昭和を代表する人気のスポーツカーで忘れては行けないのが日産のシルビア。この車は先輩が所有していて土曜の夜はシルビアでカスタムカーが集まる場所へギャラリーしにドライブへと連れて行って頂きました。当時先輩が乗っていたのはS110型で当時はナイトライダーと言う車のアクション・ドラマが流行っていてLEDではありませんがピカピカ光るイルミネーションライトを付けてドレスアップしてました。
この4灯ヘッドライトフォルムを持つのがS110型です。今でも時々走ってますが最終モデルは1983年ですので今もしもこれを乗るとしたら相当なレストアが必要になると思われます。
何故また今頃中古のシルビアの記事を書くのかの理由に付きましては、YOUTUBEへMT運転の動画をアップすると未だ免許を取ってない方やMTを運転したいと言う方からシルビアを買う予定だと言う方が結構居らっしゃいますので、まだまだ現役でも乗れるS13/S14/S15の情報をピックアップしたいと思います。この動画はMTでシフトダウンの方法を教えて欲しいと言うことで記事を作成しましたので参考にしてみてください。
https://sport-car.akakagemaru.info/car-talk/post-8809/
少し記事が長くなっているので見たいスペックの記事は次のリンクからそれぞれのシルビアのグレード別説明にジャンプできます。
シルビアS13
180SX兄弟カーとして1988年フルモデルチェンジ。当時としては今人気のHIDヘッドライトの様なプロジェクターヘッドライトが採用されかっこいいフロントグリルデザインを採用し注目度抜群でとても人気がありました。初期型は1.8Lエンジンを搭載します。後期型は180SX同様2Lエンジンが載せられます。
S13のインパネ。このクラスになると純正の状態の車は少ないです。MOMOのハンドルはカスタムされたものになります。
シルビアのテールデザインは独特なので見たらすぐにシルビアだとわかります。
2ドアクーペなので4人乗るのには少し狭い後部座席です。ただRX-7やCR-Xよりは椅子らしいものが装着されているのでまだ何とか乗れますが狭いと思います。
S13車両サイズ
グレードはJ’sとQ’sとK’sの三種類に分類されK’sがターボエンジンを搭載するグレードになります。
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4470×1690×1290mm
- ホイールベース 2475mm
- フロントトレッド幅 1465mm
- リアトレッド幅 1460mm
- 車両重量 1110kgから1210kg
- 2ドア
- 定員 4名
- 駆動方式 FR
S13前期のエンジンスペック
S13型 前期(1988年-1990年) | J’s Q’s NAエンジン | K’s ターボエンジン | |||
エンジン型式 | CA18DE | CA18DET | |||
エンジンタイプ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ | |||
燃料供給装置 | EGI 電子制御燃料噴射装置 | ||||
排気量 | 1809cc | ||||
内径×行程(mm) | 83.0×83.6 | ||||
圧縮比 | 9.5 | 8.5 | |||
最大出力 | 135馬力/6400回転 | 175馬力/6400回転 | |||
最大トルク | 16.2kg.m/5200回転 | 23.0kg.m/4000回転 | |||
10 15モード燃費 | 12.0km/L | 9.2km/L | |||
ガソリンタイプとタンク容量 | 無鉛レプレミアムハイオク仕様 60L |
S13後期のエンジンスペック
S13型 後期(1991年-1992年) | J’s Q’s NAエンジン | K’s ターボエンジン | |||
エンジン型式 | SR20DE | SR20DET | |||
エンジンタイプ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ | |||
燃料供給装置 | EGI 電子制御燃料噴射装置 | ||||
排気量 | 1998cc | ||||
内径×行程(mm) | 86.0×86.0 | ||||
圧縮比 | 10.0 | 8.5 | |||
最大出力 | 140馬力/6400回転 | 220馬力/6000回転 | |||
最大トルク | 18.2kg.m/4800回転 | 28.0kg.m/4800回転 | |||
10 15モード燃費 | 11.4km/L | 9.2km/L | |||
ガソリンタイプとタンク容量 | 無鉛レプレミアムハイオク仕様 60L |
シルビアS14
1993年フルモデルチェンジ、プロジェクターヘッドライトから通常のハロゲンヘッドライトフォルムとなりS110型をなんとなく思い出させるようなデザインとなります。
フロント周りはS13とはっきり異なるのですがサイドのデザインやテール周りはS13と似たフォルムをしています。
S14の運転席です。シンプルで運転しやすそうです。K’sグレードなら中古だと恐らくブースト計とか色々社外品を取り付けた状態で購入することが出来ると思います。
