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Golf GTE VW初のPHV スマホでリモート操作可能なホットハッチ

2015年9月8日フォルクスワーゲンより新型プラグインハイブリッドモデル「Golf GTE」が発売されました。パワートレーンは1.4リッター直列4気筒DOHCターボエンジン+モーター、FF駆動方式で6速DSGトランスミッションとなるのですが、自宅の充電設備やEV充電スタンドで充電を行いモーターのみで走行出来るモートを持ちます。モーターのみで走行出来る航続距離はなんと53.1km(EU測定値はなんと130kmもの航続距離を持つ)と三菱のアウトランダーのEV走行可能距離60.8kmと比較すると遜色ない航続距離を持ちます。ちなみにプリウスPHV(ZVW35型)のEV走行可能距離は26.4km。

Golf GTE

 

今回フォルクスワーゲンは「Car-Net e-Remote」(言語選択画面に切り替わります)サービスを開始。

スマートフォンもしくはパソコンのブラウザを使ってhttps://car-net.volkswagen.com/へアクセスして、自動車の機能を設定したり、燃費や充電状況や燃料の残量等ECUから車の情報を取り出して確認できる他、バッテリーの充電や車内のエアコン予約、駐車位置や施錠セキュリティを確認する事が出来るサービスを利用することが出来るようになっています。

スマートフォンの方は無料「Car-Net e-Remote AndroidCar-Net e-Remote iTune (iPhone/iPad)」アプリをダウンロードすると利用する事が出来ます。

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また近年の車購入指標とされる自動ブレーキシステム、プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」、シティーエマージェンシーブレーキ機能付きが標準装備されます。「Front Assist」システムの内容は時速5km/h以上の全速度領域でレーダーで前方の車両や障害物の距離を探知、衝突の危険を検知するとブレーキシステムをスタンバイし、ドライバーへ警告音と警告灯とステアリング振動でで注意を知らせそれでもドライバーが反応しない場合はECU側で自動的にブレーキをかけて減速もしくは停車を試みて、衝突回避または衝突の衝撃を軽減する仕組みを持ちます。

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GTEのスペックですが、1.4リッターターボエンジン本体の最高出力は150ps/5000-6000回転、最大トルクは25.5kg.m/1500-3500回転。EAH形式モーターは最高出力109psもの高出力タイプ、モーター最大トルクはなんと33.6kg.mとターボ車並の巨大なトルクを持ちます。2つのパワーユニットを使い好みの4つの走行モードを選んでドライブを楽しむことが出来ます。ドライブモードは次の通りです。

  • 「Eモード」はモーターだけでの走行モード。
  • 「GTEモード」はエンジンとモーターを使ったフルパワー走行しホットハッチにふさわしい俊敏なレスポンスをドライバーへ提供するモード。
  • 「HVモード」は走行状況に合わせてエンジンをモーターがアシストする低燃費走行モード。
  • 「バッテリーチャージモード」は自動的に切り替わるのですが手動でも切り替え可能で、バッテリー充電レベルが低下するとTSI(R)エンジンがメインの駆動力となり、電気モーターはオルタネーターとして機能するモードです。

HVモード(ハイブリッド)走行時のJC08モード燃費は23.8km/Lと、ここは次期新型のプリウス(40km/L)に負けているのですがスポーツハッチバックカーとして割り切れば十二分に納得行く低燃費です。

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エクステリアはフォルクスワーゲンゴルフシリーズと余り代わり映えはありません。フロントグリルカバーに「GTE」と言う青いエンブレムが取り付けられていて、ヘッドライトはLEDで自動ハイビームコントローラ付。

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サイドから見たデザインです。ロアグリルはクロームメッキガーニッシュが装着されます。タイヤサイズは225/45R17、アルミホイールは5ダブルスポークタイプでサイズは7.5J×17です。

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リア側の写真です。フィニッシャークロームメッキのデュアルパイプマフラー標準。アンテナは流行りのシャーク型ではなくショート型のアンテナを採用で控えめなルーフスポイラー標準となります。

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グリルの「W」エンブレムに充電ソケットが備え付けられています。

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エコを示すブルーラインのグリルフィンが見えます。

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充電設備は別途ドライバーがご自宅に設置する必要がありますが、充電ソケットは標準装備します。

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運転席です。日本仕様はステアリング位置は右側となります。見ての通りのインテリアで、嬉しいのが純正ナビシステムが標準装備されるのです。

ナビシステムは、Volkswagen純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」が標準装備。

Golf GTEでは、標準装備の「Discover Pro」にも多数の専用機能を追加。「レンジモニター」、「エネルギーフローインジケーター」、「ゼロエミッション統計」、「e マネージャー」、「360°レンジ」などが新世代自動車の頭脳として機能します。さらに従来どおりの機能も充実。8インチの大型フルカラータッチスクリーンに高レスポンスの大容量SSD 64GBを搭載。従来のナビゲーションシステムの域を超えた、車両を総合的に管理する統合システムです。ナビには「ETC2.0対応車載器」を採用。合流や渋滞、事故などの情報をリアルタイムで受信して、それを即座に反映させたルートガイダンスを実現します。さらにルート選択時に画面上でルートをドラッグしたり、通りたい道や地点にドロップすると、その地点を経由させ目的地へのルートを再設定します。画面操作時にはプロキシミティセンサーにより、手を近づけただけでメニュー画面が表示されます。また純正システムならではの連動性により、車両情報の表示や各種装備・機能の設定も可能。もちろん、フルセグ地上デジタルTVチューナー*1、iPod®/iPhone®*2/音楽再生(MP3、WMA*3、AAC)*4、動画再生(MP4、WMV)、Bluetooth®*5オーディオ/ハンズフリーフォン、MirrorLink™*6にも対応。さらに2機のスマートフォンが同時接続可能で、Discover Proの画面上で素早く切り替え使用することができます。

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ステアリングはDシェイプ型で比較的小さい。ホットハッチにふさわしい。その他リアビューカメラと言う車庫入れや後退する時に後ろの様子をモニターを通して見る事が出来るカメラも標準装備です。充実な装備で499万円は個人的にはお買い得感高いと思います。

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二眼レイアウトのインパネ、右側のスポードメーターはなんと時速260kmまで切られています。左側のメーターはEV出力メーターと中にある小さなメーターがタコメーターで6000回転レッドゾーンの様子。真ん中の液晶は走行モードインフォメーションモニターです。

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全般的にモダンなインテリアデザインですが、シートが地味にスポーツシートが装着されています。ここはブルーステッチが欲しかったと個人的には思いました。

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Golf GTE 主要諸元表

  • 全長x全幅x全高 4265×1800×1480(mm)
  • ホイールベース 2635mm
  • 地上最低高 140mm
  • 車両重量 1580kg
  • 最小半径 5.2m
  • エンジン型式 CUK
  • 1.4リッター直列4気筒DOHCターボエンジン
  • 排気量 1394cc
  • 最大出力 110kW(150ps)/5000-6000回転
  • 最大トルク 250Nm(25.5kg.m)/1500-3500回転
  • モーター最高出力 80kW(109ps)
  • モーター最大トルク 330Nm(33.6kg.m)
  • トランスミッション 6DSG
  • JC08モード燃費 23.8km/L
  • EVモード走行距離 53.1km
  • 価格 4.990.000円(充電設備費含まない)

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