トヨタとしては珍しい6速マニュアルミッションモデルを用意する5ドアハッチバックのオーリスです。ステーションワゴン分類なのですがどちらかと言うとAQUAを大きくしたようなハッチバックスタイルでテールフォルムが独特で一言で言うと「シブい」感じでとてもかっこいいです。またこの車はハイブリッドでも無く直噴でもなく通常の1.5L/1.8L直列4気筒DOHCエンジンを搭載するのでマフラーを交換すれば昔のトヨタの排気サウンドを楽しめるようになるなるかもしれません。
ドレスアップモデル
普通にステーションワゴンなのかなとトヨタのWEBカタログを見てると赤い彗星のシャー専用モデルと言うかなりインパクトのあるドレスアップオーリスも販売されていました。すっごい派手なのですがガンダムファンならたまらないデザインだと思います。シャー専用オーリススペシャルサイト。
こんなにドハデでかっこいいのに一応ディーラオプションパッケージです。
シャー専用オーリスのベース車両はRS”Sパッケージ”ベースで販売店オプションパーツを別途オーダーと言う形で購入する事が出来ます。
主なドレスアップパーツは
フロントスポイラー
サイドステップ（スカートとも言う）
リアエンドユニット。
その他見た目もそうなのですがローダウンキットと専用ホイールも含まれます。ベース車両価格2314286円+1087020（パーツ・オプション）合計3401306円
シャー専用オーリスの動画
その他トヨタのスポーツブランドTRDドレスアップモデルもあります。こちらはセットでは無いのでドレスアップしたい部分だけ購入して取り付ける事が出来ます。オーリスTRDドレスアップパーツページ。二種類のフロントスポイラーに、グリル、サイドステップそれにテールスポイラーと中央一本出しマフラー、20mmローダウンTRDチューニングサスペンションに軽量17/18アルミホイールなど好みのパーツのみ購入しドレスアップする事が可能です。
オーリス車両サイズ
これはディーラー販売のスペックです。上記紹介のドレスアップ車両の情報ではありませんのでご了承願います。
- 車両サイズ（全長×全幅×全高） 4275×1760×1460mm 150XグレードNZE184H（4WD）のみ車両高1480mm
- ホイールベース 2600mm
- フロントトレッド幅 1525mm
- リアトレッド幅 1515mm
- 地上最低高 140mm 4WDモデルは135mm
- 5ドア
- 定員 5名
グレード別スペック
RSグレードのエンジンだけECUチューニングされていてハイオク仕様になり180Gの1.8Lエンジンとは若干スペックが異なります。
| オーリスのグレード | RS | 180G | 150X | |||
| シフトタイプ | 6MT | Super CVT-i（自動無段変速機） | ||||
| 駆動方式 | FF | FF / 4WD | ||||
| 重量 | 1270kg | 1280kg | 1220kg / 1300kg(4WD) | |||
| エンジン型式 | 2ZR-FAE型 | 1NZ-FE型 | ||||
| エンジンタイプ | 直列4気筒DOHC | |||||
| 燃料供給装置 | EFI（電子制御式燃料噴射装置） | |||||
| 排気量 | 1.797cc | 1496cc | ||||
| 内径×行程(mm) | 80.5×88.3mm | 75.0×84.7mm | ||||
| 圧縮比 | 10.6 | 11.0 | ||||
| 最大出力 | 144馬力/6200回転 | 143馬力/6200回転 | 108馬力/6000回転 | |||
| 最大トルク | 18.4kg.m/3800回転 | 17.6kg.m/4000回転 | 13.9kg.m/4000回転 | |||
| JC08モード燃費 | 14.4km/L | 16.0km/L / (13.6km/L) | 18.2km/L / 16.4km/L(4WD) | |||
| ガソリンタイプとタンク容量 | 無鉛プレミアムハイオク仕様 50L | 無鉛レギュラーガソリン仕様 50L | ||||
| ブレーキシステム フロント/リア | 大口径ベンチレーテッド / ディスク | ベンチレーテッドディスク / ディスク | ||||
| サスペンション フロント/リア | ストラット式 / ダブルウィッシュボーン式 | |||||
