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レクサスのお父さんセルシオ、今もUFC30/31は人気が高い

バブル経済が始まる少し前にトヨタから高級セダンとしてセルシオと言う車が発売されました。当時は日産シーマも同時期に発売が開始されたと記憶します。発売当初から北米向けセルシオを「レクサス」として販売していたのは有名な話でバブル経済の時爆発的に売れたセルシオに変わって逆輸入の当時はレアな車として扱われていたレクサスを乗り回すのが金持ちをアピールする別の手段に使われた事もありました。

初代セルシオ

ただ、バブル期にレクサスを手にするには至難のわざと言うか円高でもなかったはずですのでものすごい金額が必要だった様に記憶します。

セルシオの海外仕様レクサス(LS400)です。何故今のレクサスブランドへ至ったのかは詳しく知らないのですが基本的に今のレクサスは元来このセルシオが生みの親と言うことになります。

LS400

 

さすがにセルシオも旧車イメージを払拭できないフォルムになりつつはあるのですがセルシオ最終型(三代目)のUFC30/31はまだまだまちなかでもよく見かけますし人気が高いのでピックアップしてみたいと思います。

三代目セルシオUFC30/31

販売された年は2000年8月から2001年8月まで前期モデルと2003年8月から2004年7月後期モデルが販売されています。UFC30は通常のバネサスペンションが採用されUFC31ではエアサスペンションが採用される違いがあります。

これがエアサスです。この方式がUFC31セルシオに採用されていると言うことになります。

エアサスキットサンプル

こちらが一般的な車両に採用されるバネ式のサスペンションダンパーです。エアサスと一般的なサスペンションとどちらが良いのかに付きましては基本的にエアサスの方が高価となるのですが私はエアサスの車両に乗ったことが無いのでわかりません。ただヘタリは少ないと思います。

通常のバネサスペンション

 

前期と後期型では余り違いはないのですが写真をピックアップしてまいりたいと思います。UFC30/31自体の外観の違いはないのですがA/B/C仕様によっては若干の外観の違いはあります。

前期モデルのフロントグリル周りのデザインです。ヘッドライトデザイン回りは後期型と余り代わり映えはないのですがバンパーしたのスポイラー回りは後期型の方がかっこいいです。

セルシオUFC30/31前期フロント

こちらが後期型のフロントグリル回りのデザインです。バンパーしたのスポイラー部分のウインカーとフォグライトが細長のレンズを採用します。

 

UFC30/31セルシオ後期フロント

 

こちらが前期のテール周りのデザインです。バンパーやテールライトレンズ類の変更点は無く共通です。

セルシオUFC30/31前期テール

 

こちらが後期モデルのテール周りの写真です。特にフェンダーが出ているとかそのような変更点は無く共通です。サイドステップ回りも同じ。

UFC30/31セルシオ後期テール

こちらが前期の運転席回りの写真です。後期型とインパネ回りとナビ位置それにシフト位置の変更は無く共通です。

セルシオUFC30/31前期運転席

 

こちらが後期型の運転席回りの写真ですす。

 

UFC30/31セルシオ後期運転席

 

前期のインパネの写真です。4眼レイアウトで左側から燃料レベルメーターとスピードメーターとタコメーターと水温メーターの配列となります。シフトインジケーターはLED点灯式で選択レンジの表示モードしか備わっていない。

セルシオUFC30/31前期インパネ

後期型のインパネです4眼レイアウトは同じなのですが真ん中にシフトインジケーターが備え付けられています。これは大きな違いです。

UFC30/31セルシオ後期インパネ

キャビンも同じです。これは前期モデルのキャビン。ドアの木目パネルが高級車を盛り立てます。

セルシオUFC30/31前期キャビン

後期のキャビンです。同様に木目パネルデザイン。

セルシオUFC30/31後期キャビン

ドアをこの様に開くとちょっと木目パネルがとても威圧的でかっこいいです。

 

セルシオUFC30/31のドアを開いた写真

トランクルームも同じでトランクスルーにはなるのですが6:4分割シートとはでは無い。運転手を付けて走る高級車の位置付けなのでその点は庶民の車とは違う。これは前期のトランクです。

セルシオUFC30/31前期トランク

後期型のトランクも同様にトランクスルーにはなりますが6:4分割シートでは無い。

 

セルシオUFC30/31後期トランク

 

UFC30/31のスペック

  • 前期型全長x全幅x全高 4995×1830×1490mm
  • 後期型全長x全幅x全高 5015×1830×1490mm
  • ホイールベース 2925mm
  • トレッド前/後 1570mm/1570mm
  • 乗車定員 5名
  • 車両重量 1780kg-1850kg
  • 最小回転半径 5.2m
  • 燃料消費率 10・15モード  8.2km/L-8.9km/L
  • エンジン型式 3UZ-FE
  • DOHC・V型8気筒
  • 総排気量 4.292cc
  • 内径x行程 91.0×82.5mm
  • 圧縮比 10.5
  • 燃料供給システム EFI
  • 最高出力 206kW(280ps)/5600回転
  • 最大トルク 403Nm(43.8kg.m)/3400回転
  • 使用燃料・タンク容量 無鉛プレミアムガソリン・84L
  • 駆動方式 FR
  • トランスミッション 5AT/前期 6AT/後期
  • サスペンションフロント ダブルウィッシュボーン式
  • サスペンションリア ダブルウィッシュボーン式
  • ブレーキ フロント・リア ベンチレーテッド

前期型と後期型の大きな違いはトランスミッションが前期5速で後期型は6速となり燃費も後期型の方が若干良くなる形です。バンパーの形状も後期型の方が若干長いので全長も+20mmとなります。何れにしても若い子が乗るセルシオはローダウンしてエアロ組んで乗るのが人気みたいですのでノーマルフォルムでそのまま乗るのは現状無いと考えられますので車両サイズは参考値までと言うことで。手前のセルシオはエアロバンパー+サイドステップとローダウンさせてますよねとても良く似あってます。奥のセルシオはローダウンしていると思うのですがバンパー回りはノーマルだと思うのでローダウン+ホイールインチアップ辺りでしょうか。とてもかっこいいです。

エアロを組んだセルシオ

 

何れにしても古くてもV8エンジン4200ccもの巨大なエンジンを搭載しているので今でもバリバリ速いですし走行10万キロぐらいでやっと辺りが出る程の排気量なので10万キロオーバーでもこのクラスならまだ新車のエンジン分類になるものと思われます。安全面も言うこと無しで下手な軽四輪とレーダーサポートシステム入れている車よりも100倍は安全です。結構な”威圧感”を持つので(後ろから煽られたり、幅寄せされたり、車線変更の時入れてくれない等のいじわる行為を受け難い)2014年現在でもとてもお勧めな車だと言えます。ただ税金が年間75600円(自動車税Wikiより)必要なのと、10・15モードでリッター辺り8kmしか燃費が伸びないので恐らく街乗りだとその半分しか燃費は伸びないのでリッター辺り4kmから5kmのガソリン代が必要になるネックをクリア出来ればと言うことになります。

セルシオUFC30/31エアロ装着車

 

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