後部座席はクーペとなるので狭いですがシートはしっかりとしたものが装着されます。大人2人と子供2人ならなんとか快適にドライブに出かけられそうです。
S14車両サイズ
グレードはJ’sとQ’sとK’sの三種類に分類されK’sがターボエンジンを搭載するグレードになります。備考、1998年マイナーチェンジでJ’sグレードは廃止されます。
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4520×1730×1295mm
- ホイールベース 2525mm
- フロントトレッド幅 1480mm
- リアトレッド幅 1470mm
- 車両重量 1140kgから1250kg
- 2ドア
- 定員 4名
- 駆動方式 FR
S14のエンジンスペック
S14型 (1993年-1998年) | J’s Q’s NAエンジン | K’s ターボエンジン | |||
エンジン型式 | SR20DE | SR20DET | |||
エンジンタイプ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ | |||
燃料供給装置 | EGI 電子制御燃料噴射装置 | ||||
排気量 | 1998cc | ||||
内径×行程(mm) | 86.0×86.0 | ||||
圧縮比 | 10.0 | 8.5 | |||
最大出力 | 160馬力/6400回転 | 220馬力/6000回転 | |||
最大トルク | 19.2kg.m/4800回転 | 28.0kg.m/4800回転 | |||
10 15モード燃費 | 12.0km/L | 8.8km/L | |||
ガソリンタイプとタンク容量 | 無鉛レプレミアムハイオク仕様 65L |
シルビアS15
グレード名がスペックSとスペックRと名付けられより走りを意識したデザインフォルムと内装を採用した今でも一番人気の高いモデルです。トランスミッションも4ATと5MTと6MTを選べるようになっております。もちろん走り主体なら6MTがお勧めです。
S15のフロントグリル周りはS13とS14を足してより丸みを帯びたデザインとなります。
テールのデザインは大型のブレーキランプとウインカーを採用していてインパクトがあるフォルムとなります。
サイドから見るとダンフォースを効率よく得られるようなレーシーなフォルムなのですがその分少しキャビン(車内)の容量が見た感じ小さくなってしまっている感じがします。
S15のスペックRグレードの純正インパネです。メーター類は白色で真ん中にタコメーター配置のデザインとなり走るイメージを強くしていますよね。
こちらもスペックRですがVパッケージの運転席です。右側のピラーに取り付けられているメーターは純正オプションのブースト計です。
後部座席はやはりクーペなので狭い。
S15の車両サイズ
- 車両サイズ(全長×全幅×全高) 4445×1695×1285mm
- ホイールベース 2525mm
- フロントトレッド幅 1470mm
- リアトレッド幅 1460mm
- 車両重量 1200kgから1270kg(Vパッケージが重くなります)
- 2ドア
- 定員 4名
- 駆動方式 FR
S15のエンジンスペック
S15型 (1999年-2002年) | J’s Q’s NAエンジン | K’s ターボエンジン | |||
エンジン型式 | SR20DE | SR20DET | |||
エンジンタイプ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ | 水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ | |||
燃料供給装置 | EGI 電子制御燃料噴射装置 | ||||
排気量 | 1998cc | ||||
内径×行程(mm) | 86.0×86.0 | ||||
圧縮比 | 10.0 | 8.5 | |||
最大出力 | 165馬力/6400回転 | 250馬力/6400回転 | |||
最大トルク | 19.6kg.m/4800回転 | 28.0kg.m/4800回転 | |||
10 15モード燃費 | 12.0km/L | 11.2km/L | |||
ガソリンタイプとタンク容量 | 無鉛レプレミアムハイオク仕様 65L |
どのシルビアが良いのか?
人気と需要があるのでしょう2002年や2003年の最終型S15は結構良い値段します。しかしS14やそれより古いS13となると15年から20年落ちとなるのでタイミングベルトやベアリング類を交換しなければならない場面が買ってすぐ出てくると思うので逆に安く手にしようとS14/S13に手を出すと後から結構レストア費用が加算してしまう可能性があります。YAHOOオークション等で中古パーツ買って自分でレストア出来るなら安くあげられると思うのですが自分で余り車を触れないならS15が良いのでは無いかと思います。
かげまるさん、こんにちは★
シルビアめちゃめちゃかっこいいですよね!