| ホイール | 16×6.5J スチール (Sパッケージはアルミ) | 15×6Jスチール (Sパッケージは16×6.5J アルミ) | ||||
| タイヤサイズフロント/リヤ | 205/55R16 | 195/65R15 (Sパッケージは205/55R16) | ||||
外観
外観フォルムは全グレード殆ど変わりは無いのですが、RSと150Xと150X”Cパッケージ”のみヘッドライトが普通のハロゲンヘッドランプになります。それ以外のグレードは明るくてカーブでコーナーの曲がる方向を照らしてくれる”インテリジェントAFS付ディスチャージヘッドランプ＋LEDクリアランスランプ”が標準装備となります。よるのヘッドライト点灯した時しか違いが出ないと思います。これはRSグレードのフロントまわりのデザインです。細かい比較はトヨタ公式のオーリス主要装備比較表でグレード別で詳しく確認頂けます。
こちらはRS”Sパッケージ”のフロントデザインです。ヘッドライトの違いははやり明るい時は違いが殆ど無い。
大きな違いがあると言えば横から見た時の足元です。RS除く”Sパッケージ”以外は全てスチールホイールとなるのでホイールキャップとなってしまいます。
こちらが純正アルミホイールです。軽量なので本来なら燃費やブレーキングとコーナーリング速度がスチールよりもパフォーマンスが上回ります。
後はRSモデルのみマフラーエンドがステンレスタイプとなり引き締まった感じになります。
RS以外は普通のマフラーパイプが採用されます。
内装
内装はどのグレードも余り代わりはありません。通常のCTV”Sパッケージ”モデルの運転席まわりとインパネの写真です。6MTモデルのRSとインパネデザインは同じで左側タコメーター、真ん中の液晶は車の状態を示す（平均速度、燃費、燃料容量から航続可能距離を表示）が表示され右側にスピードメーターレイアウトとなります。
こちらが6MTの運転席とインパネの写真です。
“Sパッケージ”以外は3眼メーターが採用され左にタコメーター真ん中にスピードメーター一番右に燃料計レイアウトとなり液晶は装備されません。車のアラートは通常のアイコンランプとなります。
運転席と助手席のシートはホールド感の高いシートが全グレード採用されます。ワインディング走行時も体をしっかりホールドしてドライブポジションがずれないように運転できます。
後部座席は普通の広さです。大人5名余裕で乗車可能です。
トランク部分はさすがにハッチバックでとても大きいです。5名分の旅行バックやバーベキューセットなど余裕で載せる事が出来ます。
大きな荷物は今はもう当たり前になっていますが後部座席を倒すとさらに大きな荷物を載せる事が出来る仕様です。
ドライバーアシスト機能
自動ブレーキシステムなどは搭載されませんが万が一車のコントロールを失った時自動的に姿勢を制御してくれるVSCとTRCと急ブレーキ時タイヤのロックを防止するABSが装備されます。VSCはアンダーステアフロントがグリップを失う事を抑制、VSCはオーバーステアと言うドリフトしたような感じで後輪が滑ってスピンしてしまう事故を抑制してくれます。
足回り
足回りの方なのですが余りカタログに情報が乗ってなくてなんとも言えないのですが、フロントは全グレードベンチレーテッドとなります。ただやはりスチールホイールだと重たくなるので同じグレードでもアルミとスチールだとブレーキングレスポンスは大きく異なりますがこの資料を見る限り16インチホイールにしては大きなベンチレーテッドディスクが採用されています。資料は純正アルミホイールです。タイヤハウスのすき間が大きいので17インチホイールにするかTRDの20mmローダウンサスペンションキット取り付けるとかなりスポーティーに見えると思います。
もし買うとしたらどのオーリス？
どうなんでしょう、シャー専用オーリスが沢山中古で出回ってしまってました。結構いい値段するのですが150Xが多かったです。恐らくエンジンパフォーマンスがもの足りなく手放した感じがありそうだと思うのですが。もしも乗るなら1.8LのRSか180Gが良いのでは無いでしょうか。180Gで1280kgで143馬力ありますのでそこそこのパフォーマンスはありそうなのですが欲を言えばもう少し馬力が欲しいところです。86は狭くて実用性が低いけれどもMTを運転したいと思う方にRSはぴったりなのでは無いでしょうかと思う次第です。後はドレスアップを楽しみたい方にもお勧めだと個人的には思います。