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スズキラパン(HE33S)を運転した感想や室内の広さをレビュー

ラパンを試乗した感想

令和2年登録のラパン(HE33S型)を試乗させて頂きました。

HE33S ラパン

発進加速が良い

見た目が可愛らしいので走りはまったく期待していなかったのだが、まず運転してすぐに感じたのは低回転から太いトルクが発生するエンジン特性で、R06A型のNAエンジンながら出足・フットワークが良いなと思いました。

オーナー(推測体重45kg位)と私(体重80kg)2名乗車でも全くストレスのない発進加速と、上り坂もストレス無く登っていくので見た目とは裏腹によく走る車だと思いました。

運転はとてもしやすいしうさぎの耳のようなドアミラーも非常に見やすい

運転はとてもしやすいです。特に初心者の方でも乗ってすぐに車幅感覚はつかめると思います、運転操作も懸念する所は無くハンドリングは適度に重たいしブレーキは深い(個体よるかもしれない)が踏めば強い制動力が発生します。

運転中は死角が特に少なく周りの状況判断がしやすいし、ウサギの耳のようなドアミラーも車線変更時確認しやすくラパンならすぐに馴染むと思います。

特に車庫入れはドアミラーが非常に見やすくメーカーオプションになるはずなのですがバックカメラとあわせると車庫入れがとても楽に行なえます。

乗り心地はすごくソフトで良いのだがロールが大きいのでカーブは膨らみやすい

乗り心地は抜群に良いです、少しふわっとしたソフトな乗り心地でストロークが長いと言う感じもせず誰が乗っても乗り心地に不快感は感じさせないですが・・・

交差点やカーブ曲がる時に車が大きく外に沈む(ロール)挙動が出ます。普通の運転では特に気にすることは有りませんが無理な運転をしているとカーブで大きく外に膨らむので注意が必要だと思いました。

アイドリンストップが面白い

一時停止や赤信号で停車する寸前でアイドリングストップが発生します、再始動は然程気にならずスムーズに発進できます。

一つ面白いのがメーターの液晶にウサギさんが5匹登場してエンジンが再始動するとレッツゴーと言う文字が出ると言う面白いイベントが用意されています。

イベントはこの他にもいくつかあるそうで、運転手を飽きさせない仕掛けがされています。

室内は抜群に広い

HE33S型のラパンの室内は非常に広いです。身長180cmの私が乗り込んでも全然窮屈感無かったです。

運転席はほぼ一番うしろに下げた状態です。

私よりも大きな人だと窮屈感あるかもしれないけど、普通の人なら十二分に広い。

後部座席も広い、足元も全然余裕です。

ハスラーほど広くは無いけど私が乗り込んでも全然足元余裕でした。

室内がこれほど広いにも関わらずトランク容量もなかなかの大きさが確保されています。後部座席を収納すれば自転車は乗らないけど大きなトランクスペースに早変わり。

HE33S型 フルモデルチェンジ情報

若い子に人気の四角くてオシャレなスズキのアルトラパンが2015年6月3日にモデルチェンジされました。四角いイメージが全体的に丸みを加えられヘッドライトも楕円形から丸めのデザインに変更が加えられました。

2015アルトラパン

 

コンセプトはインテリアに拘ったまるでお部屋に居るような内装に仕上げているそうです。もともとグリルに「うさぎ」のかわいいエンブレムがあるので女性をターゲットした車なので内装が素晴しければさらに人気度がアップしそうです。デザインですがグリル周りは現行モデルのラパンショコラヘッドライトと同じデザインの丸目です。全体のフォルムは角ばった所が丸みを帯びてルーフは低く見えるものの現行モデルと変わらない、テールライトは丸目デザインを採用しフロントからフェンダー及びサイドからテールにかけてガーニッシュデザインが入ります。同色にした方が女性には気に入られると思うのですがこの点は賛否分かれそうです。

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エンジンは新型アルトと同じR06型3気筒DOHCを搭載するのですが新プラットフォーム採用により大幅な軽量化(車両全体で120kgの軽量化を施す)を実現し燃費はCVTモデルが35.6km/Lを実現(5AGSモデルの燃費は29.6km/L)。殆どSエネチャージ搭載車よりも良い(Sエネチャージ搭載スペーシアFFモデルで32.0km/Lを上回る)。

トランスミッションはCVTとベースグレードには自動5MTである5AGS(アルトRSと同じ、AT免許で運転できる)搭載し、販売されるグレードの種類は大きく分けて4種類となります。外装よりも今回の新しいラパンは内装にこだわっていて「くつろげる部屋」をイメージしたインテリアデザインを採用します。

