年7月10日に新名神の上り方向で2.0リッタークラスの燃費で見たことも無いとても良い燃費17.3km/Lをマークした「WRX STI VAB型」だったのですが、慣らし運転が終わってから2度ワインディング(峠)をタイヤとサスペンションがどんなものなのかを確認を兼ねて流して来ました。
VAB型は歴代のインプレッサシリーズと比較するとアクセルを踏むとものすごい燃費が悪くなる、もしもロングドライブでガソリンがピンチで給油が必要な場面ではガソリン補給できるスタンドまではアクセルを踏まないように対策が必要。
最高燃費を記録した写真。17.3km/Lと表示されている。
これが峠を流す程度で走った燃費です。最悪の3.9km/L。
ナビを見て頂くと分かる通り、六甲山山頂付近です。ここへの経路は弁天町付近から国道43号線を通り西宮戎神社を右折し夙川から六甲山頂までとなるのですが、西宮戎神社付近での燃費は絶好調の10.0kmオーバーだったのですが、何故か山を登ると燃費がどんどん悪くなり、自宅を出発して六甲山山頂にたどり着いた時の平均燃費が3.9km/Lまで極端に低下。
慣らし運転が終わって、和歌山の峠へ試し走りへ行ってきた時も異様に燃費が悪かったのです。当時はそんなに気にはしてなかったのですが和歌山の広川まで行って夜中帰ってくるのにガソリンがぎりぎりの状態でしたのでその時初めて峠を走ると燃費が悪いんじゃないかと気になりはじめる。
和歌山の広川にある峠に到着してすぐの燃費。不鮮明ながらリッター11.8km/Lと確認できました。後、燃料メーターにも注目して下さい。燃料メーターは右手元で上から1つ目よりも少し下を指している。
ここがVAB型の燃料メーターです。
ちょうど燃費メーターの数値が極端に下るシーンがあったので動画をアップしました。後ろから眩しい光が見えた後スタート。タコメーターの回転数が6000回転を上回るとマルチファンクションメーターの燃費計の数値が突然少なくなり始めるのが見て取れる。
二本目を走る前の燃費は6.5km/Lか6.8km/L。燃料メーターは見えにくいですが一気に半分のレベルを指している。
二本目の上りの途中で確認できたのは5.6km/Lでした。
これが実際のシーンです。燃料メーターは既に半分に達しようとしている。
燃費が悪くなる原因
燃費が悪くなる原因は、3速でアクセルを踏み込むと高いブースト圧が掛かってしまう事が原因の様です。マルチファンクションで表示されているブースト圧ピーク値はなんと1.47。SI-DRIVEモードは「S」モードで1.47はGVBでは見たことが無いです。SI-DRIVEモードが「S#」であれば普通に1.5位は行きますが「S」モードで1.5近くまでブースト圧が上がるなんてちょっと信じられない。一応これが普通なのでしょうが「S#」モードにしたらどうなるのか恐ろしい。
燃料がピンチの時の対策
1速と2速ではブースト圧は然程上がらないので余り気にしなくても良いと思いますが、3速以上に入れている場合は3000回転以上は使わない様にした方が望ましい。
SI-DRIVEモードは無論「I」(インテリジェントモード)でブースト圧のピークを抑える。GVB型で調べたのですが「I」モードならブースト圧は0.8前後で止まります。
燃料がピンチの時の対策をまとめると。(燃費を良くする方法)
- SI-DRIVE 「I」モード
- 3000回転以上は回さない
- 時速は78km/h前後。80km/h以上は出さない。
実際に国道43号線で信号が多いのに巡航速度だいたい皆さんに合わせて50km/h~60km/hで走行し2000回転少々でシフトアップしているだけで燃費はリッター10.0km/Lを超えていた事を考えるとVAB型は回転数を低く抑えて走る事で燃費が大幅にアップする事になると思われます。
当たり前と言えば当たり前の事なのだがGDAやGVBを乗ってきた経験から考えると、幾ら回転数を抑えて走ってもリッター7.0km/hが目一杯だったのですがVAB型はそれを大幅に上回る代わりに、踏み込むとGDAやGVBの倍は燃料を消費する様なのでスバルオーナーさんは頭の片隅にでも覚えて頂ければと思います。