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73カレラRS クラッシック市場の価格が2013年比5倍の約1億円

先日GC8オーナー様と中古相場高騰の話題で盛り上がっていて、オーナーの車も”価格が底値の時期に購入できてよかったですよね”なんて羨ましいお話をさせて頂いたのですが、今一番値段が高騰しているクラッシックカーはどの様な車種なのかあまり詳しく無いのですが調べてみると、なんとポルチェの73カレラRS(911 カレラ 2.7 RS)の値段がなんとクラッシックカー市場で7千万円から1億円の値段が付いているとの事(2015年9月時点)。2013年の取引価格は1千300万円から2千万円の相場価格だったものが約5倍まで高騰しています。そう言えば先日22Bの程度の悪い車両でも400万円ですぐ売れたと言うお話も耳にしたので、今クラッシックカー市場がものすごい事になっているのかもしれません。

73カレラRS

73カレラRSは1973年にレースのホモロゲーションを取得するために限定生産されたモデルで総生産台数は1590台、日本に正規輸入されたのは10数台となるそうです。これだと22Bを探すよりも難しいかもしれないですよね。

73カレラRS

パワートレーンは2.7リッター水平対向6気筒SOHCエンジン、最高出力156.6kW(212ps)/6300回転、最大トルク(254.8kg.m)/5100回転、5速マニュアルトランスミッションで駆動方式はRRです。

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搭載するエンジンはエンジン形式は911/83型、ニカシルシリンダー(Nikasil)を用いてボアアップを図ったアルミ合金製2.7リッターエンジン。5速トップギアで最高速度は152マイルで時速に換算すると244.6km/h。

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車両にはシリアルナンバーが刻印されており、カレラRS専門書にナンバー別の搭載エンジン及び仕様とボディーカラーが一台づつ記録されているので改造されているかどうかも調べる事が出来るとのこと。

 

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右側のドアミラーが無いのは仕様の様です。1973年当時アームタイプのドアミラーが2015年から再度人気化しています。

 

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2.7リッタークラスのスポーツカーなのに重量はわずか1093kgと超軽量。今でもその辺の車ではこの車のレスポンスには敵わないと思われます。

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車両サイズは全長4147mm、全幅1778mm、全高1321mm、ホイールベース2271mmと思ったよりもコンパクトで、トレッド幅がおもったより狭くてフロント1443mm、リアは1473mmとなります。タイヤサイズはフロント215/60VR-15、リア235/60VR-15です。ブレーキはドリルドディスクブレーキ。

 

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2015年から数えると約半世紀前の車なのにとても美しいフォルムを持ちます。確かポルシェ技師は第二次大戦中にディーガーの開発も任されたのだがディーゼル発電を用いたモーター駆動ティーガー今で言うPHVの様な駆動技術をも世界で初めて開発してたはずです。その事を思えばカレラのデザインは今でも最先端を行くものを持っている様に思えます。

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大型リアスポイラーも決まっています。

 

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ワイドトレッドかなと思っていたのですが意外とトレッド幅は狭い。サスペンションダンパーにはビルシュタイン製のものが装着されています。

 

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サーキット仕様に生産されたモデルなのですが、インテリアもしっかりとしています。フロアシフトはショートストロークなのか気になります。

 

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実際に乗って楽しむのであれば、オーディオがラジオ&カセットテープしか搭載されていないので、スマートフォンでナビとオーディオを代用出来そうです。12vのシガーソケットにUSB充電器コンバータを取り付ければスマートフォンの充電もOKですよね。

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ステアリングやインパネのメーター類は余りクラッシックカーと言う印象が無い。左から燃料とオイル計、水温と圧力計、タコメーター、スピードメーターの並びの4眼インパネレイアウト。

 

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1970年代当時のバケットシート。これはわざわざレカロのフルバケには変更しない方が良さそうですよね。純正シート一脚だけでも数百万円しそうなので。

 

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