僕もボクサーサウンドの魔力に取り憑かれるまでは、シルビアS14後期が欲しかったので♪
ただ、いとこがフォレスターSF5のs/tbの5MTに乗っており、それに乗せてもらったときに、EJ20エンジンに感動してからは、スバル一筋となってしまいました(●´ω`●)ゞエヘヘ
シルビアは数値的に見るとトルクがスバルのWRX、レガシィ、フォレスターなどのターボなどと比較してしまうと、やはり若干劣ってしまう部分もあります。
ただ、乗り味というものはトルクだけで決まるものではないですし、私自身いまでもシルビアのフィーリングも大好きです☆
でも、やはり僕はトルク重視なので、どうしてもスバル車の方に興味が行ってしまいます。
世界には、いろいろな「スポーツカー」がありますが、私はその車のオーナーさん自身がスポーツカーであると自身を持って主張できる、そんな車が街にたくさん走るようになれば嬉しいです♪
話題が逸れてしまい申し訳ありません!
今後ともよろしくお願い致します♪
bitbitx11さんこんにちは、コメントありがとうございます(^^)
シルビアはまだまだ人気が高いですものね中古だとカスタムされた状態で買えるのもメリットだと思います(^^)
ご親戚にフォレスターを所有されているのですね。SF5のs/tbと言うと、(ちょっと調べてみました。)おお~かっこいいですよね。
http://www.goo-net.com/car/SUBARU/FORESTER/GF-SF5.html
今のスバルは等長になってしまってあの独特の音を楽しめなくなってしまって残念です。GDAがとても懐かしいです。
シルビアも早いのですがEJ20ターボに比べると若干パワーが見劣りしてしまいますよね。
日産の直列エンジンは独特のサウンドを持つので、私もシルビアの音が大好きです。乗ったことは無いのですがFR独特のフォーリングを楽しめそうですものね。(^^)
この前までは本当にプリウス一辺倒な感じがあったのですが最近は皆さん意識が変わってきたみたいでプリウスでは無い車を結構探して居るようです。特にスポーティーな車が人気しているみたいですよね。
これからどんどん個性豊かで見ていて楽しいクルマを皆さんには所有してほしと私も願ってます。
こちらこそコメントありがとうございます。また是非他の記事にもコメントいただけると嬉しいです。今後共どうぞよろしくお願い致します(^^)
シルビアは、割と街中でも見かける確率が高いと思います。
年数は経過しているものの、現在でも中古車市場では人気が高い車種の一つではないでしょうか?
現在はダイハツ・タントに落ち着いている会社の同僚が、以前はスポーツカーを乗り継いでいた事があり、その内の一台がS14だったそうです。
典型的な高回転型エンジンであり、S14でそのフィーリングは確立されていたのですが、それにパワーが加味されたS15はある種「完成品」と言っても良いくらいの素晴らしさが合ったと、感慨深く語っていました。
直線が長い高速道路では大排気量車に譲るものの、カーブが連続するステージになると高回転型特性が功を奏し、かなり速かったそうです。
シルビア、シビックタイプR(EK9)、RX-7(FD)など、90年代後期から2000年代初頭にかけて販売されていたスポーツカーは本当に「楽しめる車」が台頭しています。
それまでも上記各車種は存在していたのですが、徐々にアップグレードされ2000年前後が一番熟成されていた頃だと思います。
現在においても、その頃に生産されていた各車種が人気が高いのがその証拠と言えましょう。
こんにちは(^^)
シルビアは多いですよね、中古市場でも人気が高いので結構良い値段しています。S14に以前乗られていた方の感想とても参考になります。典型的な高回転型エンジンだなんてですよね、約1.2トンの車重なのでコーナー速度は早いですしファーストアウトしたとき強烈なオーバーステアが出そうなイメージです。
2000年前後はスポーツ熟成期だったのにそれが次々と廃盤になってしまってとても残念です。皮肉にもその頃販売されたスポーツが未だに人気が高いなんてですよね。