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インパネはシンプルでややレトロ感のある1眼レイアウトの中に液晶モニターが装備されます。この液晶はラパンのキャクター「うさぎさん」が登場して車の状態をドライバーにインフォメーションしてくれます。

 

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ナビゲーションはメモリーナビゲーション装着車グレードにのみ装備されます(Gグレードのみ設定はありません。)。液晶サイズは7インチ、DVDの再生とフルセグTVの視聴が可能(DVD再生とTV視聴は走行中音声のみ)、Bluetooth無線機能を持つのでスマートフォンを繋いでスマートフォンのアプリをナビ画面で操作出来ます。

 

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メモリーナビゲーション装着車には車の死角をカバーしてくれる全方位モニターも標準装備。車をバックさせたり車庫入れさせる時に装着液晶モニターのボタンを押して見えない死角をモニターで目視確認する事が出来ます。

 

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選べるカラーは8色

フレンチミントパールメタリック

 

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コフレピンクパールメタリック

 

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シフォンアイボリーメタリック

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フォーンベージュメタリック

 

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アーバンブラウンパールメタリック

 

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カシスピンクパールメタリック

 

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パールホワイト

 

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ブルーイッシュブラックパール3

 

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「S」と「L」グレードはルーフ2トーン色を選ぶことも可能です。

ルーフトップがパールホワイトカラーリングに施されます。

 

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その他ディーラーオプションとなるもののフロントグリルを自分が好む方のグリルに取り替える事が出来るドレスアップパーツもあります。ただし優勝です。ショコラと差別化したいならグリルは写真のメッシュタイプかフィンタイプに取り替えるといい感じになると思います。

 

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ラパン(HE33S型)主要諸元表

  • 全長x全幅x全高 3395×1475×1525mm
  • ホイールベース 2460mm
  • フロントトレッド幅 1295mm
  • リアトレッド幅 1300mm(2WD) / 1290mm(4WD)
  • 地上最低高 155mm
  • 車両重量 680kg(2WD) / 730kg(4WD) *1
  • 乗車定員 4名
  • 最小半径 4.4m
  • エンジン型式 R06A型
  • 水冷4サイクル直列3気筒 吸気VVTエンジン
  • 燃料供給装置 電子制御燃料噴射
  • 総排気量 658cc
  • 内径x行程 64.0×68.2mm
  • 圧縮比 11.5
  • 最大出力 38kW(52ps)/6500回転
  • 最大トルク 63Nm(6.4kg.m)/4000回転
  • 使用燃料・タンク容量 無鉛レギュラーガソリン・27L
  • JC08モード燃費 35.6km/L(2WD) 33.2km/L(4WD) *2
  • 駆動方式 FF / 4WD
  • トランスミッション CVT *3
  • サスペンションフロント ストラット式
  • サスペンションリア トーションビーム式コイルスプリング(2WD車) / I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング(4WD車)
  • ブレーキ フロント ディスク
  • ブレーキリア ドラム
  • フロント/リアタイヤ 155/65R14 75S

Gグレードのみ補足、*1の車重は650kg/2WD、700kg/4WDとなります。*2の燃費は29.6km/L(2WD) 、27.4km/L(4WD) です。*3のトランスミッションは自動MTの5AGSです。

 

「スズキラパン(HE33S)を運転した感想や室内の広さをレビュー」への2件のフィードバック

  1. ここ最近のスズキは波に乗っていますね。
    商品コンセプトが単純明快で誰に乗ってもらいたいのか、というのがハッキリと表れていて。無印良品だらけになった日本市場に一石を投じていると思います。
    ハスラーが売れる理由はそこでしょうね。

    スズキの過去の名車スズライトからの着想だと思われるフォルムも今では個性豊かに感じられるし、内装も無駄な装飾はなくシンプルでデザインが良い。コンセプトを明確に打ち出すことが商品価値に繋がっている見本でしょう。
    女性を主にターゲットにしているようですが、アレンジの方法によっては男性ユーザーも取り込んでいけると思います。

    1. ホントですよね。スズキの車は実際に町中で見かけても目を引く車がとても多いです。ハスラーは特に(色、デザイン、存在感で)目を惹きます。

      スズライトと言う車を拝見したのですが、すごいモダンで今でも通用しそうと言うか今の若い子ってこのデザイン好きだと思います。

      コンセプトも本当にはっきりしてますものね、レトロ感があってモダンだけれどもおしゃれで低燃費で実用性抜群。この手の車は男性にも人気がでそうですよね。

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